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幕張でポタリング日記

自転車趣味や好きなアニメやら思いついたことをチラホラかきちらしています

オートモビルカウンシル2024に行ってきましたよ

2024-04-12 22:33:04 | 日記

ランボルギーニ・カウンタックですよ!

幼いころに直撃されたスーパーカーブーム。

当時はカウンタックvsフェラーリ512BBといった図式で(車関連では無い出版社が出したブームに当て込んだ子ども向きの本などでは)語られることが多かったわけですが、どっちがキング オブ スーパーカーだ?と問われれば満場一致で「ランボルギーニ カウンタック」!となるでしょう。

 

だって美しいボディを持つフェラーリはそれでも「車」のデザインなんですよ。

でもカウンタック……特にこのリアセクションなんてどんな頭をしたらこんな発想が出るの!って不思議に思うわけですよ。

 

ただふたつ不満点があるとすればこのリアランプ。

赤いガーニッシュに誤魔化されそうになるけれどただの四角なんですよね。

アルファロメオのセダンから持ってきたこのランプ。

このころのヨーロッパ車ってわりとテールランプを他車から流用することが多かったみたい。

なぜなんだろう?

こんなとんでもない唯一無二のボディーワークをしておきながらテールランプだけコストダウンしても仕方ない気もするけど……

 

あとはやっぱりこの「お弁当箱」ですよね。

プロトタイプには無いんだけれど冷却が足りなくて追加されたこのエアスクープの箱。

これが無ければ鼻からお尻までスーっと描けるシルエットだったのにその曲線を阻害してしまっている。

 

まぁそれでもそういった欠点も含めてやっぱりキング オブ スーパーカー!なんですよね。

ウチの娘に言わせると、バカって開くライトも上に跳ね上がるドアも意味がわからないしキモい……だそうですが。

 

12日(金)から14日(日)の期間、幕張メッセで開催されている「オートモービルカウンシル2024」に行ってきましたよ。

メーカーが最新の車や技術をアピールする場であるモーターショーでは無く、ヘリテージ車を扱うショップが中心となり懐かしの名車が集まる展示会なのでスーパーカーブームに幼い脳を焼かれたぼくにとっては夢のようなイベントなのです。

 

入場料は前売り4300円で当日券が5000円。

高い‼︎

でもその高さはメリットでもあるのです。

めちゃ混みにならないから。

特に行った金曜日は「特別内覧日」としてチケットは限定3000枚販売(しかも前売り6500円当日券7000円)となるので更に空いている事が期待できるわけですよ。

 

 
まず向かったのはニコンのブース。
 
 


Nikon Z8が借りれるのです。
 
D5600に間違えて50mm単焦点レンズを付けて来ちゃったのでこんなキャンペーンがあって助かった。
 
しかも、撮影して記録した32GBのSDカードはそのままもらえるというなんというサービス。
 
まぁLexarのカードなんで予備行きだな。
 
意味なく2台持ちとなりでめっちゃ重い……

 

カウンタックに並ぶはランボルギーニ・ミウラ。

先月亡くなられた鬼才マルチェロ・ガンディーニさんの追悼企画として氏がデザインしたスーパーカーが集められたのです。

なんでもこの企画展はピニンファリーナ展となる予定だったそうなのですが、ガンディーニさんが亡くなられた事で急遽差し替えられたそうです。

 

ホント、ミウラからカウンタックの間にガンディーニさんの頭の中に何が起きたんだ⁉︎

ウラッコはまだここまでは狂ってないんだよね。

キャビンがずずいっと前に移動しているのが凄い。

この前寄りなスタイリングは今のランボルギーニの特徴となっていますよね。

 

ミッドシップにマウントされたエンジンルームを覆う黒のルーバー。

これ国産車でも流行った時期がありましたよね。

スーパーカーブーム直撃された子どもたちはそのまま国産車へと興味は広がり、三菱ギャランGTOのプラモを作った(父に作ってもらった?)記憶が薄っすらとあるのですが、リアウインドウが確かこんなルーバーになっていました。

 

ランチア・ストラトス。

実車を見て驚く事はとにかく小さい!

WRCで勝つことを至上命題として生み出され、その規定を満たすために市販車も生産されたこの車はレーシングマシンそのもの。

 

特にアリタリアカラーを纏ったWRC出場マシンの印象が強いこの車もスーパーカーキッズには大人気でした。

まさかイタリアのフラッグキャリアであるアリタリア-イタリア航空が無くなるとは思いませんでしたが。

 

フェラーリ308GT4は驚きの4人乗りですよ。

今こそランボルギーニやポルシェもSUVを作っているけれど当時フェラーリが4人乗りを作るなんて。

まぁスーパーカーキッズにとっては地味な存在だったけどね。

(だからか後ろの写真を取り忘れた)

 

そしてランボルギーニ・エスパーダ!

もうこの車好き!好き!

