日経ネットの記事から。
【ワシントン＝米山雄介】国際通貨基金（ＩＭＦ）は7日開いた理事会で、保有する金のうち403.3トンを今後数年間で売却する方針を決めた。財政基盤の強化が狙いで、ＩＭＦによると売却額は約110億ドル（約1兆1000億円）にのぼる見通し。2009年から3年間で1億ドルの経費を節減する歳出抑制策なども決定した。
売却するのはＩＭＦが保有する金の12.5％に相当する。市場の混乱を避けるため、各国の中央銀行とも相談しながら透明性を重視して売却。ＩＭＦは総額3億ドルの歳入強化策を策定しており、金の売却益を市場で運用し、運用収入を歳入に充てる。 (12:34)
IMFが経営不振？で金を放出すると言う。まったくのお笑いだ。高利で貸付け、無理難題を押し付けていたのが、各国が血のにじむような努力をして返済したため収入が減ってしまったのだとか。
金の価格が史上最高になっているこのときに、貯蔵してある金の一部を市場で売却すると言う。
まず、第一にその金は各国の中央銀行が供出したもので、本来売却できるものだろうか。そして、現実に400トンを売ると言うが、はたして在庫があるのだろうか。
いつ売るのか、どれだけ売るかは秘密にするべきなのに、透明性を高めると言う。
もしこの話が本当なら金の市場価格は大暴落するはずだ。金の元締め達はみすみす高価格で金を買うようなお人よしじゃない。あらかじめ相場を暴落させてから出物を購入する。なんども言うけど金価格は英国のロスチャイルド家が毎日決めているのだから。
放出される金がなくなってからもう一度相場を急騰させる。そうやって彼等はアメリカのFRBの持つ金を持ち去った。金キャリートレード（金を借りて運用する。）をしていた銀行はいまや破綻寸前。IMFの金を放出させ金相場を下げてもらうしかないのだろう。
私はIMFは放出する金をすでに失っていると思うが、もしあるとするなら金相場は大暴落するはずだ。なければ下がらないし、大銀行のいくつかは破綻する。さあ、どっちだ。
私はどちらでもいいが、もし大暴落したら、貯金を解約し金を買うね。もちろん、貯金があればだけど・・・。