告知の日からのガン日記(上咽頭がんー丸山ワクチン日記)

08年7月の告知。5年生存率60%の標準治療を断わる。丸山ワクチンを決断。団塊世代、男性。試行錯誤の過程をリアルタイムで

告知後1年10ヶ月と2週間目の診察

2010年05月27日 | Weblog
ガンの告知を受けた総合病院の耳鼻科に診察を受けにでかけてきた。 いつの間にか、前回の診察からほぼ半年が経っている。相変わらず患者さんで混んでいる。初めて見る若い医師だった。カルテに十分目をとおしたあと内視鏡を鼻から入れる。「まぁ、大きさとしては前回と変らない」と、初めての医師からそう告げられた。自覚症状として耳に異常があるがわかっている。「どうしますか」 そう聞かれた。いまさら標準治療を受けるとは思えないが一応聞いておこうという態度に見えた。まったく患者の偏見である。標準治療の抗がん剤治療は受けたくないが、中耳炎だけなんとかしてほしいという願いは虫が良すぎる。


会った時の態度から、治療を受けないという患者には関心がないように思えた。緩和ケアを紹介して欲しいと答えてしまった。「現状で、何のため?」 自らガン難民になっておきながら・・・というふうな意味なのだろうか。ガンは大きくなっていないけれど、耳管のすぐそばまで迫ってきており、中耳炎から内耳、前庭、さらに脳への影響まで考えてしまう。そうならないためには鼓膜に穴をあけカテーテルを留置する必要がある。その際には当然に耳鼻科でのケアが必要になってくる。


ガンの標準治療を断った負い目がある。勝手な患者の気持ちも汲んでのケアを望みたい。緩和ケアを受けたい理由は、ウツなどの精神的な疾患や、眠れないとなった時にすぐに対応してもらいたいからだ。今回、診察でのちぐはぐな会話になったことを反省している。それは、面と向かった時にオーラを感じなかったせいか。患者をいたわるというオーラが飛んでこなかった。もっとも、患者側としても病人らしく、困っているというオーラを出すのを忘れていたせいでもある。