東日本大震災が起こった年の6月に行った小名浜。
被害が大きくて街はグレー一色のように見えました。
そこに、小さなお店に開店祝いの花輪が!!
その花輪がとても鮮明で、希望の色に見えました。
私たち9人は、カウンター10席のそのお店に入りました。
あれから3年。
そのお店に再び寄せていただきました。
はじめは、「京都から来たんです。」と
ご挨拶しても、思い出せなかったようでした。
でも、ラーメンと餃子を食べている姿を見て・・・。
「あ~!思い出した!」って、言われたとたん、
急に涙ぐまれて・・・・、
しばらくことばが出ないくらい感激してくださいました。
少し、心が落ち着いてから
「あのとき、たくさんで来てくれた人だね。
全員が座れなくて、交代で食べてくれた人だね。
あ~、みんなで来てくれた人だね~!
こんな遠いところまで、会いに来てくれて
本当に、ありがとうね。ありがとね。」って。
それから、当時のお話をしてくださり。
帰りに、
「みなさんに、お元気でと伝えてください。」って。
何もできないからって、
餃子をごちそうしてくださいました。
冷奴もおまけにつけてくださっています。
「お支払したいので」って言っても、 「お礼がしたいんだ。」って。
あっさりラーメンとキャベツたっぷりの餃子は
3年前と変わらず、美味しかった。
あれからもいろんなことがあったと思いますが、
今も、おひとりで元気にお店を切り盛りされています。
まるふみのお母さん、元気でいらしてね。
当時の写真(2011年 6月 3日)
がんばっぺ いわきのステッカーの色が
3年の歳月が過ぎたことを思わせる。
関西に住むの私たちの心の中の東日本大震災の記憶は、
どのような色になっているのだろう・・・。