いや~、しまったしまった!!
静岡で、「オペラ座の怪人」の25周年記念ロンドン公演版映画の特別上映があったんだけど、見損ねましたT^T
昨日まで、だったんだけどね~、時間帯も合わないし、そもそもかなり期間限定なのでスケジュール的にも無理でさぁ~。
・・・でも、調べたら、再来週あたりの品川で見られるかもしれん・・・(笑)
「オペラ座の怪人」は、私が初めて意識して(?)見たミュージカル舞台でして。
今まで(というかわりと今でも)それほど、ミュージカル好き!!っていうわけでもないんですが、これは良かったです。
一番最初に見たのが、ロンドンのハーマジェステック劇場で、自分自身として初めてみたミュージカル生舞台っていうのもあるけど、そもそも海外に一人旅したのもそれが初めてだったので、なおさら思い入れが深くなったのかもしれません。
(この時は、一週間くらいロンドンに一人で行ってました)
その後は、アメリカのサンフランシスコでの特別上映の時に一回見て、日本では劇団四季版のを2回見ました~。
いずれもアンドリュー・ロイズ・ウェイバー版ですが。ケン・ヒル版は一回だけ見ました。
オペラ座の怪人、有名な話ですが、さらっとあらすじを書くと・・・
19世紀末、パリのオペラ座の地下に謎の怪人が住み着いてまして、彼は音楽とか芸術関係の天才的な才能を持つのですが、外見がかなり醜くて(骸骨そのまんまみたいな感じ)他人からは迫害されてきた過去を持ってました。
で、オペラ座の地下で自分の正体を隠しつつ、「怪人」として、裏からオペラ座に対してある時は助言を行い、ある時は脅迫し、生きてきました。
が、あるとき、バックダンサーの一人、クリスティーヌという女性に恋をしちゃいまして。
クリスティーヌも才能はあるんだけど、いまいち自己主張ができないような感じのおとなしい女性でして(でも、美女/笑)
怪人は、現在のプリマを陰謀で引きづり落として、クリスティーヌをその後釜に添えます。
自信の無さが、彼女の才能の出現を妨げていたせいもあり、それを怪人が改善させたので、彼女は実力も美貌も兼ね備えたスターになりました。
が、その彼女をたまたま(笑)舞台を見に来ていた昔の幼馴染の子爵(だったか)のラウルが発見。
再会した二人はあっという間にふぉ~りん・らぶ・・・っていうわけで。
面白くないのは怪人です。これこそ、トンビに油揚げでございますから。
で、嫉妬に駆られて彼は、クリスティーヌを誘拐し、自分のアジトである地下に拉致してしまいます・・・
クリスティーヌは今まで、姿を見せない師であり、亡き父が送ってくれた音楽の天使でもあったと信じる怪人の真の姿を知り・・・
という感じですな~。
原作は、ガストン・ルルーのどちらかといえば推理小説っていうか、サスペンスアドベンチャー娯楽小説、っていう感じでして、ミュージカルとはちょっと雰囲気も違います。
どっちかというと、「怪盗ルパン」とかの世界のような感じですな~。
まーこのミュージカル、何が面白いか、って言えば、とにかく怪人が面白い(?)のですね~。
まー近くに本当にこういう人がいられたら困りますが、遠くから応援(かつ野次る)っている分には面白いという(笑)
光に憧れる闇のモノ、手に入らない物、すべてを失ってもそれだけをただ欲する人、っていうテーマ(?)が、なんとも哀れだけどそれだけに純粋で美しく感じちゃうのかもしれませんな~。
ティム・バートンの「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」のジャックが、かなりこの「怪人」に似ていると思うのだが、ジャックはこれがプラス方面に出た人で、怪人はマイナスに出てる人、っていう感じだと思うのだが。
だから、怪人が恋する人はクリスティーヌじゃなくてサリーみたいな人だったら、結末は違ったと思うんだけどね~、まぁそれだと話が変わっちゃうけどね~。
でもって、ウェイバー版のミュージカルのは、映画化もされてまして、アメリカとかでは今ひとつの評判&興行成績だったそうですが、何故か日本ではかなりヒットしたらしいです。リピーターが多かったんじゃないのかな~?
