万華鏡コミュニケート

~美しいものを美しいと感じる豊かな心を育てる~

H26 7 19 子ども信行道場(滋賀県)

2014-07-19 | 活動報告
東日本の方々とつながる お便り万華鏡
~つながる笑顔プロジェクト~ in 子ども信行道場(滋賀教区湖南組浄土宗青年会)

東日本の方々とつながるお便り万華鏡~つながる笑顔プロジェクト~を
滋賀教区湖南組の浄土宗青年会の方々主催の子ども信行道場で
活動に取り組んでくださいました。

東日本大震災の経験をされた方々に思いを馳せ「心寄り添う」。

「心寄り添う」

心は、取り出して「これです」と見せることができないものです。
目には見えないものは、「感じる」「想像する」という方法で自分の心を使って見ます。

このプロジェクトでは、万華鏡つくりを通して
「目には見えない心」を具体的な体験を通して
考え方や行動の仕方を一緒に考えていきます。


◇目の前にいるけれど顔が見えない人に心を寄り添わせること。

初めはお話を聞いて、自分で考える。



次は具体的な体験を通して、自分で考える

肩たたき
相手のお顔は見えないけれど、その人の気持ちを「考えて」
その人の気持ちに「自分の心を合わせて」
その人の気持ちに合わせた「自分の力を出す」


どんなに良い考えや良い行動も、
相手の気持ちに合ったものでなくては、その人は喜んでくださいません。

自分の中に浮かんだ良いと思う

考えや

行動を、

相手が喜んでくれる力で出す。

相手の心に自分の心が合うと自然に
笑顔がいっぱい、笑い声いっぱいになりますね。

相手が喜んでくれると、自分も嬉しくなりますね


◇目の前にいる人の心に寄り添う体験をします。

相手の方の顔が見える状態での行動の仕方(力の出し方)を体験します。
シールをはさみで切る。=1枚のシールを2人で力を合わせて切ります。


片方の人は、相手の人がはさみを使いやすいように考えて、持ってあげます。
もう片方の人は、相手の人が、シールを持ちやすいように、
そして、相手の人の指を切らないように考えて、シールの位置を決めます。
お互いに相手のことを考えて、作業を進めていきますよ~☆


鏡をつくる鏡が三角で止まるように、
お隣の人(もしくは向かいの人)は、人差し指1本分の力を貸してあげてください。


たった人差し指1本?
このように、小さな力の出し方を何度も練習すると良いですよ。

たった1本の指の力でも、力の出す加減をコントロールしないと
相手に残念な思いをさせることになり、自分もガッカリすることになりますよ。

ギュッと力を入れ過ぎると、鏡はペッちゃんこになってしまいます。
ふわっと押していると、鏡はグラグラで、相手の人は上手くシールを貼れません。

そして、鏡を置く位置も考えてね。

自分が人差し指を置きやすい位置ではなく、
相手の人が鏡のシールを貼りやすい位置で、人差し指の力を貸してあげます。
上手に力を出していますね~☆



こうして万華鏡作りは進んでいきます。

さあ、完成~!のぞいてみよう

うわ~


うわ~
きれい~
すごい~

そんなにきれいなものなら、お隣や周りの人に見せて、喜ばせてあげよう~

と、いうことで交換タイム~




はい。
後半は、今目の前にはいないけれど、遠くに住んでいる人に思いを馳せてみましょう。
東日本大震災の体験をされ、ご自分のお家で住むことができなくなった方々。

その方々は、今、どんなお心で生きておられるのだろう・・・。

心を寄せて、お便りを書きます。

大震災の後、東北のみなさんは、
がんばって がんばって がんばって、
前向きに考え、がんばって がんばって来られました。

もう、これ以上、がんばれない、少し休みたい・・・。

と、思うころに、まだ、その上に
「がんばれ」や「前向きに生きて」ことばをかけられると、辛いですね。

だから、相手にがんばれと言うのではなく、
今、自分のがんばっていることを、教えてあげてください。
これから、自分ががんばろうと思うことを教えてあげてください。

みなさん、一生懸命「心を寄せて」書いてくださいました。








ひとりの子が、こんな素敵なことを言ってくださいました。

「空いている場所に、絵を書いてもいいですか?」

なんて、素敵
なんてやさしい発想でしょう

もちろん、いいですよ~ どんどん書いてくださいね。


最後に、大震災を体験した方から、その時のお話をお聴きしました。

みなさん、シーンと静かに聴いてくださいました。






みなさまからお預かりしましたお便りは、大切にお届けしますね。

~つながる笑顔のプロジェクト~のご参加をありがとうございました。


最後に、
このプロジェクトの中で何度も何度もお隣や周りの人に
「ありがとうございます」と言いましたね。

私たちは、全てのものと支え合うことで命を守るようにできています。

「全てのものを支え、全てのものに支えてもらって生きている」ということ。

私がそのことを頭で知らなくても、
私たちのひとりひとりの心と体にはすでにそのことが入っています。

「ありがとうございます」は、
私たちの心と体の中で毎日製造され、溢れるくらいにあるのです。

毎日、毎日休むことなく製造される「ありがとうございます」


「どのくらいあるかって?」

そうですね・・・・、
風船をおもっきり膨らませ、膨らませパンパンになったくらいです。

外に出さずに、心と体の中で押さえつけておくと、
心と体が張りに張って、苦しくなってきます。

だから「ありがとうございます」をどんどん外に出して
張りに張った苦しみから脱出しましょう。

地面があるから歩いていける。空気があるから苦しくない。
花が咲いて、気持ちがウキウキ。

「ありがとうございます」を体から外に出すと
心と体が軽くなって、楽しくなって気分がウキウキしてきますよ。

みなさま、ありがとうございます


    

このプロジェクトは
ご支援くださるみなさまの温かいお心のこもったご寄附
を受けて継続しています。