marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(639回)  キリスト教神学を少し・・・「キリスト教の人間観」(その2)

2020-03-07 19:11:01 | #日記#手紙#小説#文学#歴史#思想・哲学#宗教

・・・続きです。 ◆のゴチック文が僕の返信した内容。************

(二)キリスト教の人間観

 キリスト教は「被造者としての人間」を捉えると共に「堕罪における人間」として捉えるのです。神が自然とは異なる創造をしたことは、神が自由な人間を創造したしたことであり、ひいては神が善への可能性と共に悪への可能性を持つ人間を創造したということです。人間の堕罪(FALL)とは人間が自由を悪に向かって行使したということです。人間は偶然に悪を選び取る行為によって自由に自己を規定したのです。この被規定性は人間にとって根源的な本質的なものとなりました。このような悪による根源的被規定性を「原罪」と呼ぶのです。創世記3章。

◆自然と一体なる人として創造されたにもかかわらず、自分の似姿に創造されたが故にそれほどまでに、結果としては「的はずれになってしまったが」それほどまでに自由を与え給うが程に人を愛されていた、と考えたいと思います。創造時点での堕落は、未だ「悪」ということさえしらなかった。禁じられていた「善悪を知る木」を食べた時点で目が開かれたということでしょう。よって外部からの(悪の)誘惑に乗り後戻りできなくなったという意味での「罪」であり、先に親を選べないようにと書きましたが、本人が意識はしなくともそういう根源的な「原罪」要素を我々の血肉は、内に引きずって遺伝的に命をつないで来ているのであると解釈したいと思います。 ・・・続く 

 



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