ガンには自然退縮がある。精神科の医師が書いた本には、ごく小さい確率ではあるが、確かに自然退縮が認められると書かれてある。複数の医師が書いている。石原結實医師の本にも書かれてある。ガンの告知の際に、自然に治る場合もあります、などと医師から言われたら患者もとまどうことだろう。しかし、確かに自然治癒は起こりうる。
退縮でなくとも現状維持というのもある。56人の治療をしなかった胃がん患者を追跡した研究。6~137ヶ月間の追跡期間で20人(36パーセント)が早期ガンにとどまり、36人(64パーセント)が進行ガンになった。早期ガンにとどまった平均期間は44ヶ月(4年弱)だった。さらに手術をしていないことが明らかになった38人の患者について追跡したところ、5年後の生存率は62.8パーセントと報告された。(「治療をためらうあなたは案外正しい」よりの要約)
抗がん剤使用にも休眠療法という選択枝がある。千葉大学大学院医学研究院がん分子免疫治療講座、高橋豊教授の2008年9月の論文がある。
Tumor dormancy therapy, がん休眠療法とは, 血管新生抑制に得られる状況として知られていたtumor dormancyという状態が, 他の治療, 特に抗癌剤治療においても得られるとともに, 抗癌剤による不変状態が延命につながることを初めて示したことから著者が提唱した概念である. つまりは, これまで「縮小なくして延命なし」という言葉が金科玉条のようにされていた癌治療において, 不変すなわちがんとの共存を目指すという新しい戦略を打ち立てたものである. 分子標的剤の開発とともに, この概念はほぼ認められ, 現在は抗癌剤の効果判定にも広く使われるようになった. しかし, 抗癌剤治療自体には変化なく, 現在も最大の縮小を目指すために, ヒトの生死の限界量である最大耐用量による方法しか存在しない. 著者らは, この最大耐用量法において, 継続性と個別化の2点からの改革の必要性を見いだし, 個別化最大継続可能量なる新たな濃度設定法を考案した. 現在, 種々の癌において, 臨床試験を進めているところである. この改革案により, 抗癌剤治療は, 低毒性で長期間継続が可能となり, それが生存期間の延長につながると期待される.
この方法による臨床試験が現在全国的に進められているようだ。早く、結果が示されることを望みたい。私の場合は丸山ワクチンで現在、休眠状態にある。
退縮でなくとも現状維持というのもある。56人の治療をしなかった胃がん患者を追跡した研究。6~137ヶ月間の追跡期間で20人(36パーセント)が早期ガンにとどまり、36人(64パーセント)が進行ガンになった。早期ガンにとどまった平均期間は44ヶ月(4年弱)だった。さらに手術をしていないことが明らかになった38人の患者について追跡したところ、5年後の生存率は62.8パーセントと報告された。(「治療をためらうあなたは案外正しい」よりの要約)
抗がん剤使用にも休眠療法という選択枝がある。千葉大学大学院医学研究院がん分子免疫治療講座、高橋豊教授の2008年9月の論文がある。
Tumor dormancy therapy, がん休眠療法とは, 血管新生抑制に得られる状況として知られていたtumor dormancyという状態が, 他の治療, 特に抗癌剤治療においても得られるとともに, 抗癌剤による不変状態が延命につながることを初めて示したことから著者が提唱した概念である. つまりは, これまで「縮小なくして延命なし」という言葉が金科玉条のようにされていた癌治療において, 不変すなわちがんとの共存を目指すという新しい戦略を打ち立てたものである. 分子標的剤の開発とともに, この概念はほぼ認められ, 現在は抗癌剤の効果判定にも広く使われるようになった. しかし, 抗癌剤治療自体には変化なく, 現在も最大の縮小を目指すために, ヒトの生死の限界量である最大耐用量による方法しか存在しない. 著者らは, この最大耐用量法において, 継続性と個別化の2点からの改革の必要性を見いだし, 個別化最大継続可能量なる新たな濃度設定法を考案した. 現在, 種々の癌において, 臨床試験を進めているところである. この改革案により, 抗癌剤治療は, 低毒性で長期間継続が可能となり, それが生存期間の延長につながると期待される.
この方法による臨床試験が現在全国的に進められているようだ。早く、結果が示されることを望みたい。私の場合は丸山ワクチンで現在、休眠状態にある。