スーパーカーブームも終焉に近づくころ子どもなりに趣向が多方向へ広がりまだ自分自身ヒトケタ歳だというのに「いつまでもカウンタックカウンタックっておこちゃまね」「それに比べこういった車に注目するぼくってオ・ト・ナ」となるわけです。

 

でもその人格形成の時期の好みは間違いなく以降ずっと影響が強く、この後ろにだらーっと長いスタイリングはアコードエアロデッキ好きとなり、現在はカローラツーリングのデザインに惚れて所有となったのです。

 

以上の5台がガンディーニさんを追悼する企画展だったのですが、ほかのブースにもカウンタックはいましたよ。

 

エアロパーツを身に纏ったこのカウンタックはまるでスーパーカーキッズ的にはウォルターウルフのLP500S。

 

当時のキッズは”数字が大きいほどエライ”となっていたのでLP400よりLP500Sが更に大人気だったわけですが、今見ると無粋なエアロパーツが無いLP400の方が断然美しい。

 

アルファロメオ モントリオールもガンディーニさんの設計。

 

サイドウインドウ後ろの6個のスリットがたまらない。

 

お眠なの?

こんなカタチでもリトラクタブルライト。

ミウラやポルシェ928だってリトラクタブルライトだし、カウンタックやトヨタセラもガルウイングドア。

スーパーカーキッズは”あまり車に詳しくない出版社の本”で覚えたことが多いのでそう呼びます。

 

カウンタックがいるならフェラーリ512BBもいなきゃね!

カウンタック同様にこのフェラーリも365BBより512BBのほうがエライ!わけですが、今見ると違う印象を持つのです。

 

512BBのお尻に

 

365GT4BBのお尻。

 

365はルーフから下りてきたラインがボディラインと交わりきる前でスパっと断ち切られたテールなのに対して

 

ボディが4㎝延長された512はなんだかふにゃーと曖昧な感じで交わっているので、365のほうが緊張感があり戦闘的に見えるのです。

ランプは3個より2個のほうが良いのですが、シルエットは断然365がカッコイイ。

 

エンジンルームを開けた365GT4BBもいました。

 

やっぱりスーパーカーといえばミッドシップ!

 

でもフェラーリで一番カッコイイのは!と問われると、スーパーカーブームよりずっと後のフェラーリ・テスタロッサと答えます。

特にこの後ろ斜めからみた迫力がたまらない。

 

これが今回のこのイベントに来た大きな理由。

マツダ・RX500が展示されたのです。

この車のトミカを持っていましたよ。

何台も持ったミニカーの中でも特にこの車はデザインの印象が強く今でもよく覚えています。

 

特にこのリアセクションはもうとんでもないデザインですよ。

車の美しさなんてどこへやら、圧倒されるメカニズムの塊感。

 

ドアを開けたり、

 

エンジンフードを開けたり、

 

メーカーで参加のマツダの展示はサービス満点。

 

コックピットや

 

エンジンルームものぞき放題。

 

ああ、このあたりからデ・トマソ・マングスタ好きが育ち始めていたのかもな。

 

マツダは他にもこんなコンセプトカーを展示。

美しい!

夢がある!

最近のモーターショーはエコと自動運転ばかりで面白くないんだけれど、やっぱり単純に夢を見たいんだよ。

 

でもLEDでライトが小さくなったとはいえ、この開き方はどうだろう?

 

あと、かつて日本を無茶苦茶にして消滅した(名前を変えただけ)あの政党マークを連想するテールランプがちょっとなぁーーー

 

トヨタはヘリテージカーをレストアして共同所有するサービスをアピール。

2代目MR2(SW20中期型)に乗っていたけれど初代MR2(AW10後期型)いいな。

ぼくは大きなエンジンより小さい車をキュンキュン回す方が好きなんですよ。

この車もあとハンコ押すだけまでいったんだけど事情によりスープラ(A70後期型)を購入となったので乗っていないのです。

 

2DINサイズのオーディオ懐かしい(今でもあるけれど)

オーディオとエアコンの上にあるちょっとした平面スペースに何を置こうかわくわくしたものですよ。

センターコンソールが高く極端に短いシフトレバーを手首で操る感覚はSW20にも受け継がれていて、狭く囲まれたコックピットは走り出す高揚感は他の車では味わえないものでした。

 

このAW10より大きくなり排気量も1600から2000に拡大されたSW20だけれどミッドシップレイアウトは運転していて楽しかった思い出しか無いな。

2人しか乗れない欠点を除けば……

 

なんでどの車も大きくなるんだろうね?

 

VWゴルフは

 

こんなに大きくなりました。

 

ホンダ・シビックRSも

 

こんなに育って…………って全然違う車になってるやないかい!

 

小っちゃい

 

小っちゃい

 

小っちゃい

って1/3スケールでした。

同じ1/3のM.O.M.O.ちゃんに買ってあげたい…………

253万円ですって。

こうしてみると1/3ドールってやっぱり大きいんだな。

 

メルセデスベンツSLからの

 

SLSは正常進化。

シビックに爪の垢を煎じて飲ませてやれ!

 

なんか凄い。

よくわからないけど凄いことだけはわかる。

ブリストルってボーファイターのブリストル?

