DEAD POP FES 2016 川崎市東扇島東公園

2016-07-11 23:25:21 | 音楽

SiM主催の夏のフェス、です。
7月9日10日の二日間行われました。
出演者がこわっぽい感じです。
そんな中にゴールデンボンバーさん入れてもらいました。
たぶんお客さんは「ちょっと毛色違うんじゃね?」と思っているでしょうから、
ここはひとつ本気を見せないと。ファンも。

でもこのフェスのコンセプトが「壁を壊す」なんですってー。
ならばうってつけよね。

そう思って行って来ました!結構気合入ってます。
ちなみに、フェスとしては初めて、一人じゃなく二人で参戦。
Oさんのお姉ちゃんと現地集合しました。

川崎なので地元の駅から2つ。
しかーし、川崎駅からがちと遠い、無料シャトルバス乗り場まで15分、
そこから乗ること約25分で会場です。
まず物販ブースをちょろりとのぞく。
SiM以外ほとんど行列はなし。
SiMのブースも9日は70分待ち(!!)とかだったそうですが、
10日の列はそれに比べりゃ待ったうちに入らないような。

公園なのでそこここに芝生の部分があり、休めるのは嬉しい限り。
今日はどろどろにならずに済みそう?1日よろしくお願いします。


ちなみに、この日は晴天でしかもそんなに暑くはなく、割と過ごしやすい方でしたが、
初日は雨で、寒いという呟きが多々。


会場は大小のステージが向き合うような形で二つ。
大きい方→CAVEステージと、小さい方→CHAOSステージとで順番に演奏が行われます。
二つはそう離れていないので、大の方で次のステージを待ちながら、
小で行われている演奏を遠目で見たり聴いたりも出来る、と、
なかなかいい距離感です。

これは大きい方の「CAVEステージ」。

お姉ちゃんはCROSSFIATH、私はもちろんゴールデンボンバーがお目当てです。
私が着いたときには、10FEETがあと残り2曲、というところでした。
10FEETはSiMにとっての先輩バンドで、「京都大作戦」というフェスをやっている点でも先輩。
その先輩からの「みんな、今日はSiMのために最後まで笑顔で楽しんで行ってや」
というエールに、両バンドともよく知りもしないわたくしはすでに涙腺が緩み、
「何か知らないけどいいわねっ」みたいな感じになっております。

そのうちにお姉ちゃん到着。
まずは腹ごしらえをし(ソーキソバ美味しかった、写真撮るの忘れた)、
MIYAVIを途中から見に行きました。
テレビで見て「何じゃこの弾き方ーギターなのに?カッコええ~」
と思ってCD借りたりしました(しかしそのCDは何故か今一つ面白くなかった)
どんなかはこの動画の0:55辺りからで見られます。
GiGS1月号 雅 MIYAVI 奏法にキミもチャレンジ!


本物セクシーざました!

次はお姉ちゃんの本命CROSSFAITH。
向こうのMy Hair is Badを聴きつつ待つ。
ふと気づくと辺りは野郎だらけ…。
そしてこのフェス、今まで行ったどのフェスよりも「黒いTシャツ率」がダントツで高い。
んまぁなんとなくそんな気はしていたので私も「黒TAMIYA」Tで行ったんですけどね。
ここはドラマーさんがもんのすごかった!!
激しくかつ重厚かつ、なんだ?ドラムセットが華美!すべてがど派手。
多分今まで見た中で一番派手でパワフル。
だってタイコに毛が生えてたもん!
Crossfaith -arabaki'16-

(毛が生えてた動画が他に見つからなかったので…)
音楽の分類がよくわからないのでウィキペディア先生に聞くと「メタルコア」って書いてある。
コアがなんだかよくわからないけれどそういうことだ。激しい。デスボ。でも聴きやすい。
そしてファンも激しい。
巨大なサークルが出来てぐるぐるしていた様子。
モッシュに参加する人間が増えると急にあたりが閑散とする。

音楽としては結構好き。
しかしいかんせんボーカルが怖い。
お姉ちゃんはここをクリアするのに3年山に籠って精神統一をはかり、
「音楽はボーカルの顔にあらず、心で聴くべし」という悟りを開き、
ベースのファンになり、現在に至るそうです。(3年はウソです)

それにしても演奏、盛り上がり共に圧巻のステージでした。
激しくて上手ってすばらしいよねー。

そして「このフェスでここがこんなに盛り上がるなら、ノクブラも行けるんじゃないか??」
とずっと思ってたですよ、チケ神さま!

