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銀の人魚の海

日々の思いを好きに書いています。映画、海外ドラマ、音楽、本。
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おとな二人の午後 五木寛之 塩野七生

2020-09-04 | 本、雑誌
五木寛之、塩野七生(イタリア在住作家、夫もイタリア人)対談集。

現在87歳。

家庭画報(一番重い雑誌?)の連載が文庫化。1年くらい長いもののよう。

20歳前頃、五木寛之が好きだった時期がある。

数年間くらいか?

その後はとくに読んではいない。

エッセイなどは目を通し、昨年あたり、車の免許を62くらいで

返納したこと、を読み、

車大好きなのに偉い!?と思った事を書いたと思う。

この本はブックオフ、気軽に読めるので買った。

最近、といっても20年前、のローマなどでの対談。

塩野は興味はない。

400ページもある対談、読みではあるので
興味ないとこはざっと。

驚きは、五木は、30年間(20年前の本で)ずっとホテル暮らしだということ。

30代後半からくらい。

横浜の自宅に2、3日、あとは東京のホテル。

ホテルはずっととってあるという。
旅も多いので、うろうろの生活、書斎はない、とある。

確か、昔、女医さんと結婚したはず。~記憶あっていた、金沢の精神科医と結婚、

離婚?子供はいないと思う。

今は一人?。

初めに、ファッションの事、

二人とも服へのこだわりがすごい。

服だけでなく、バッグ、靴、時計なども、
お二人とも、当然ブランド名がずらり。

ちょっとひいてしまう。

裕福なので可能だろうが、

知らないブランドのお勉強になった。(笑)

「子供は親孝行しなくていい。親は子供に期待しなくていいというのが主義」

たぶん、子供はいないと思うが、これはそうだと思う。

子どもへは少しだけ期待してもいいと思うが、

子供は、小さい時代に

親へ、可愛さなど、いろいろ喜びを与えているもの、

それ以上はのぞまない方がいい。

何より健康が一番。

日本人は討論が下手、勝手に話あってしまう、論じることに
なれていない。

相手を説得することが下手。問答は説得するもの。

五木は髪を洗わない!!30年、年2回~4回くらい、

ただ、指で頭皮をこすることをしている。

かゆくない、そうなんだ。

まだふさふさしているね。

病院もできるだけ行かない。
レントゲンも被爆と思う。

~病院は私もきらい、なのでよほどでないと行かない。
外科系はいかざる得ない時もあるが~

これは塩野も同じ、死んだら終わり。

風邪くらいで行くはとんでもない。

戦後50年、1回も入院していない。

下血があっても。

でも元は腺病質で病気は多かった。

ここから気圧の話、ここが面白い。

ドイツでは気圧が低いと、アウトバーンの速度を落とす指示がでる、
外科の大手術もやめるという。

天気図をみる健康法。
五木は朝、天気図をみて気圧の配置を調べるという

低気圧への対処法、アルコール、お風呂などの入り方も
細かく決めている、

仕事も減らす、原稿はかかない。

気圧で体の変化をとても感じる方。

ずっと治す方法をかんがえてきた。

片頭痛が大変だったが、気圧を知り、やっと50過ぎから
なくなった、という。

返納したが昔の対談なので、車のこともいろいろ。

ある種の男にとり、車は女性以上の存在かもしれない、といってる(笑)

多数の外車についての語り。

レーシングカーの色のこと。

日本は赤、白、
プルトガルのラベンダー色が好きだそう。

塩野は父母が映画好きで、小さい頃から見ていた。
映画少女だったという。

昔の映画談義。

五木、
夏の嵐、が学生時代に大好きな映画だった。
原題は、官能、だそう。

俳優、森雅之、佐分利信、久我美子が好き。
Fアルヌール、Hボガード、クーパー(塩野が大好き)

若き日、必ず読んでいた作家。

80代後半か~

wikiをみたら、著作数の多い事!

作詞もしている。

多才な方だったと思う。

ルックスもいい。

32年福岡生まれ。

父母は朝鮮へ渡る。
ソ連侵攻の混乱で母は死去、

父と弟、妹3人で引き上げた。

苦労も多かっただろう。

33歳ころ、学生時代の友人と結婚、彼女の故郷、金沢に住む。

30代後半頃からホテル住まい、旅も多いとあるので、別れたのかな~

著作などの多さに驚く作家だった。

今月で88歳、お元気でお過ごしください。


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