♪小鳥の翼がついに大きくなって旅立ちの日だよ♪ （僕たちはひとつの光 / μ's）
先進技術実証機「X2」が初飛行を迎えました。
初飛行というのでもっとゆるりと上がって行くと思っていたのですが、アフターバーナーも炊いて鋭く駆け上がっていきましたね。
たった20分という飛行時間ですが、我が国の航空機製造史において大きな一歩となる20分だったはずです。
大災害に見舞われ、今現在も避難生活を余儀なくされている方々が多い中「祝！」といったような言葉で飾りにくくはあるのですが、やはり日本人として嬉しさがこみ上げてきます。
この「X2」は近い将来日本の空を護るべき次世代戦闘機の礎となる機体です。
このままのカタチで即「F3」戦闘機となるわけではなく、ステルス機必須である搭載兵装を機内に収めるウエポンベイを考えるとこの全長14ｍというサイズはあまりに小さいし、また機体サイズが大きくなれば必然としてエンジンもより大きなモノが必要となります。
ステルス性や高機動のテストや研究が繰り返されいく中最適となるカタチはどんどん変わっていくに違いありません。
「F3」戦闘機が国産で開発生産されることになったとしても、その時はこの「X2」とはまったく違う設計となっているはずですが、それでもこの「X2」という小さな機体は日本の航空機産業の一翼を立派に担った大きな存在となることでしょう。
また、仮に次期国産戦闘機が純国産では無く他国との共同開発となったとしても、技術は持っているがコスト等を考えて購入することを選択するのか、自分たちでは作れないので買うしかないのかで立場や発言力、ひいては価格などにおいて大きく変わるはずです。
小さな翼なれど日本人の誇りや自信をいっぱいに乗せたこの「X2」に大きな声は出せないながらも心の中からエールとともに祝福の言葉を送りたいと思います。
おめでとう！
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