ここで一旦お姉ちゃんとお別れ。
私は同じ「大」のステージで次にあるゴールデンボンバーのために、前のほうで待機。
お姉ちゃんは芝生エリアに下がり、まったり観戦へ。

「小」のステージは04 LIMITED SAZABYS。声高い。を聴きつつ、センター前から10列目くらい。
こういうときに周りに違うバンドのTシャツ着てる人がいるとすごく動向が気になります。
ほぼ金爆ギャ(金爆ファンのことです)と思しき中に、
SiMのカップル2組。+ちらほら。
ステージが始まるとSiM組さんたちもフリやって盛り上がってるじゃないですか!
男の子のフリが微妙に違うのが初々しくてなお嬉しー。新鮮。
こういうときに「はぁ来てよかったな…」と思います。

自分はそれこそ「渦中の人」なんでいつも、全体的にはどうだったのだろう?
と思うのですが、
あとでお姉ちゃんに聞くと「すごい盛り上がってた」ということなのでよかった。

ステージ上では案の定ひとつ前の「CROSSFIATHさんのステージにビビった」と鬼龍院さん。
「地獄絵図だよ、この世の終わりみたいだったよ」と研二。
「客席が巨大な洗濯機みたいになってましたもん」と淳くん。

そんな中、「今日はたくさんのスポンサーさんがついてくださってて…
サガミオリジナルさん!避妊は大事!」との前フリのあと、
コン○ームのかぶりもの(もちろん段ボール製)で出て来てサガミ製品をばらまく喜矢武さん。
と、
風に押されてか、うまく撒けずにステージに舞い戻ってしまった分を拾いに来たSiMのメンバー(嬉しそう)。
と、
再度投げられた避妊具(研二か喜矢武さんが投げたもの)がおでこに当たって痛かった私。
と、
痛みでひるんでいるうちに、地面に落ちたそれを速攻で隣の人に拾われた私。

それ私んだよ…私のおでこのだよ…。

だいたいこんな感じでした。
元カレ殺ス/まさし/抱きしめてシュヴァルツ/トラウマキャバ嬢/†ザ・V系っぽい曲†/女々しくて
金爆ギャの本気のヘドバンにちょっと引いてたSiMガール。
喜矢武さんの2拍だけの生ギターに「おおお弾いてる!」とどよめく観衆。
など見どころ満載でした~。
女々しくてでモッシュ起きてたらしい、見たかった!!

で、
最初はこれでもう帰るつもりだったんです。
ですがね。
初日の前の晩ですかね。
フェスの公式サイトの飲食店情報見ながらいつも、
「何食べよっかな~♪」って探すのが楽しみなんですが、
DEAD POP FES様のサイトにはさすが硬派なのか、
そんな甘い情報は1mmも載ってないんざんすよ!
「なんてこった!」と怒りながら寝たら、
SiMのボーカルのMAHさんが夢枕に立ったんです。

う、、、これは、、、
トリのSiMまで見て帰れということか…。

当日も、一旦は帰ろうかと思ったのですがお姉ちゃんの華麗なフォローにより、
最後まで居られることに。


ということで一旦アルコール休憩をはさみ、
乾杯してからDRAGON ASHを見て、
「いややっぱこなれてるというか垢ぬけてるというか、ダテに長くやってないなぁ」
などなど思ってました。
あと、ダンサーさんが二人もいてびっくり。
タイプの違う二人とてもよかったなぁ。惹き付けられちゃう。
ベースがKenKenだったのであれっ??と思っていたら、
ベースの方が2012年に急逝されたそうです。