 

ブガッティtype35のモデルカーの上には

 

なぜかハカイダー

 

デ・トマソ・パンテーラってスーパーカーブームキッズになんだか冷遇されていたのはなぜなんだろう。

 

ミッドシップレイアウトは知ってはいてもなんだかスカスカ。

フォードのV8を積んでいたから(意味もなくエラソーなキッズに)下に見られていたのかな?

確かサーキットの狼でも「練馬ナンバーのパンテーラ」ってディスられてた気がする。

パンテーラだってお高くて買える車じゃないんだけどね。

 

でっかい曲面リアウインドウが美しい。

 

同じくキッズに低く見られていたポルシェ924。

390万円ですって。

買って帰るか!

なおこんな旧い車の維持費は…………

 

アルピーヌA110。

924やパンテーラを冷遇していたキッズなのに1600㏄のこれはスーパーカーとして見ていたよね。

なぜ?

 

ピンクだったら黄色のフィアット500の隣に置かれただろうシトロエン2CV。

 

ロスマンズ…………

いや、タバコ広告規制でそれっぽく見間違えるようにラフロードって書いてあるのか。

 

藤原とうふ店(自家用)…………

こちらは電気じどう車(実験用)だそうです。

 

♪デデデデンデン ハーウェートゥーザーデージャゾー♪

マーチスーパーターボのCMはカッチョよかった。

 

FRレイアウトゆえに峠族に改造されまくったけれどノーマルな日産・シルビア(S13)はアートフォースのキャッチコピーそのままに美しい。

でもライトは角目より円いプロジェクターライトのほうが好きだな。

 

三菱ギャランVR4はWRCで篠塚健次郎さんが走らせた車ですね。

シノケンも先月この世を去ってしまいました。

合掌。

 

シトロエンバンのレモンスカッシュ屋さん。

 

なるほど。

シトロエンってシトロンなのか。

 

甘さを聞かれたので「甘さ多めで」と頼んだのが大正解。

美味しいですね、天使様。

 

掘り出し物なのかな?

なんの車に付けるのか、こういったショップも見て回るのは面白い。

ステッカーが1枚1200円とか平気でするけど……

 

ランボルギーニ・ムルシエラゴの応接セット。

うーーーーーん…………

 

カーグラフィックTVの収録もあり、松任谷正隆さんがピアノで奏でるあのテーマ曲にのせた古谷徹さんのナレーションに心震えて鳥肌が立つ。

古谷さんに振られた「この展示車の中で乗って帰りたい車は?」の問いに「マツダのコンセプトカーとテスタロッサが良いんだけれど両方とも赤なんですよね。 赤だとイヤなあいつを思い出すので白いロータス・エスプリにします」とのネタを言い大爆笑。

 

古谷徹さん曰く「潜水艇にもなっておトクじゃないですか」

 

潜舵やスクリーンシャッターはまだしも後部推進ユニットはこれのいったいどこに収納されてたんだろうw

 

サンマリノGPイモラサーキットで衝撃の最期を迎えた音速の貴公子アイルトン・セナ没後30年展もやっていました。

 

セナが初優勝したロータス97Tに

 

フェラーリのアラン・プロストとポイント争いをして迎えた最終戦鈴鹿。

スタート直後の第1コーナーでプロストと激突して両者リタイアとなり獲ったドライバーズチャンピオンになんじゃそりゃーな幕切れとなったマクラーレンMP4/5Bホンダ。

 

なので、ぐるーっと回ってきたシケインC席で観ていたぼくはセナとプロストを本戦では見れていない……

 

そして生涯最後の年間チャンピオンとなったMP4/6。

ぼくはプロスト派だったけれどそれでも(その頃の)F1と言えばセナだな。

 

人も増えてきたしこのあたりで帰ろう。

そこまで大きな展示ではないから1時間半くらいかな……と思っていたけれど4時間いましたよ。

やっぱり車って面白いよね。

 

ヘリテージカーの他にもビンテージドライビングファッションに掘り出し物のパーツやレースイベントのポスター販売にミニカー等々車の最新技術より「文化」としての展示会に参加していた新進目覚ましい中国BYDはここでは浮いていたな。

自動車誕生以来最大といえる変革期を迎えている現在においてこういった新興メーカーやGoogleのような他業種からの参入もわかるのですが、自動運転や動力系は新技術で作ることは出来ても、走るよりもっと大事な「安全に曲がる」そしてなにより「安全に止まる」は経験無くては命を預けられるレベルにはならないと思う。

もちろんメーカーから技術者をヘッドハンティングしてはいるのでしょうけれど、リコールで大きな損害を抱え(その際の保険の事は良く知らない)数多くの事故を起こして時には危険な車とレッテルさえ貼られ、それを乗り越えるために何十台何百台も車を潰し研究して研究して蓄積してきた技術の無いメーカーの車にはまだ安心して20年くらいは乗ることは出来ないかな。

 

だから地方都市が積極的に採用しているBYDの小型コミューターなんかももっとトヨタや日産が頑張って欲しいんだよね。

 

 


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