私も見ましたが、私的には、映画版は今ひとつでした・・・
しかし、この映画版、ほぼ完璧に舞台版を再現してはいるんですよ~、確かに。
でも、かえって私には、だからダメだった、とも言えます。
っていうのは、私的には、「舞台」と「映画」は別というか、そのまんま同じにするのはかなり違和感があるんですね~。
舞台を見に行く時の自身の態度(?)と映画とは異なるので、その舞台なり映画に入り込む自分の態度が異なるのです。
面白い事に、私的には現実に近いのが、ナマの実物の人間が目の前で表現する舞台よりも、フィルム上で展開する映画の方なんです。
なので、舞台上では「ありえねぇー」と思う事がOKになる割合が高いのですが、映画で見ると「ありえねー」と感じる度が高くなる、ドリーム入り度が舞台の方が高くなるっていうか(笑)
要するに、舞台なら許されるけど、映画ではちょっとなぁ~と思うところの違いですな。
ミュージカルは突然、登場人物が歌いだし、踊りだしたりするわけですが、それは舞台なら分かるけど、映画ではわからない、のです。
映画でも、そこに何か一工夫あるかないか?で、また変わるんですがね~。
「オペラ座の怪人」映画版は、その点で舞台版をフィルムに焼き付けただけの再現と私には見えたので、ダメであった、というわけです。まぁ、そこがいいっていう人もいるのも判りますがね~。
と、考えると、もしかして今回見逃したオペラ座の映画も私にはダメかもしれないけど、そもそも出発点が、映画として作った舞台劇の再現ではなく「舞台の記録という意味での映画」という観点から見ればOKかもしれませんが、まぁ見てみないと判らんね~。
静岡で、「オペラ座の怪人」の25周年記念ロンドン公演版映画の特別上映があったんだけど、見損ねましたT^T
昨日まで、だったんだけどね~、時間帯も合わないし、そもそもかなり期間限定なのでスケジュール的にも無理でさぁ~。
・・・でも、調べたら、再来週あたりの品川で見られるかもしれん・・・(笑)
「オペラ座の怪人」は、私が初めて意識して(?)見たミュージカル舞台でして。
今まで(というかわりと今でも)それほど、ミュージカル好き!!っていうわけでもないんですが、これは良かったです。
一番最初に見たのが、ロンドンのハーマジェステック劇場で、自分自身として初めてみたミュージカル生舞台っていうのもあるけど、そもそも海外に一人旅したのもそれが初めてだったので、なおさら思い入れが深くなったのかもしれません。
(この時は、一週間くらいロンドンに一人で行ってました)
その後は、アメリカのサンフランシスコでの特別上映の時に一回見て、日本では劇団四季版のを2回見ました~。
いずれもアンドリュー・ロイズ・ウェイバー版ですが。ケン・ヒル版は一回だけ見ました。
オペラ座の怪人、有名な話ですが、さらっとあらすじを書くと・・・
19世紀末、パリのオペラ座の地下に謎の怪人が住み着いてまして、彼は音楽とか芸術関係の天才的な才能を持つのですが、外見がかなり醜くて(骸骨そのまんまみたいな感じ)他人からは迫害されてきた過去を持ってました。
で、オペラ座の地下で自分の正体を隠しつつ、「怪人」として、裏からオペラ座に対してある時は助言を行い、ある時は脅迫し、生きてきました。
が、あるとき、バックダンサーの一人、クリスティーヌという女性に恋をしちゃいまして。
クリスティーヌも才能はあるんだけど、いまいち自己主張ができないような感じのおとなしい女性でして(でも、美女/笑)
怪人は、現在のプリマを陰謀で引きづり落として、クリスティーヌをその後釜に添えます。
自信の無さが、彼女の才能の出現を妨げていたせいもあり、それを怪人が改善させたので、彼女は実力も美貌も兼ね備えたスターになりました。
