marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(13回目)

2016-06-03 21:51:20 | 日記

◆世界のベストセラー聖書を自分の言葉で読む◆  今日も脱線。「炎のランナー」という映画がありましたでしょう。ロンドンオリンピックでMr.ビーンのパロディーも流れましたけど。音楽もとてもいい音楽ですね。映画も良かった。実話です。今は、you tubeで見れますから是非ご覧なさい。DVDもお安く手に入ります。映画は教会でエーブラムの追悼記念の場面から始まります。そこで、旧約聖書のイザヤ書第40章28~31節が読まれます(この聖書の箇所は有名なところ)。エーブラムはユダヤ人で人種差別を受けながらも英国人であることを誇りにしていた。恋人は、最後に一人降りてくる(人種差別ありの時代の残骸だなを匂わせる)彼をプラットホームでまっている・・・泣けるな!落ち込む彼を元気つけるのも彼女だし・・・。映画ではもう一人、エリック・リデルの最後は映画ではえがかれていませんが、その後、宣教師となって中国で殉教しているのです。ところで、どうしてこのようなことを書き始めたかというと日本では「炎のランナー」となっていますけど、英語の題は「Chariots of Fire」ですね。聖書を英語で読んでいる人は(だから、欧米の人は常識となるのだが)、この箇所が旧約聖書に出てくる大預言者、エリヤとエリシャの間に立ち現れる日本語訳では「火の戦車」(列王記下第2章11節に出てくる)そのものの言葉だからです。昔の戦車というのは、大きな両輪があって馬に引かせるものでしたから、エリック・リデル(キリスト教プロテスタント宣教師)とエーブラム(ユダヤ人旧約の民の気質をもつ精神)の両輪が、この世界を牽引してきたんだよな、そういう暗示的な映画でもあったなぁと僕は勝手に思いこんでいるのです。その箇所、昨日紹介のオックスフォードとケンブリッジ大学出版のTHE NEW ENGLISH BIBLEからの写真をつけます。         日本聖書協会の新共同訳では、次のようになっています。「彼らが話しながら歩き続けていると、見よ、火の戦車が火の馬に引かれて現れ、二人の間を分けた。」(旧約:列王記下第2章11節)。預言者エリアとエリシャの別れの場面です。・・・Ω

 フランスで客死した哲学者 森有正が子どものころ子ども向けの此の場面の絵を見せられて強烈な印象を持ったという文を何かで読んだことをふと思いだした・・・。

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