今夏のアルプスは、夏山らしからぬ天候不順に終わりましたが…久しぶりに帰って来た奥多摩の山々にも、秋の気配が漂い始めていました。
■8/29(月) 一石山(いっせきさん・1007m、奥多摩町)
気温24℃。吹き抜ける風はカラッとしており、爽やか。
青い空と白い雲も、秋のそれ?
一方で…
鷹ノ巣山(たかのすやま・1736.6m=写真右)にかかる積雲は、まだ夏の名残り。この雲が見られなくなるころ、本格的な秋到来-となるのでしょうか。
一石山の登山口・日原鍾乳洞(にっぱらしょうにゅうどう)前で、小さな秋を発見。
夏から秋、季節の変わリ目に姿を見せるホトトギス(杜鵑/ユリ科)の花です。
赤紫色の斑点模様が、野鳥のホトトギスの胸から腹の模様に似ていることからの名。奥多摩では、同じ仲間のヤマジノホトトギスをよく見かけますが、この種類はあまりお目にかかれません。少し得した気分。
■8/30(火) 三頭山(みとうさん・1524.5m/西峰、檜原村・奥多摩町・山梨県上野原市)
三頭山西峰。気温19℃。平日にも関わらず、20人近い登山者の姿。
三頭山から南東に延びる笹尾根。晴れているにも関わらず、乾いた風はヒンヤリ…じっとしていると少し寒さを感じるほどでした。
奥多摩の夏を飾るレンゲショウマ(蓮華升麻/キンポウゲ科)は、もうそろそろ終わりでしょうか。
そして…
三頭山の秋を静かに彩るハンカイシオガマ(樊噌塩竃/ゴマノハグサ科)がお目見え。
季節の花も、夏から秋へのリレーが始まっているようです。
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