国家としての韓国の対日政策や、領土の不法占有に関しては
私はいっさい妥協無い糾弾者であるし、言われない誹謗や
濡れ衣に対しては厳しく闘って行く覚悟はあるが、
しかし、個々の映画やドラマ、人まで否定し去っているわけではない。
(国家戦略としての韓流売りは別問題である)
国交断絶とまで主張する人々から見たら、私など手ぬるいのかもしれないが、
個々人の韓国人で良い交流を持つ人は、数少ないが私にはいる。それは事実だ。
ただ、いざ日韓にある問題で互いに離反するならそれは厭わぬ。
しかし、この日本人と付き合うか、こっちの韓国人か、と選択を迫られたら、
迷わずこっちの韓国人、というケースはある。
いやだと思う日本人より、好きな韓国人を選ぶ。・・・という言い方は誤解を招くかもしれない。
要するにこの時の選択基準は国籍ではなく、人としての選択である。
教条としての嫌韓・排韓に凝り固まっている人以外は、概ねそうなのではあるまいか、
ハートで人を見る人なら。
しかし、個々いいやつがいるから、日韓問題糾弾者はウヨであるというごとき
浅薄な区分けをする人たちは、困ったものだと思っている。
単純に言うと、好きな韓国人はいるが、国家としてもし国交断絶を選ぶのなら、反対はしない。良い交流を持つ韓国人と断たれるのは寂しいが、致し方ない、というと私の立ち位置は解っていただけるだろうか。私はもともと国籍で人を判断することはしない。ただ、国民性ということでのデータは持たざるを得ない。
好きな韓国人という言い方をしたが、人として好きな人の国籍がたまたま韓国であるということである。
ただ、これも言い方が難しいが、個が集団としてまとまった時の性格というものはある。
それに加えて、韓国ではおそらく各種データからして、国民のまず8割は嫌日であり反日であろうと踏んでいる。だから国として国民として好きか嫌いかと言われれば、嫌われてまで好きになる義理はない、と答える。竹島も従軍慰安婦もなぜ、国の言うことを鵜呑みにせず自分で調べてみないのか。
国交断絶も、抽象命題みたいなもので、およそ実行されることはない。
しかし、それを主張すること自体が一つの意志の提示なのだから、それはそれでいいと
思う。性奴隷などと、濡れ衣を着せられながら、そして領土問題と反日教育を脇に置き、日韓友好イベントなどというまやかしよりは、正直だろう。
なんだか論旨の定まらない文章を書き綴っているなあ、と自覚しつつ。
たぶん、私の中で個としての韓国と、集団としての韓国とが整理しきれていず、
心情でごっちゃになっている部分があるのだろう。それと日韓問題抜きに、
人類の進歩しない幼さに、悲しみといくらかの絶望もある。
地球市民などと、今の状態で唱えるのはお粗末だが、人類究極の
理想ではあろう。
いい交流を持つ韓国人の1人に、Uくんがいる。日本の大学で、コミニュケーション学を学んでいて、いずれ日本で就職してこちらに留まりたい青年である。
こういうことも、もしUくんの人となり、肌合いを知らなければ、多民族共生懐疑論者の
私は苦虫をかみつぶすだろうがー笑ー。1万人の外国人受け入れ政策となると、これは
真っ向から反対。日本の文化と治安が壊されるのと、欧州での移民政策失敗の実例がある。
そのUくんは、高校を卒業して早々と兵役を済ませている。済ませないと海外へ出られないから、日本へ来たいからという理由だった。Uくんに軍隊内での話を聞いたことがある。
性強要やセクハラがあると聞いているが本当か、と訊いたらUくんは肯定した。
「男だけで暮らしているので、溜まってますから。上下関係が厳しいし」
Uくんは、1人の上官専有で奉仕させられていたので、複数名の先輩の相手はしないで済んだといい、私は絶句したきり、Uくんがさせられていたという奉仕の内容は聞きそびれた。
物書きの端くれなので、ありとあらゆる実体験は誰からも聞いておきたいのだが、
踏み込めなかった。
暴力もかつては、ひっきりなしだったと言い、こういう話を聞くとやはり「国民性」という
言葉を使いたくなってしまうのである。
いや、どの世界にも劣等感の持ち主で、立場上、上に立った者が、陰湿ないじめを
やらかすのはいるので、日本帝国陸軍でそのての話が皆無かと言えばそれはない。
ただ、やはりパーセンテージと程度の問題に帰するのだろう。
強姦は日本にもあるが、多発はしていない。
いや論旨に腰の定まらぬ文章になった。