うちにはM4A3E8はおろかM4シリーズは何ひとついなかった……
なのでM3で苦し紛れの代用。
という前フリからもわかるように、観てきたわけですよ、映画「フューリー」を。
いやー、映画って本当におも……面白くないよっ!!
ほんと全然面白くない!!
って文句を言っているわけじゃないよ。
つまらないとかそんなわけじゃ決して無いんです。
とにかくひたすら重く、観ていて楽しくはならないという意味の面白く無い。
逆にすごい良い映画でしたよ。
映画用のハリボテではなく世界で唯一の可動するティーガーIを使った戦車戦はもう超ドキドキ物。
でも、そのティーガーを打ち破った時も爽快感も何もなくひたすら淡々とストーリーが進んでいく感じ。
宿営地を出て4輌の戦車が進軍するシーンなんて普通の映画なら勇壮な行進曲がかかったりして見どころのひとつじゃないですか。
でもこのフューリーはそんなシーンでさえも色彩に乏しく、その進撃する道端には住む町を焼かれた悲壮な面持ちの民間人の列。
全編観ていてとても息苦しい2時間あまりでした。
あとドイツ兵の描かれ方がNPCっぽいというか、まるでブラックホークダウンみたい。
アカデミー賞最有力候補とかCMではいってるけどそれは無いと思うけどなぁ…
それと今となっては深夜アニメ帯でやっていた秋山優花里ちゃんナレーションバージョンのCMが合わないことといったら……
でも、ベタな表現方法ではあるものの最後となるかもしれない戦闘前に1本の酒をみんなで回し飲みする描写はぐっときますね。
新谷漫画で育った者としてはさ。
そんな映画でした。
当然タミヤ1/35のM4A3E8プラモはどこも売り切れ。
この機会だからM4A3でもいいから作ってみようかな。
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わたしは映画館では見ずにBDを買って鑑賞予定。
なにせ、動くタイガーⅠの映像は貴重。
それはとっておきたいと思いました。
見るときは心して見ますね。
ぼくも買ってM4 vs ティーガーIのシーンばかりを何度でも見返しそう。
そして改めて思うのがガルパンすげーってことです。
ティーガーIを倒すために当然後ろに回り込むのですがティーガーもそうさせないために動くのでけっこうのっさり時間がかかるんですよね。
あたりまえですが…
それをアニメでやってもしょうがないと大ウソをついて戦車にドリフトをさせてしまったというのは大叩きも覚悟の上の演出だったんでしょうね。
我々が子どものころはヨーロッパ戦線の映画っていうと大笑いもできる物がいっぱいありました。
もうそんな映画は作られないんでしょうね。