ドキュメンタリー映像から始まりラストまで、緊張感あふれる運び、
ほぼムダのない構成、編集、演出でベン監督、うまい!
私の鑑賞は激減しているが、この3年位でもベストワンと言っても過言ではない。
ちょうど、録画した彼の映画を再見しようとしていて
出演作もほとんど見ていて、何か気になる俳優だった。
監督として伸びる?ここまでできるとは驚き、感心した。
Jクルーニーが製作、彼らしい担当ではないか?
映画の評価は全体のバランスをみることが大事だとは思う。
もちろん何か1つが突出している良い出来映画もあるだろうが。
中東の革命からの事件劇、エンターテイメントとしても
バランスがとれていた。
イランの歴史、政治、米との関係から始まり、
CIAという組織、仕事、家族まで、ニュース映像も入れ
うまく2時間におさめてある。
ハリウッドって、こうなのよ、的皮肉を、Aアーキン、Jグッドマンは
語りあい、笑うシーンでは、ハリウッド批判も感じられ
ベンの心にも少しあるの!(^^)!
ハリウッドという特殊な世界、環境を利用し、
封印されていた、救出劇を実行する決意が伝わってくる。
実行の心が見どころだ。
アーキン、グッドマンの会話も粋、電話を危機一発でとるシーン、
あれはホント・・(^_^)できすぎだね。
ドキドキ。
ベンはこれで、CIA役、おさな馴染みのマットのボーンと同じ役をけいけん
したことになった。
監督兼CIA役。
彼は命がけで任務を遂行する合間に、離れてくらす息子と電話する。
息子は「猿の惑星」を見ていて、それがヒントになるのも、上手い!
イランの砂漠、SFで行こうと。
米の息子はTVを見、イランの子供たちはシュレッダーにかけた紙を
元にもどすという途方もない作業をする、何日かかるのだろう!
あそこまでの分析、追跡には唖然とするが、それが革命というものだろう。
カナダ大使の妻は、アジア系で初め家政婦さんかと思ったが
時代を思うとべトナム戦争からの亡命者か?
夫婦の強い意志がなければ彼らはとっくに見つかっていただろう。
混沌としたバザールのシーンなどでイラン人の言葉の字幕がでないこともあり
それはあえてだろう、異国を感じさせるために。
ラスト、空港での危機的なシーンでは、脱出を渋っていた男性が得意の
言葉で若い兵士たちの気をひいていく、ユーモアも交え、
せいいいっぱいの演技での圧巻シーン。
どこの国でも若者は娯楽好き、映画もそう。
絵コンテ、ポスターを見て気が緩む。
もし、ここが平和なら彼らも普通に楽しめる日々を持てるのだろう。
アメリカはイラン、キューバが大嫌いな国。
封印されたこの作戦、原作はなく(当然か)
HOW the CIA used a fake SCI FI flick to rescue americans from Tehran
という記事からのホンだそう。
イラン人を多少悪で、書いている感じもあるが、革命、混乱の中
しんじつは?で脚色もかなりあるだろう。
79年から18年封印されていたこと。
多数の大使館員の事は少し記憶にあるが、6名のことは全くしらなかったのは
秘密を確実に通したからだ。
大使館勤務という仕事、どの国に勤務するかで
命がけになること、祖国で無事に過ごせる事がどれほど大切かを想うラストだ。
良かったのでベンを調べると、スコットランド系だった。
アフレックという姓はスコットランドにおおいとある。
どこか米とは違うムードも持っている彼、そういう血のせいなんだ・・
出国前夜、寝ずにウィスキーをラッパ飲み、スコットランド風?か。
8歳からマットとは友人で、グッドウィルが97年、オスカー受賞。
30歳位で受賞し15年たち、今はそれぞれの道へ。
ジェニロペとも付き合ったが(意外)、Jガーナーと結婚
3人の子供、息子は今年誕生。よきパパなのか~
余談、夫は96年に仕事でイランへ行った。
食事はつねにシシカバブ、おしくない、と。
ホテルでもあまりいい物はなく、外でサンドウィッチを売り歩く人はいた。
革命で、いいコックは皆逃げてしまったのではと。
アルコールは大使館内でも飲めていたが、外国人用の場所では飲める。
イラン人はおかねがあれば、ドバイに行って飲んでいたと。
お祈りは、厳格で日に5回必ず。
宗教のしばりは相当だった。
イスラムの宗教を信仰し、アラーの神がついているからという教えが
中東の心の核と思わせる表情を感じ、良くも悪くも信仰の強さが出ていた。
この映画でもわかるが、テヘラン、すぐ山山がみえ
日本で言うと長野みたいに、高地、少し走ると山へ行かれるようだ。
夫は仕事で接した人々は、おだやかな人が多かったと。
この映画は、まさに革命時の人々の顔なのだと思う。
他のイラン映画を想っても、田舎、のんびりとすぎる日々が浮かぶから、
限定された1つの時の映画だろう。
ベン監督、今年、最後の映画かもしれない、
ありがとう!たのしい時を。
ほぼムダのない構成、編集、演出でベン監督、うまい!
