益古時計の日々

カフェ&ギャラリー&ステイ(宿泊)の益古時計から送る日々の徒然

竜巻被害のお手伝い

2012-05-09 22:25:06 | Weblog
 今日の午前中、竜巻被害に遭ったビニールハウスの撤去のお手伝いに行ってきました。まずはやっぱり改めて被害は甚大だなと思いました。そしてその撤去作業は果てしないもので、本当に先の見えない気の遠くなる作業だなとつくづく感じました。
 実質僕がお手伝いしたのは半日足らずで時間にしても本当にたいした時間ではないのですが、正直体は筋肉痛です・・・。半日やって10人ほどでようやくビニールハウスが1~2棟片付くかどうかというところを約50棟片づけなければならないようですし、もちろんビニールハウスの撤去以外にもやることはいっぱいあります。ただ本当に農家の方々は気持ちを切り替えて、笑顔でみなさん前向きに作業されていたので本当に頭が下がる思いでした。

 また、今回こうやって少しですがお手伝いさせていただいて、ボランティアの難しさというものを改めて考えさせられました。現在、益子では社会福祉協議会が窓口になってボランティアを募集していますが、ボランティアの派遣先の割り振りひとつにしても難しいところがあるんだなと改めて感じました。社会福祉協議会のボランティア以外にも、陶芸家さんたちが立ち上げたNPO法人が窓口になっているボランティアもありますし、そういったところを介さずに直接現地に行く場合もあります。被災された当事者の方々、ボランティアに来た方々、それに行政など、みなさん復興に向けての気持ちは一緒でもそれぞれの立場があり、それぞれの考えがあるわけで、復興作業と言ってもいろいろな問題があるんだなということを知りました。

 また、マスコミの対応の悪さみたいな話も聴いたりしますが、たしかにお手伝いをしているときにカメラを向けて近づいてこられるとなんだかなと思う部分もあるのですが、マスコミの方もマスコミの立場があるわけですし、今日たまたま取材にきていたとちぎレビの方と話をしましたが、やっぱりテレビができる役割もあるわけです。また、たまたま作業中に以前益子市の中継をしてくれたNHKのディレクターの方がTELをくれてお手伝いできることがあれば何でも言ってくださいと言ってくださり、本当にありがたかったです。

 そんなこんなで、改めて被害の甚大さとその復旧作業の大変さを身をもって体感しましたが、それプラス、今日はたまたまボランティアについて、被災された当事者の方の話、ボランティアに来ている人の話、マスコミの人の話、そして行政側の人の話と、それぞれの話をいろいろ聞くことができ、自分としても本当にいろんなことを考えさせられましたし、復興への想いは同じでも、それぞれの立場の違いからくる相違みたいなものも肌で感じることができました。

 明日からはまたお店も始まるので、なかなか今後はボランティアにいくことは難しいのですが、僕がいろいろ関わっている地域活性につながる活動をすることも間接的な復興支援のひとつだとも思うので、今後はそちらにも全力投球していければと思っています。

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