商売やって30年、皆様に商売の鉄則を教えましょう。
たった一つの原則を守ればいいのです。これを守らないと失敗します。
それは、「貧乏人は金持ちに食わせてもらい、金持ちは貧乏人から金を巻き上げる」と言う事だ。
安売りの店を貧乏人が経営してはいけない。これは原則だ。貧乏人は高級品を扱い、金持ちにぺこぺこすればお店は繁盛する。逆に金持ちは大量に安く仕入れ貧乏人に安く売ってやるのだ。
私はこの原則を、15年ほど前にさる一流企業の役員さんからお聞きし、今後は金持ちからふんだくる商売を考えないとだめだと諭された。
なぜこんな事を今持ち出したかと言うと、私は大きな間違いをしたからだ。誰でもいつでも気楽にコーヒーを飲んでもらいたい。そう思って安売りコーヒーの店を始めた。思っても見なかったことだが、今、貧乏人はコーヒーを飲むゆとりすらなくなってしまった。こんな簡単な原則を忘れてしまった私は馬鹿だ。
一杯1000円のコーヒーをだし、「お帰りなさいませ、ご主人様。」、これをやらなければならなかった。私はわがままな人が嫌いだ。これでは金持ちを相手の商売はできない。私が金持ちならいいのだが、あいにく貧乏なので商売をやってはいけなかった。
相手のわがままを笑ってやり過ごせる人しか商売をしてはいけません。もちろんあなたが金持ちならかまいませんが・・・・。
さて、昨日から年金から国民保険の掛け金が天引きされ大騒ぎになってきた。相変わらずマスコミは焦点をずらす事がうまい。天引きする事が悪いと言う論調になっている、では、振込みならいいのか。そうじゃないだろう、一番問題なのは息子などの扶養者になっていて健康保険を払っていない人が保険代を払う事になることが一番の問題なのだ。
民主党はわざとこの問題を見逃し、選挙で戦う道具にした。汚い戦略と言わざるを得ない。
選挙に勝つ事より国民のことをもっと考えるべきだ。それを指摘してこなかったマスコミも国民の視点に立っていないといわざるを得ない。
どちらにせよ、今回の医療改革(悪)は団塊世代の老齢化を見越した変更で、あと十年を見据えてのことだ。おそらくあと十年のうちに、もっと国民の負担を上げていくに違いない。今この法案を廃止させなければわれわれの老後は野垂れ死にになる。