2226 作者未詳 2012-02-05 | 巻十 秋雑歌 無心 秋月夜之 物念跡 寐不所宿 照乍本名 心なき 秋の月夜(つくよ)の 物思(ものも)ふと 寐の寝らえぬに 照りつつもとな 「心がない、秋の月夜だな。物思いに(ふけて)、眠りたくても寝られないのに、(辺り一面を)照らしつけてくれやがる」