かけそばMMA

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UFC134 アンデウソンvs岡見 感想

2011年09月02日 | UFC
アンデウソンさん何やってるんですか。
そんな試合内容だった。
1Rは岡見のほうがのびのび戦えてるように見受けられ、アンデウソンさんはむしろ緊張気味に見えた。
岡見が金網に押しつけるもそこからの展開が作れず、ムチのような左ハイを喰らって1Rは終了。
このときは、もしかしたらそんなに差はないのかも?と思った。
スタンドでは分が悪いものの、同じように金網に押しつけてペースを握り、何度かテイクダウンを奪えれば岡見にも勝機が見えるかも・・・
そして2Rが始まった。
岡見のジャブが冴える。
このジャブはフォーム・スピード・伸び、どれをとっても屈指の完成度だ。
これはアンデウソンさんも嫌なんじゃないか?
しかしガードを解くアンデウソンさん。
あれ?
岡見のジャブを皮一枚でかわす。
独特のステップとだらんと下げた腕が死の踊りを始め・・・
あれあれあれ?なんだろうこれ?なんか変だぞ?嫌だな~怖いな~
日本のエースは気付いたら蟻地獄にはまっていた。
まるで上司が部下の肩を叩くくらいごく自然に、ジャブにカウンターを合わせる。
尻もちをつく岡見。
その顔には驚嘆の表情が浮かんでいる。
ここからはもうアンデウソンの、彼のやりたい放題。
逃げ惑う彼女。いや岡見
しかしこの街に逃げ場はない。
すぐに路地裏に、いや金網に追い込まれる。
こんなはずじゃなかった。
一人の男だった彼。
5年前には消えない過ちを犯した。
彼はしてはいけないことを、そう私の顎に踵を入れた。
絆は粉々になった。
それからの5年間、私たちは別々の道を歩んだ。
UFCでタイトルを取ると、一気にスター街道へ躍り出た彼。
だけど私だって真面目にコツコツを仕事をこなしてきた。
それなりに評価もされた。
「日本には岡見がいる」
いつしかそう言われるようになった。
自分の功績を讃えられるのはもちろん悪い気はしなかった、だけど私の心にはいつも影があった。
その影の正体は紛れもなく、あなただった。
私は今日、同じ人間としてあなたと対峙した。
夢のような時間(1R)は過ぎ、そしてあなたは本当の顔を見せた。
こんなに美しかったかしら。
私は今まであなたの手のひらの上を走っていたの?いいえ、違う、私は、私は―
アンデウソン「どこへ行くんだい?そっちには無機質な金網しかないよ」
舐めないで!私だって、私だって、自分の力で―
アンデウソン「右フックを引っかけてコーナーから脱出。そうだろう?」
全てを見通したカウンター。
私はアスファルトに、いやキャンバスに崩れ落ちた。
ちらちらと彼の影が見える。
ずっと追いかけてきた彼。
手が届きそうになると、すぐに遠くへ行ってしまう彼。
パウンドの雨の中、私の意識は遠のいていった―


やべえ。何書いてんだ。
普通にアンデウソンの神っぷりを書こうと思ったんだが、気付いたらこんなことになっていた。
公開すんのか?これ・・・
でもまぁ、せっかく書いたし・・・

今月は我らが五味ちゃんの試合だね!全力で応援しよう!ハハハッ!

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