私の鑑賞は激減しているが、この3年位でもベストワンと言っても過言ではない。
ちょうど、録画した彼の映画を再見しようとしていて
出演作もほとんど見ていて、何か気になる俳優だった。
監督として伸びる?ここまでできるとは驚き、感心した。
Jクルーニーが製作、彼らしい担当ではないか?
映画の評価は全体のバランスをみることが大事だとは思う。
もちろん何か1つが突出している良い出来映画もあるだろうが。
中東の革命からの事件劇、エンターテイメントとしても
バランスがとれていた。
イランの歴史、政治、米との関係から始まり、
CIAという組織、仕事、家族まで、ニュース映像も入れ
うまく2時間におさめてある。
ハリウッドって、こうなのよ、的皮肉を、Aアーキン、Jグッドマンは
語りあい、笑うシーンでは、ハリウッド批判も感じられ
ベンの心にも少しあるの!(^^)!
ハリウッドという特殊な世界、環境を利用し、
封印されていた、救出劇を実行する決意が伝わってくる。
実行の心が見どころだ。
アーキン、グッドマンの会話も粋、電話を危機一発でとるシーン、
あれはホント・・(^_^)できすぎだね。
ドキドキ。
ベンはこれで、CIA役、おさな馴染みのマットのボーンと同じ役をけいけん
したことになった。
監督兼CIA役。
彼は命がけで任務を遂行する合間に、離れてくらす息子と電話する。
息子は「猿の惑星」を見ていて、それがヒントになるのも、上手い!
イランの砂漠、SFで行こうと。
米の息子はTVを見、イランの子供たちはシュレッダーにかけた紙を
元にもどすという途方もない作業をする、何日かかるのだろう!
あそこまでの分析、追跡には唖然とするが、それが革命というものだろう。
カナダ大使の妻は、アジア系で初め家政婦さんかと思ったが
時代を思うとべトナム戦争からの亡命者か?
