益古時計の日々

カフェ&ギャラリー&ステイ(宿泊)の益古時計から送る日々の徒然

地下の棚

2006-07-22 23:28:59 | Weblog
 前にお伝えしておりました、地下の個展スペースですが、ようやくとりあえず完成?しました。厳密に言えばまだなのですが、とりあえずいまやれるだけのことはやり終えたのでひと段落といった感じです。
 地下の個展スペースは、現時点では9月7日よりオープンしたいと考えています。そのため作家さんなどともいろいろお話をしているところです。
 オープン前にあまり見せすぎるのもどうかなとも思うので、今日はそのひとつの棚だけおみせしたいと思います。前にも書きましたが、地下はコンクリ打ちっぱなしの空間ですし、1階のお店の感じとは少し違った空間にしたいと思っていました。棚は木ですが、木ばかりっていうのもなんだなと思っていたので、棚の足組はアイアンにて製作しました。いろいろリサーチして情報を集め、結局ある方に教えてもらった地元の鉄工所にアイアンは依頼しました。僕自身もアイアンを依頼するのはまったくはじめてだったので、鉄工所にいきなりいくのも結構勇気がいったのですが、鉄工所の親方と息子さんもとてもいい人で、結果すんなりと仕事を頼むことができました。逆にすんなりすぎて、値段の話ができず、請求は出来上がってのお楽しみ状態となってしまいました。そうこうしているうちに思いのほか早く、1週間くらいでできてきました。請求は正直、思ったより高く、けっこう厳しかったのですが、出来は非常に満足しており、また機会があれば頼みたいと思っています。
 とうわけでアイアンの足組みはできたのですが、それにつける天板は自分でやらなければならず、こちらも無垢の材などとも考えたのですが、予算が苦しいのと、板厚・板巾もけっこうあるので化粧合板を買って来て取り付けました。柿渋を塗りそれから取り付けたのですが、取り付けるといっても思いのほか大変で、ピタッと付けるのに、サイズに切った後、またカンナで削ったりと結構大変でした。多分個展がオープンするともちろんお客様は品物を見るわけで、誰も棚なんてみてくれないと思うし、ましてや取り付けに大変だったろうなんて思う人はまずいないと思うので、今のうちにこの場にて、棚も大変だったとアピールしておきたいと思います。
 地下はとりあえずの完成はしましたが、今後も照明や音響、展示棚も含めまだまだ完全に完成したとはいえません。最初からすべてを整えるよりは、まずはやってみてやりながらああでもないこうでもないと徐々に整えていこうと思っています。棚もすべて可動式でスペースもまだまだあります(といっても今ある棚でもけっこう展示スペースはあると思うのですが・・・)。年内に個展をする作家さんには申し訳ないのですが、ある意味実験台的な部分もあります。逆に作家さんにはある程度好きにやってもらえればいいと思ってはいますが、本当に協力してくれて感謝しています。現在は来年のスケジュールも含め、徐々に企画を考えたり、作家さんと相談したりしています。
 てなわけで、誰よりも僕自身が地下の個展を楽しみにしていますし、逆に誰よりもプレッシャーを感じています。おかげさまでいまのところ地下のスペースをみた作家さんにはたいへん好評のようでそれが本当にうれしく、励みになっています。お店と作家さん、そしてお客様が一体となって楽しい空間にしていければと思っていますので9月からはよろしくお願いします。個展の詳細はもう少しお待ちください、正式に決まり次第お知らせいたします。

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