4月の終わり頃の新聞に高橋悠治のコンサート評が載っていました。
普段クラシックなんて聴かないのに、なんとなく高橋悠治をきいてみたくなりました。
ということで、連休前にいつものツタヤへ。「ゴルトベルク変奏曲」を借りてみました。
avexってクラシックも出しているんですね。
家に帰って効いてみると、コロコロ、コロコロ玉を転がしたようなピアノ。
弦がポンとなると、それに続く響が殆どありません。
ポロポロ、ポロポロまるでピアノであえてチェンバロをまねているかのような音です。
これは、いったいなんだろう? と思ってライナーノウツを読んでびっくり。高橋悠治のオフィシャルサイトに、同じ文章が載っていました。
ライナーノウツというより、これはもうアジビラですね。
ジャケットのしかめっ面と合わせて、
高橋悠治=戦うミュージシャン
というイメージができ上がってしまいました。
「ゴルドベルク」つながりでもう一枚、グールドも借りてきました。
横になってくつろいで聞いていると、高橋版と比較しているせいか、弦の響きが華やかに聞こえます。消え残る弦の音にかぶって、次の音が始まり、その音が響き合っているところにまた次の音が始まる。とてもカラフル。つい、ウトウトしながら聞いていると、時にサイケデリックな感じにさえ聞こえます。
クラシックのアルバムにこういう評価はどうかとも思いますが、グールド版は81年録音。まだまだ世の中アートの時代。一方高橋版は2003年録音。パンクもニューウェーブも通り抜けたクラシック・・・というのもへんな話ですが、クラシックの音楽家といえども時代の中に生きているのだから、その時代の空気が表現に影響しないわけがないと思います。
この2枚、実はどちらもかなり気に入っていて、何回も聞き返しました。
連休後半は、平均律。これまたグールドから。
バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻
第1番ハ長調の前奏曲は、グノーのアヴェマリアの伴奏曲。
おくさんは、グールドの演奏を聴くなり「なんでスタッカートなの?」と気に入らないようです。一緒に借りてきたキース・ジャレットの方が気に入ったようです。
さすがに、2枚組を2セット、そうそう聞き通せるものではありませんでした。
グールドとジャレットを比較すると、グールドの方が力強く男性的、ジャレットの方が滑らかで女性的な感じがします。
平均律のほうは、これから時間をみつけて、少しずつ聞いてみようと思います。
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普段クラシックなんて聴かないのに、なんとなく高橋悠治をきいてみたくなりました。
ということで、連休前にいつものツタヤへ。「ゴルトベルク変奏曲」を借りてみました。
avexってクラシックも出しているんですね。
家に帰って効いてみると、コロコロ、コロコロ玉を転がしたようなピアノ。
弦がポンとなると、それに続く響が殆どありません。
ポロポロ、ポロポロまるでピアノであえてチェンバロをまねているかのような音です。
これは、いったいなんだろう? と思ってライナーノウツを読んでびっくり。高橋悠治のオフィシャルサイトに、同じ文章が載っていました。
ライナーノウツというより、これはもうアジビラですね。
ジャケットのしかめっ面と合わせて、
高橋悠治=戦うミュージシャン
というイメージができ上がってしまいました。
「ゴルドベルク」つながりでもう一枚、グールドも借りてきました。
横になってくつろいで聞いていると、高橋版と比較しているせいか、弦の響きが華やかに聞こえます。消え残る弦の音にかぶって、次の音が始まり、その音が響き合っているところにまた次の音が始まる。とてもカラフル。つい、ウトウトしながら聞いていると、時にサイケデリックな感じにさえ聞こえます。
クラシックのアルバムにこういう評価はどうかとも思いますが、グールド版は81年録音。まだまだ世の中アートの時代。一方高橋版は2003年録音。パンクもニューウェーブも通り抜けたクラシック・・・というのもへんな話ですが、クラシックの音楽家といえども時代の中に生きているのだから、その時代の空気が表現に影響しないわけがないと思います。
この2枚、実はどちらもかなり気に入っていて、何回も聞き返しました。
連休後半は、平均律。これまたグールドから。
バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻
第1番ハ長調の前奏曲は、グノーのアヴェマリアの伴奏曲。
おくさんは、グールドの演奏を聴くなり「なんでスタッカートなの?」と気に入らないようです。一緒に借りてきたキース・ジャレットの方が気に入ったようです。
さすがに、2枚組を2セット、そうそう聞き通せるものではありませんでした。
グールドとジャレットを比較すると、グールドの方が力強く男性的、ジャレットの方が滑らかで女性的な感じがします。
平均律のほうは、これから時間をみつけて、少しずつ聞いてみようと思います。
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パイプオルガンが大好きなんです!(笑)
ピアノって、弾く人によって、音色違いますね!
友達がクラッシックに詳しくて、色々な
ピアニストの映像送ってくれて…。
ミケランジェリのピアノ協奏曲凄かったです。
音色の魔術師と言われてる人で伝説のピアニスト。
記事よりもテンプレートに狂喜乱舞してしまいました。
gooいいなぁ。
実家の猫もキジトラなのです。
このごろの生活は「音楽を聴く」というものとはほど遠く、夜もなるべくわざわざを音を出さないようにしています。
町の真ん中に住んでると、日中の喧噪だけでかなり疲れちゃうので。
今日の通勤時間はアルファベットの先頭と最後、AshkenazyとZimermanにしてみました。
DeepPurpleのハイウェイスター(たりららたりらら。。)やバーンのソロの後半(たりろたりろたりろたり、たりろたりろたりろたり、、)てバッハのコード進行だそうです。
ロック界では、バッハの評価は高いようですね(笑
いろんな表現ができるから、いろんな音出せますよね。
それにしても、Tommyさん、クラシックからヘビメタので、幅広いですねぇ。
パイプオルガンの音は良いですよね。
子どもの学校に、小さいけどパイプオルガンがあるんです。
入学式(3年も前の話ですが)で、演奏聞いたときは、感動しました。
今回は、ブログの内容から目をそらせるために、とびきりかわいい猫にしてみました。しめしめ
ちなみに「平均律」は、我家ののだめ効果で聞く事になりました。
なるほど...
正しいカレーの味を味わってみることにしたんですね。
でも正しいカレーなのに、なんで歪んだ真珠(バロック)って言うんでしょう?不思議です。
ルネサンスからバロックの時代になって、18世紀は革命の時代(産業革命、フランス革命、アメリカ独立)。市民社会から見た、権威主義への抵抗だったのかもしれないですね。
でも、バロック自体、ルネサンスの調和の時代からの、ソレコソ尖った抵抗だったのかもしれないです。
バッハだって、もしかしたら自分が音楽の父になろうなどとは夢にも思わず、自分で見つけた音楽理論を信じて、古式ゆかしき正統派音楽に戦いを挑んだ、戦う音楽家だったかもしれません。世が世なら、ジョニー・ロットンと組んで、ツンツンモヒカンかつらかぶって、偉大なるパンク父と称されていたかもしれません。
そういう戦うミュージシャンだったからこそ、今でもひそかにロケンローラーに愛されているのかもしれないですね。
(あれ、誰のコメントへの返信だか解らなくなってきた)