井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

脚本家脳と評論脳

2013年10月26日 | 日記

しばらく政治関連の勉強を続けていたら、どうも頭が評論家脳に
偏って来たようで、ちょっと長い時間を勉強に割きすぎたようだ、
新作にとりかかって、早く脚本家脳に切り替えなければ、
と思い始めた矢先、「命 天国のママへの手紙」のポスターが
大小、送られて来た。

舞台になる山と木々を背景に、なかなかいい出来だが、
(かつての)NHKドラマのような、生真面目さで、
観ていただけるのかなあ、といささか不安ではあるが、
中にこういうドラマがあってもいいだろうと、思い直す。

そろそろ脚本家脳に重心を移すが、韓国の竹島での軍事訓練をはじめ、
世の中動いているので、ついそちらに気を取られてしまう。
これは単なる「不法占拠」から「侵略」にシフトしたということになるのだろうか?

いや、訓練自体は1986年に始まり、毎年2回やっているが、上陸訓練までは
踏み込まなかったというが。しかし、今回は海軍の特殊戦旅団による上陸訓練(再侵略訓練)を強行した。

日本、と名指しはしていなかったと思うが、明らかに日本の上陸を牽制するもので
(上陸などしやしないが)、しかし民間人上陸阻止のための訓練なら、「独島警備隊」がいる。
陸海空軍による軍事訓練なのであるから、要するに国として、日本に喧嘩を売ってきているのである。

それに対して日本側の対応は「遺憾の意」であり、これは今や「どうぞ、おやりください、日本は認めます」という言い分に等しい。
即、挑発に乗れというのでは全くないが、遺憾ではないだろう・・・・。
もう少し言いよう、やりようがあるだろうに?

日本側は韓国の靖国にあたる顕忠院に、安倍総理から自衛隊の訓練生から
お詣りして敬意を表しているのに、総理は靖国にも参拝かなわず、どころか
真榊を奉納しただけでも、批判を浴びる。
挙句、日本の領土竹島で、陸海空軍の本格的軍事訓練をされて
「遺憾の意」。ほとほと、情けない。

・・・・脚本家脳に戻るつもりが、また政治的悲憤慷慨。大人の恋物語を
考えるとしよう。政治の勉強に時間を割きすぎて、ちっともやってない。

政治問題に関わっていると、心が猛々しくなる。脚本家の心では、なくなる。