夫婦の強い意志がなければ彼らはとっくに見つかっていただろう。
混沌としたバザールのシーンなどでイラン人の言葉の字幕がでないこともあり
それはあえてだろう、異国を感じさせるために。
ラスト、空港での危機的なシーンでは、脱出を渋っていた男性が得意の
言葉で若い兵士たちの気をひいていく、ユーモアも交え、
せいいいっぱいの演技での圧巻シーン。
どこの国でも若者は娯楽好き、映画もそう。
絵コンテ、ポスターを見て気が緩む。
もし、ここが平和なら彼らも普通に楽しめる日々を持てるのだろう。
アメリカはイラン、キューバが大嫌いな国。
封印されたこの作戦、原作はなく(当然か)
HOW the CIA used a fake SCI FI flick to rescue americans from Tehran
という記事からのホンだそう。
イラン人を多少悪で、書いている感じもあるが、革命、混乱の中
しんじつは?で脚色もかなりあるだろう。
79年から18年封印されていたこと。
多数の大使館員の事は少し記憶にあるが、6名のことは全くしらなかったのは
秘密を確実に通したからだ。
大使館勤務という仕事、どの国に勤務するかで
命がけになること、祖国で無事に過ごせる事がどれほど大切かを想うラストだ。
良かったのでベンを調べると、スコットランド系だった。
アフレックという姓はスコットランドにおおいとある。
どこか米とは違うムードも持っている彼、そういう血のせいなんだ・・
出国前夜、寝ずにウィスキーをラッパ飲み、スコットランド風?か。
8歳からマットとは友人で、グッドウィルが97年、オスカー受賞。
30歳位で受賞し15年たち、今はそれぞれの道へ。
ジェニロペとも付き合ったが(意外)、Jガーナーと結婚
3人の子供、息子は今年誕生。よきパパなのか~
余談、夫は96年に仕事でイランへ行った。
食事はつねにシシカバブ、おしくない、と。
ホテルでもあまりいい物はなく、外でサンドウィッチを売り歩く人はいた。
革命で、いいコックは皆逃げてしまったのではと。
アルコールは大使館内でも飲めていたが、外国人用の場所では飲める。
イラン人はおかねがあれば、ドバイに行って飲んでいたと。
お祈りは、厳格で日に5回必ず。
宗教のしばりは相当だった。
イスラムの宗教を信仰し、アラーの神がついているからという教えが
中東の心の核と思わせる表情を感じ、良くも悪くも信仰の強さが出ていた。
この映画でもわかるが、テヘラン、すぐ山山がみえ
日本で言うと長野みたいに、高地、少し走ると山へ行かれるようだ。
夫は仕事で接した人々は、おだやかな人が多かったと。
この映画は、まさに革命時の人々の顔なのだと思う。
他のイラン映画を想っても、田舎、のんびりとすぎる日々が浮かぶから、
限定された1つの時の映画だろう。
ベン監督、今年、最後の映画かもしれない、
ありがとう!たのしい時を。
DVDでもまた見たいです。
イラン、そうですか。
遠い目。
若き日と今の気持ちが
見えますね~~。
私も、イスラム圏初出張だったので、少し心配でしたが、同じく、今は、とても遠い目で、目をつぶるくらい(^_^)
そんな事を思い出させてくれた映画でした。
緊張感が何とも言えませんでした。
最後まで気が抜けず。
カナダ大使館のご夫妻もいい人でしたよね~
>余談、夫は96年に仕事でイランへ行った。
わははは~
うちの夫もイランへ行ってます!
83年ごろですから、それより13年前ですが・・・
結婚したばかりで、イランイラク戦争中で、電話で話していると「空襲だ!ぶつん」なんて切れて、「死んだかも」と泣きました。(あのころは・・・遠い目
映画の評価は、人それぞれでいいと思います。
例えば、主に物語がいいか悪いか、で評価する人もいますし、俳優、演出だけとか~
私は、できるだけ全体を見渡し評価をしたいですが、それでも嫌いな俳優だと点は少し低めになるのは、人だからか~(;一_一)
映画は、いろいろな視点から評価できるので総合的にバランスがいいと、見ていてうれしいです。
ベンのこと。
うちの子と誕生日が同じこともあり、私も好みのタイプで、ずっと見てきました。妻となったJガーナーも好きです。
彼、これで3作目。07年の「ゴンベイビーゴーン」で初監督、そうかなとみると面白く、次の「タウン」も割によく、監督しても、いけるか~と感じていたら、アルゴ、でした。
ちょっとCIA万歳的な内容ですが、それでもよくまとまっていました。
こんな事、あるの!ほぼ事実でしょうから、それも凄いなと~
これから、どんな映画を創るか、期待の意味もこめて推しました。
昨年の感想ですが読んでくださり嬉しいです。
月曜から出張に出ていたので、報告と御礼が少々遅くなってしまいましたが、過日の拙サイトの更新で、こちらの頁を例の直リンクに拝借しております。
本当にバランスのいい作品でしたよね。ユーモアとシリアスのみならず、様々な点でのバランスのよさを感じました。まさにこちらにお書きのとおりの点だと思います。
どうもありがとうございました。