告知の日からのガン日記(上咽頭がんー丸山ワクチン日記)

08年7月の告知。5年生存率60%の標準治療を断わる。丸山ワクチンを決断。団塊世代、男性。試行錯誤の過程をリアルタイムで

ゴールデンウィーク

2010年05月05日 | Weblog
ガン患者は常に迷う。不安定な精神状態にある。気持ちはあっちへいったりこっちへきたり。気分が良いときも悪い時もある。毎日がジェットコースターに乗っているような気分である。前回のブログでは、心の中で思っていることを率直に書いてしまった。そして読まれているガン患者さんを不愉快な気分にさせたのではとも考えてしまった。これはゴールデンウィークのせいだからでもある。好天気でテンションが高くなっているから。

先日、朝日新聞社から出版の「がん患者を生きる」という本を読んだ。大勢のがん患者さんの気持ちが書かれてある。最初に紹介されているのがフィギィアスケート選手の井上怜奈さんだ。21歳の時にアメリカで肺ガンとの宣告を受けた。咳か続いていた。いつも体がだるかった。治療は放射線化学療法。シスプラチンと5-FUと放射線を併用する治療法。もっとも抗がん剤は2回目で耐えられなくなりシスプラチンはやめ、5-FUも極度に減らしたという。治療の効果が認められ、29歳の現在、がんは消え、幸せに暮らしているという。

1年半まえにガンの告知をうけた時のことを思い出す。標準治療を受けないという結論に至るまでには、この部位のガンについて調べ、十分に検討を加え、その後の人生にも思いをはせる。多分これは、どのガン患者であっても同様のことである。医師から示された治療法が放射線化学療法だけだった。耐えることが出来ないと確信し、スッパリ断わった。そして、丸山ワクチンの奇跡が起きることを願う日々は現在も続く。