井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

台風一過

2013年10月17日 | 日記

被害が大きい場所があって、軽々しいことは言えないけれどそれでも
台風には浄化の意味合いもあるのかもしれず、ここ2日間の東京の
爽やかさと来たら、ここが常の東京かと訝しい程空気も澄んでいる。
東京も中央エリアのビル街で、普段は空気の悪さにへきえきとしているだけに
この大気の澄み渡った2日間が、宝石のように美しい。

2,3日前、甥が訪ねてきてくれて久々に会った。結婚式はまだだが、
すでに生まれたての子どももいる。昼に会って食事してお茶を飲んで
別れる時はもう暗くなっていた。
シャツから覗く手や指が亡父に生き写しで思わず笑った。
血というものはふしぎなものである。弟とその嫁にも少しずつ
似ている。

「命」という来月放送されるドラマで、父と幼い息子とを書いたが、その時
何となくずっと思っていたのが「相似形」ということで、しかし脚本上は
思わぬことに、津川雅彦さん演じる祖父にむしろ、相似形として描く箇所が
自然に生まれた。画面でどのようにそれが表現されるか、私も
楽しみである。

靖国神社さんからお招き頂き、秋の例大祭に参拝させて頂くが、
安倍総理は予期していたように、お見えにならないようで、ちょっと残念である。
いや、単にミーハーなだけ。パーティーで至近に2度お見かけしたことがあり
野次馬根性は満足はもうしているのだが、靖国神社で時の総理と
共に参拝したかったのである。

参拝中止は、外交的判断としては悪く無いとは思う。
今この時期は。例大祭を外してお参りになればよい。