mapio's STREETS OF MOVIE

観た映画の感想とそれから連想したアレコレ(ネタバレ有)。

メルシィ!人生 LE PLACARD (THE CLOSET)

2006年04月09日 | Weblog
監督:フランシス・ヴェベール Francis Veber
製作:パトリス・ルドゥー Patrice Ledoux
脚本:フランシス・ヴェベール Francis Veber
撮影:ルチアーノ・トヴォリ Luciano Tovoli
音楽:ウラディミール・コスマ Vladimir Cosma
出演:ダニエル・オートゥイユ Daniel Auteuil フランソワ・ピニョン
   ジェラール・ドパルデュー Gerard Depardieu サンティニ
   ティエリー・レルミット Thierry Lhermitte ギョーム
   ミシェール・ラロック Michele Laroque メユ・ベルトランド
   ミシェル・オーモン Michel Aumont ベローヌ
   ジャン・ロシュフォール Jean Rochefort コペル
2000/仏/1h24m ☆☆☆☆☆

 まじめで平凡な経理マン、フランソワ・ピニョン(ダニエル・オートゥイユ)。妻と離婚し、子供からは敬遠される彼が会社のリストラに対抗する為、自分がゲイであるとカミング・アウトして巻き起こる騒動を『奇人たちの晩餐会』のF・ヴェベールが監督したフレンチ・コメディ。ビニョンが勤めているのは主力製品がコンドームのゴム会社であり、ゲイをクビにすると差別をしたと思われ、大切なお客さんの反発をくらうことになるのだ。出演は『八日目』のダニエル・オートゥイユと『グリーン・カード』のジェラール・ドパルデュー。それにビニョンを初めは馬鹿にしていた上司の女性部長に、女装趣味のゲイが主人公の映画『ペダル・ドゥース』(1995仏)にも出演していたミシェール・ラロック(美人!)。その後に出たのが女の子になりたい男の子が主人公の『ぼくのバラ色の人生』だから何故かそっち方面に縁があるのかな(笑)。素直に楽しめる笑える映画である。こういう映画を観るとフランス人も本当にセンスがいいなあ、見習いたいなと感心する。