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銀の人魚の海

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時給10円という現実 消えゆく農民

2025-02-18 | ドキュメンタリー NNN、Nスぺ、ガイア、BS世界のドキュメンタリー~など

TV朝日放映。山形放送制作。賞をとった。

初めに、時給10円は、大げさ。このタイトルで

ひきつけようはわかる。

菅野さん。山形長井市出身、実家は農家。長男、大学卒後、農業をついだ。

成田三里塚闘争にも参加。

今、75歳、190センチ、100キロの偉丈夫。

平飼い養鶏もしている。ケージ飼いの鶏は一生地獄の生活と。

羽を広げられない、向きを変えられない。

狭い中で卵を産むためだけに生き死んでいく。

妻は教員をやめ結婚後、二人で農業をしてきた。

70年代、政府は減反政策に。米農家の激減。

農薬散布の飛行機をみて、孫たちを思い減農薬をと考える。

生協にかけあったら、やりますと。生協に減薬米をおろした。

長井市、実家の近くの水田は減っているが、

菅野の長男がついでくれた。家も新築らしく、センスよくきれい。

多分、長男の妻は公務員などで、収入が確実にあると推測。

こういうケースはたいていそう(^^)/

40代長男は3人子供がいる。この付近では一番若い跡継ぎ。

田は年々減っている。気候変動も生産に大きく影響。

猛暑、豪雨で雑草とりに追われ、稲が雨で下がってしまうなど

問題はつきない。

昨年9月頃、お米が足りなくなった。

その後も価格はあまり変わらないので

政府は備蓄米を出す予定になった。

来年もか・・生協パルシステムのお米の方が、スーパーより、

まだ少し安い。

前は150円位は高かった。

菅野は農業の本も出し、大学でも講義をしている。

長年の作業で腰をいため、杖で歩く。大変だが楽しい仕事、

土と生きると語る。

自宅はほぼ自給自足、野菜を育て卵もある。

大きな田ではなく、個人が少しでも何かをつくれば

食料自給率が上がる。

斎藤幸平が語っていたこととつながる。

ドキュメントで見た、養鶏業の若い世代の方ともつながった。

都市部に人口が集中、超高齢化、野菜などは

見た目を気にするなど、日本は難題がある。

〇公益財団法人 民間放送教育協会に加盟する全国33の放送局から企画を募集し、その中から最優秀企画を選んで、

1年かけて制作・放送するドキュメンタリー番組「民教協スペシャル」。

今年は山形放送制作の『時給10円という現実~消えゆく農民~』

 農民はこの20年間で半減、8割が60代以上。稲作農家の年間平均農業所得は2021、22年と2年連続で1万円。時給に換算すると10円。

かつて成田闘争で共に闘った夫婦から見た「農なき日本」のリアルとは…。  

「稲作農業は本当に大変な状態。多くの農民がものを言わずに消えていく。どれだけ大変かが世に伝わっていない」。  

コメ農家など1経営体当たりの2022年の収入は補助金を含めて378万円。

肥料代や光熱費なの経営費を除けば手元に残る所得は1万円、

平均労働時間で割った時給はわずか10円。稲作農家は特に高齢化が顕著で、

20年後に今の60代以上が引退してしまうと現在の1割台にまで激減すると見込まれている。 



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