万華鏡コミュニケート

~美しいものを美しいと感じる豊かな心を育てる~

H25 10 31 南丹市立八木中学校

2013-10-31 | 活動報告
~つながる笑顔プロジェクト~in 南丹市立八木中学校

本日は南丹市立八木中学校に寄せていただきました。

八木中学校は2度目です。
昨年度はPTAさんの人権学習にお招きいただき、
PTAさんや先生方から、子どもたちにも体験させたいとのお声があり、
本日、2年生を対象に実現いたしました



東日本再生支援の万華鏡~つながる笑顔プロジェクト~

万華鏡コミュニケートは
子どもたちが、周りの人とうまくつながれなくて
人を傷つけることが多くなってきたことに心を痛め
その課題に取り組むべく、1999年11月 発足しました。

 
周りの人と上手くつながれないのは、
何かの原因で心が悲しんでいるからです。

自分自身が辛く悲しい中にいるときは
自分自身のことで精いっぱいで、他の人のことは考えられません。

そして、辛く悲しいことの中にもっともっと長くいると、
心が悲鳴をあげて、思っていることが上手く行動に出せなくなります。

やさしいことを言いたいのに、傷つけることを言ってしまったり
やさしくしたいのに、傷つけることをしてしまったり・・・

心の悲鳴を外に出す人は、人を傷つけ、
心の悲鳴を内に込める人は、自分を傷つけます。
ひどい時には自らの命を絶つまでになります。

そうならないために、
まずは自分自身の心が喜ぶことをしましょう。

みんなで一緒につくる万華鏡

つながる笑顔の万華鏡はお隣の人と力を合わせて作ります。

鏡の組み立てに、力を貸したり貸してもらったり
材料も分け合い、いつも相手のことを考えながら作ります。







実は何かを分け合うと心が喜びます。
分け合うとは、ともに生きるということです。

力を合わせてくれると心が嬉しくなります。
誰かと一緒に何かをするのは、ともに生きてくれる人がいるということです。

自分はひとりじゃない。

そう感じられることで、嬉しく活き活きしていきます。

嬉しい、楽しい、活き活きする

これは心が穏やかになっている状態です。

心が穏やかになると
誰もが幸せになって欲しいと願うようになっていきます。

自分の内にある力が真っすぐ素直に出てきている状態です。

応援メッセージは
「自分のがんばっていること」を、東北の方々に伝えていただきました。
相手の幸せを願って出す自分の力は、その人を幸せにします。



みなさま、真剣に考えて、一生懸命書いてくださいました。

ありがとうございました。

みなさまからお預かりしましたメッセージは東北のみなさまに、大切にお届けしますね。

最後に福島県のスタッフから、大震災を経験したお話



大震災がおき 
今までの当たり前の生活がなくなりました。

スイッチを入れれば電気がつく。
水道をひねれば水が出る。
ガスをつければ温かいものが食べられる。お風呂に入れる。

当たり前だと思っていた生活がなくなったとき、
初めて今までが どんなに幸せな生活だったかを知りました。

そして、無いものは無いと覚悟が決まると
生活に工夫が生まれてきました。
水が無いなら、食器を洗わなくていいような使い方をする。
電気が無いなら、自家発電できる電池をもっておく。

その時に工夫した生活の知恵を生徒たちに教えてくれました。

そして、人は一人では生きていけない。
人に助けられ、人を助けることで
つながりを持ちながら生きて行けることを教えてくれました。

みなさん、集中して聴いてくださいました。

周りの人と心地よく生きていくために、
自分は何をしたらよいかを考え、行動する。

そのためには、
自分自身の心に相手のことを感じる余裕がなくてはなりません。

本日作った万華鏡をのぞいて、
まずは、自分自身の心をを喜ばせ、自分を元気にしてくださいね。

南丹八木中学校の生徒のみなさま、
校長先生をはじめ教職員のみなさま
素敵な時間をご一緒させていただき、
本当にありがとうございました。


    

この事業は

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公益財団法人 京都地域創造基金 災害ボランティア支援基金
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の助成を受けて展開しています。