離婚届け

 

ビートルズの最高傑作は
アビー・ロードだろうと私も
思ってはいます。
でも一作前のレット・イット・ビーが
個人的には一番好きです。
もうやり直す事はできないと
分かっているのに離婚届けに
サインをすることに踏ん切りがつかない
夫婦の寂寥感。
同じ方向を向くことはありえない
カップルの最後のあがき。
そんなモノをこのアルバムや映画
からは感じます。
この映画を見に行ってから
早５０年。一緒に行ったO君も
亡くなってしまった。
TWO OF USやONE AFTER 919でポールは
必死にジョンに向かってあの頃のように
と訴えますが、ジョンの心は
ヨーコだけです。
ジョージの美しい曲　I ME MINEで二人は
ワルツを踊りますが。。。。
ジョン　やる気がほとんどありません。
ポールの独裁？にジョージは怒るしね。
でも、このどうにもならなさに惹かれます。
アビー・ロードの成功は
ある意味　最終決断を予感しふっきれた
心境に達したからではないでしょうか？