さて最後はSiM、当たりも暗くなってきました。

やはり後方から聴こえてくるCHAOSステージトリのThe BONEZを遠目に見つつ待つ。
さすが上手い、全体に締まった感じ。
ここまで出て来るバンド出て来るバンド、みんな繰り返し「SiMありがとう~~!」
とステージで叫んでた。

そしていよいよSiMの登場です。
なんかもう、全体的に、いまかいまかの空気がすごい!
人も多いし、当たりが暗いから醸し出されるちょい危険な匂いもある、
匂いといえば何故か会場にずっと生臭いにおいが漂っていて(お姉ちゃんは「オキアミの匂い」と言っていたがわかる気がする)、
お互い「自分が臭いのかと思ってた」と言い合ってたんだが、
そんなことはもうどうでもよくて、

ついこないだまでSiMに何の興味もなかった私も最終的には記念にと、お姉ちゃんとサークル走ってましたしね。
客席(椅子はないけど)真ん中辺に多分PAスタッフ用の白い小屋みたいのがあって、
「そこを中心に回れ!今日一番でかいサークル作れ!」とMAHさんが言うので。
じゃぁ、と。
しかしその後、
後ろに戻ろうとするときに人波に阻まれてお姉ちゃんと生き別れに…。

とにかくステージ上もお客さんも熱かったなー!
楽しもうぜという気持ち、一年間これを待っていたであろう気持ち、
一年かけたのにこれで終わってしまう、という気持ち…。

それらに乗せられた訳でもなかろうけれど、
何回YouTube見てもピンとこなかったSiMの音楽が、
ライブで聴くとすごくよかったんですね。
レゲエとかスカの要素が入ったパンクってことなんだけど、それはいいとして、
そもそもMAHさんの声が割と高めなのがあんまり響いてこなかった理由だったのに、
現場で聴くと全然気にならない。
圧倒的で激しいファンの動きを目の当たりにしたこともそうだけど、
曲の構成が凝ってるなと思ったり、なんとなく懐かしいレゲエのリズムを感じたりしてるうちに、
なんだこりゃー楽しいしカッコいいわ、そりゃフェスも盛り上がるわな!!
と全身で納得してました。

最後にアンコールでCROSSFIATHとのコラボを一曲。
その前に全バンドで記念撮影。
その時に鬼龍院さんがMAHさんのコスプレで登場!

キリショー☆ブログ
SiM - Dance In The Dark (OFFICIAL VIDEO)

これかな?

このブログ記事にも書いてるけれど、
すごいいものを見せてもらった、という感覚、本当に同じだし、
金爆のみんながそんな風に感じたものを私も見られてとても良かった。
淳くんの記事も
淳くんブログ

いくつかフェスを経験して感じたのは、
バンド主催のフェスには温かみがあってとても血が通っている気がするということ。
この日も最後に、
「フェスを実際に運営してくれているのはたくさんのスタッフさん。
出来れば帰りに見かけたらお疲れさまとかありがとうとか、一声かけてあげて欲しい」
「最後にこんなこと言うのもあれだけど、
モッシュの時、空のペットボトルが宙に舞うの何回もステージの上から見た、
俺はああいうの好きじゃない、誰かが拾うことになるんだから。
だったらその前に捨ててきてほしい」
とMAHさんが言ってて、
ああこうやって毎回よくなっていくんだろうなと思いました。
出る側も、「あのバンドのためなら」って思って来るのだから思い入れが違うだろうし。

氣志團万博の時に感じた「いいなぁ~」ってしみじみするもの、
それに似てて、そしてまた少し違ういいなを昨日はたくさん感じました。

お付き合いいただいたOさんのお姉ちゃんありがとうございました!
これからもどんどん好きなバンド増やして泥沼にはまってください!!
(あ、その後奇跡的に観衆の中で再会できました♪)

リストバンドかっこいいな。