マヨの備忘録・・・マヨのぼやきから

いろいろあったな・・・真実を知りたい!この一心で始めたブログだったが、知れば知るほど世の中の闇は深くなるばかり・・・。

恐怖国家へどうぞ

2008-04-23 09:09:36 | 陰謀論

光市の高裁判決にコメントしなくてはいけないだろう。報道が感情的過ぎると問題にされているようだが、国民のほとんどが死刑を望んだようだ。また、裁判の内容を聞いていれば、死刑が妥当だと思うのもやむを得まい。本当は私もこの問題は話したくないのだ。

しかし、この私でも死刑が妥当だと思うことがすでに怖い。これは最初から周到に準備された筋書きに沿って、18歳を一月、いや、一日でも越したら死刑にする既成事実を作る事にあったに違いないのだ。

私から言わせれば、18歳と一ヶ月のこの未熟な少年は、見事に国家にはめられた。最初の弁護士に騙され、死刑はないだろうと言う事で起訴事実を争わなかった。これがわなの第一弾だ。最低でも殺意は否認すべきだろう。

第二は橋下弁護士だ。人権弁護団を嫌う彼を利用し、世論を操作した。ほとんどの国民は橋下弁護士を支持したはずだ。

かわいそうなのは少年だろう。本来、18歳の彼に死刑判決はなかったはずだ。これから裁判員制度が始まるに当たり、国民の大多数は厳罰を望むようで、裁判官としてもここで判例を作っておきたかったのだろう。

今回の判決は重い。18歳未満と18歳と一ヶ月では天国と地獄である。それが国民の総意であるなら、それはそれでしかたがない。

私個人としては今回の判決は不当だと考える。もちろん罪は大きいが、年齢だけが引っかかる。自分がその年のころ、いかに世の中をなめていたかを思い出すと、もう一度チャンスを与えてあげたいと思うのだ。

最初の弁護士こそ彼を死刑にした犯罪者ではないだろうか。そして国民の支持を失った人権派弁護団が結果的に殺人犯になってしまった。ドラえもんを登場させる筋書きを書いた人も殺人犯である。

言うまでもないが、彼の犯行に同情の余地はない。しかし、どんな人間にも過去の生い立ち、生まれながらの境遇、その他、情状を探し出し、死刑はなるだけ避けると言うのが日本の司法だったのではないか。これでは私も死刑廃止論の人たちを支持せざるを得ないではないか。皆さんが判決を支持する中で、あえて私は異を唱えておこう。