が、その彼女をたまたま(笑)舞台を見に来ていた昔の幼馴染の子爵(だったか)のラウルが発見。
再会した二人はあっという間にふぉ~りん・らぶ・・・っていうわけで。
面白くないのは怪人です。これこそ、トンビに油揚げでございますから。
で、嫉妬に駆られて彼は、クリスティーヌを誘拐し、自分のアジトである地下に拉致してしまいます・・・
クリスティーヌは今まで、姿を見せない師であり、亡き父が送ってくれた音楽の天使でもあったと信じる怪人の真の姿を知り・・・
という感じですな~。
原作は、ガストン・ルルーのどちらかといえば推理小説っていうか、サスペンスアドベンチャー娯楽小説、っていう感じでして、ミュージカルとはちょっと雰囲気も違います。
どっちかというと、「怪盗ルパン」とかの世界のような感じですな~。
まーこのミュージカル、何が面白いか、って言えば、とにかく怪人が面白い(?)のですね~。
まー近くに本当にこういう人がいられたら困りますが、遠くから応援(かつ野次る)っている分には面白いという(笑)
光に憧れる闇のモノ、手に入らない物、すべてを失ってもそれだけをただ欲する人、っていうテーマ(?)が、なんとも哀れだけどそれだけに純粋で美しく感じちゃうのかもしれませんな~。
ティム・バートンの「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」のジャックが、かなりこの「怪人」に似ていると思うのだが、ジャックはこれがプラス方面に出た人で、怪人はマイナスに出てる人、っていう感じだと思うのだが。
だから、怪人が恋する人はクリスティーヌじゃなくてサリーみたいな人だったら、結末は違ったと思うんだけどね~、まぁそれだと話が変わっちゃうけどね~。
でもって、ウェイバー版のミュージカルのは、映画化もされてまして、アメリカとかでは今ひとつの評判&興行成績だったそうですが、何故か日本ではかなりヒットしたらしいです。リピーターが多かったんじゃないのかな~?
私も見ましたが、私的には、映画版は今ひとつでした・・・
しかし、この映画版、ほぼ完璧に舞台版を再現してはいるんですよ~、確かに。
でも、かえって私には、だからダメだった、とも言えます。
っていうのは、私的には、「舞台」と「映画」は別というか、そのまんま同じにするのはかなり違和感があるんですね~。
舞台を見に行く時の自身の態度(?)と映画とは異なるので、その舞台なり映画に入り込む自分の態度が異なるのです。
面白い事に、私的には現実に近いのが、ナマの実物の人間が目の前で表現する舞台よりも、フィルム上で展開する映画の方なんです。
なので、舞台上では「ありえねぇー」と思う事がOKになる割合が高いのですが、映画で見ると「ありえねー」と感じる度が高くなる、ドリーム入り度が舞台の方が高くなるっていうか(笑)
要するに、舞台なら許されるけど、映画ではちょっとなぁ~と思うところの違いですな。
ミュージカルは突然、登場人物が歌いだし、踊りだしたりするわけですが、それは舞台なら分かるけど、映画ではわからない、のです。
映画でも、そこに何か一工夫あるかないか?で、また変わるんですがね~。
「オペラ座の怪人」映画版は、その点で舞台版をフィルムに焼き付けただけの再現と私には見えたので、ダメであった、というわけです。まぁ、そこがいいっていう人もいるのも判りますがね~。
と、考えると、もしかして今回見逃したオペラ座の映画も私にはダメかもしれないけど、そもそも出発点が、映画として作った舞台劇の再現ではなく「舞台の記録という意味での映画」という観点から見ればOKかもしれませんが、まぁ見てみないと判らんね~。