mapio's STREETS OF MOVIE

観た映画の感想とそれから連想したアレコレ(ネタバレ有)。

ブラッディ・マロリー Bloody Mallory

2006年02月19日 | Weblog
監督・脚本:ジュリアン・マニア
製作:オリヴィエ・デルボスク、エリック・ジュエルマン、マーク・ミッソニエ
音楽:川井憲次
出演:オリヴィア・ボナミー、ジェフ・リビエ、アドリア・コラド、ヴァレンティナ・ヴァルガス、ローラン・スピルヴォーゲル、ジュリアン・ボワスリエ他
2002年/1h34m/仏
☆☆☆
監督が日本びいきなのだろう。真っ赤な髪にキューティーハニーを思わせる格好でカンフーと武器で悪霊と戦う主人公。〈超常現象特殊部隊〉のリーダーである彼女のメンバーにはブルーヘア(かつら)にボンデージルックのドラッグ・クイーン、生物への転移が自在の無口の超能力少女と刑事が一人。敵のベルバラを思わせる扮装の女吸血鬼“レディー・ヴァレンタイン”、誰でも変身自在な口の無い夢魔“モルフィ-ヌ”(映画「トワイライトゾーン」みたいな)。コスプレ好きにも楽しめる作品。宛名を書くと好きな所へと行ける「ドラえもん」の“どこでもドア”みたいなのもあるし、最後にやられた筈のレディー・バレンタインが日本の伊豆で“浅川貞子”としてTVレポーターとして出てくる辺りはニヤリとしてしまう。これは無論、日本映画「リング」シリーズの主人公(?)浅川玲子と非業の死を遂げた怨霊の山村貞子を意識しているのだろう。だって音楽も「リング」や「甲殻機動隊」等を手がけた日本の川井憲次が担当しているから。フランス映画は最近活気があるんだなあ。「ル・ブレ」ほどの勢いは無かったから星3つ。