来月あたりに「乳酸菌が新コロ予防に効果的!!」とか言われ始めると、生化学の知識が全く無い自分が打ち立てた根拠ゼロな予想をもとに乳酸ドリンクやヨーグルトの摂取に努めている日々この頃です。
ホントに自信があれば高額商品のR1を買い占めたり明治やカルピスの株に全財産突っ込むところですがまぁさすがにそんなことはしませんし、あー乳酸美味しい。
最近AmazonPrimeが映画「復活の日」をオススメしてくるのは偶然か?
それともやはりご時世的に……ということなんだろうか?
まぁオススメされたきっかけで見たけどね。
と言っても子どものころに上映され観たので今回で2回目だけど当然そのころには幼くて色々わかっていなかったわ。
細菌兵器として開発され、作成者すら恐れるほどに毒性と感染力を持ってしまったMM88菌が事故により漏れ出してしまい半年にも満たない短期間で世界中に蔓延し、初期症状が肺炎に似ていながらも由来が不明でワクチン開発も成功せず人類がほぼ死滅していくまでの地獄絵を描いたのが前半で、後半は残されたのはMM88菌の毒性が無くなる極寒の地、南極にある各国基地に閉ざされた観測隊員たちと長期にわたり海中にいた原子力潜水艦乗員のみとなった中、人類復活への希望と米ソの核戦争への備えという残された厄介なゴミに翻弄されるというのがストーリーです。
公開当時はまだ東西冷戦の只中にあり、核の撃ち合いは起こり得る恐怖があったけれど、現在はそんなことにはならないと皆思っているし、特に今はCOVID19のこともあり驚異的な感染力と毒性を獲得した細菌の蔓延の方がよっぽど身近な恐ろしさがあります。
ってかそのCOVID19所謂新コロも某国のP4施設から漏れ出したとかウイルスの構造に消し切れていない人の手による痕跡が見られたとかの噂もあるようですし。
でも観た幼い当時には分かっていなかった別の恐ろしさ。
南極に閉ざされ生存している人類は男性855人に対して女性はわずか8人。
現在は女性の比率はもっと高いのでしょうがそれでも男が圧倒的に多いのは今でも変わらない事実。
全類の最後の希望として女性は貴重な「資源」となってしまいました。
当然個人間での恋愛は妨げることはできませんが、それとは別に出産を可能な限り数多く、そして近親交配を避けるために徹底した管理の元に進めていくことが南極に設立された臨時政府によって決定されます。
それも男性が欲望の為に決めたことではなく(誰もが考えてはいても言い出せない)女性議員自らの提案であった極限状態。
当然8人の女性の目は光を失い、それに対して表情は冷静で女性たちを哀れに思いながらも値踏みするような男たちのいやらしい目の光(演技すげーな)
主人公の草刈正雄とノルウェーの女性隊員はお互い心を寄せ合いながらも、草刈正雄の目の前で自分の番だからとその女性を一室に連れて行く別の男性隊員。
なに、この性行為管理とかNTRとかどんなエロゲーよ!
ってか幼いぼくを映画館に連れて行った父親はどんな気分だったのだろうw
ってかホント、うちの父親はそういうところはおおらか?なのか、わりと色んな映画に連れて行ってくれたんだよね。
軍事的に開発された細菌に感染したテロリストを乗せたヨーロッパ国際急行列車が防護服に身を包んだ軍隊に管理され、細菌共々乗客を口封じも兼ねて抹殺しようと老朽化しいつ崩れ落ちてしまうかわからず長年閉鎖されているカサンドラ大鉄橋路線に入線させてしまうという列車パニック映画だったり、細菌に侵され機内に多くの感染者を乗せた旅客機が夜間着陸する寸前に空港の誘導灯を全て消されてしまい、各空港各国から着陸を拒否されさまよう中減りゆく燃料といった航空パニック映画。
もうそんな映画を子どものころに観ていたので数多くのトラウマも植え付けられましたが、その警戒感からか常にマスクも消毒液も潤沢に常備していてこのCOVID19禍でのマスクが足りない騒ぎの中でも落ち着いていられました。
サンキュー天国のお父さん。
そしてこの復活の日だもの。
グリーンランドやそれこそ北海道あたりではなく南極ロケを敢行してしまうとか、チリ海軍から潜水艦をチャーター(米海軍から2次大戦で主力のバラオ級をチリ海軍が購入したので船体が涙滴型ですらないし甲板には機銃が装備されているとかイギリス原潜役としては??だけど全部CGの現在よりも本物が持つ迫力は凄い)するとか当時の角川映画の本気のバカさ。
もちろん褒めています。
そして小松左京さんはやっぱスゲーーわ。
「さよならジュピター」も原作は良いのよホント。
映画は三浦友和の無重力○○○とか只々ヒッピーがギターをジャカジャカ弾き歌っている印象しか残らないアレだけど、スタジオぬえがデザインしたスペースアローやTOKYOーⅢの造形はかなり好きなのでこの映画もわりと好き。
あと「ガンヘッド」も好きね(小松左京さん関係ないけど)
さ、バイオ映画で陰鬱になったのでスカッと?する上にまどマギのようなラストが壮大な?バイオサスペンス「二重螺旋の悪魔」を読み返そうかな。