井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

不毛とは韓国の日本製品不買運動を言う

2019年07月25日 | 歴史・政治

韓国における不買運動の無意味さは、日本製品がありとあらゆる所に入り込んでいることから、その不徹底さゆえに不毛であることが指摘されている。
目先の感情爆発の表現としての不買も、将来に視線を向ければなおさら
ビールや衣類、文房具などの排除は無意味であろう。

そもそも韓国の半導体製品も車も、そのノウハウは日本から得た、ないしは技術者の引き抜きなどで盗用したものであるから、不買したところで韓国の技術で、自国での生産はおいそれとは行かぬ。

これからの産業分野に目を転じれば、研究開発の素材、部品共に日本産が多くを占めていることを韓国の人々は知るべきであろう。

韓国は水素自動車を推進しているが、日本産の炭素製品抜きでは実現は出来ない。炭素製品は、東レと三菱レイヨンが世界シェアの1,2位を占めている。
この現実に韓国はいずれ直面、狼狽することになる。

過去の日本の韓国対応の考えられない緩さに関しては、日本にも微弱ながら責任の一端はあろうが、それにしても韓国民の今という近距離しか見ていない視野の狭さには驚く。

今後、世界の市場で競争が激しくなると予想されるロボット開発も、日本抜きでは不可能に近いことを韓国政府は知るべきだし、国民に正しい情報を伝えないと、政権維持と人気回復目的で煽り立てる反日感情で国を傾けることになる。

ロボットの「関節」部分を形成する核心部品は「ハーモニック・ドライブ・システムズ」が独占に近い状態であるが同社はいわずもなが日本の企業である。

同社からの輸入も韓国は難しくなるかもしれない。というのはロボットに使われる核心素材は軍事転用出来るものが多く、韓国がホワイト国から外されれば、日本は管理上の見地から、韓国へは売らない選択が可能だからだ。
仮に売ったとすれば、日本は世界から非難を浴びる。売れない、という大義名分が確固として日本側にあることを、韓国民は知っておいたほうがいい。

これを書いている時、北朝鮮が日本海に向けて2発の飛翔体を発射したというニュースが飛び込んで来た。

繰り返し書いていることだが、韓国が北朝鮮が一緒になれば厄介である。日本の保有戦闘機数は290機でしかないが、韓国は406機、北朝鮮は545機である。兵士数も日本は、韓国、北朝鮮を下回る。

戦車保有数が、日本がわずか379輌に対して韓国が2654輌、北朝鮮が3500輌なのだ。この現実を知っての、憲法改正反対に説得力は皆無ではないか。
憲法改正は戦争を志向してのものではない。逆である。侵略を防ぎ、日本の平和を維持するための改正なのだが、これがどうも戦争反対という美名のもとに戦争アレルギーを植え込まれた国民には通じないようだ。

むろん戦闘力は必ずしも戦闘機、戦車、兵士の数だけでは測れない。最新近代兵器の有無も計算に入れなければならない。自衛隊員の戦闘能力の高さは定評のあるところである。

しかしながら北朝鮮の潜水艦の能力は侮れないようだ。それに加え、南北統一なった朝鮮に、中国が加担したら厄介である。

随分以前のことでリタイアした方なのか現役なのか失念したのだが、私が真実を書きすぎて危険ではないか、用心をするように、と自衛隊の方からコメントを頂戴した。


その時にだった、と記憶しているが日本の領空侵犯を中国機がしていて自衛隊機を威嚇する動きを見せても、上官は「先に撃ってはならない、がまんしろ、耐えろ、友軍が撃ち落とされるまで」と言い聞かせねばならない無念さを綴っていらした。

先制攻撃が出来ないことを知っている中国機の傍若無人は、当然といえば当然であろう。

いわゆる平和憲法が、我が国の防衛をいかに弱体化しているか、また平和憲法を日本に強いたGHQはそれこそが狙いだったのであるが、日本国民は余りにも現憲法の成り立ちの経過を知らなすぎる。

終戦後の朝鮮戦争以降、とりわけ昨今はアメリカ自体が日本に平和憲法を押し付けて自衛隊の手足を縛り不自由にしたことを悔いていてもおかしくない状況となっている。


日米同盟の片務状態を批判し、しかし安倍首相とは緊密なつながりを持つトランプ大統領在任の間にこそ、選挙を通して憲法改正の流れへと一気に持ち込んで行くべきであったのに、日本人の民意はその好機を失ってしまった。メディアはこれを報じない。国家の安全がかかることに比べれば瑣末事である吉本問題が、流される多くの電波を消費している。

9条で自国の平和が保証されるなら、各国競って平和憲法とやらを持つ。スイスでさえ徴兵制のあることを知らない人も多いのではないか。

兵器がハイテク化した現在では、国民皆兵制は必要がない。優れたプロ集団と近代兵器(と核)があれば国は守れる。
憲法が改正されたら、あなたの大事な息子や恋人が戦地に引っ張り出されるというごとき扇動は、デマゴーグである。私は核の存在の肯定論者ではない。原発については、数十年前から疑義を呈している。しかしながら、日本だけの廃絶は危険であり、性急に過ぎると申し上げている。
代替エネルギーを模索しつつ、段階的廃止に世界の状況を見極めながら向かうべきである。原発の技術を保持することは、核のハンドリングを維持することにつながる。日本侵略を狙う国に対して、その気になればいつでも日本は核を持てるのだぞ、とそれが示威にもなり得るのだ。

鬱屈して散歩に出てオレンジをギュッと絞ったような、朝の新鮮な日差しを浴びたら、まだ希望は棄てないでいようと心持ちが明るくなった。心中の梅雨もつかの間明けた。


4 コメント

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Unknown (若刀自)
2019-07-25 12:09:20
長年日本の気象衛星ひまわりのデータで天気予報していて、ほとんど外国製の気象衛星「千里眼」を打ち上げたものの、平壌オリンピック時に故障して、結局ひまわりのデータを借りていたと記憶しています。
確か今年5月にも故障して、その間日本の気象衛星データ使ってたはず。
不買なら、こういうところも以後徹底していただきたいものです(笑)
韓国の天気予報は当たらないのが前提で、台風予測を日本やアメリカのデータみて進路が違うゾと騒いでいるブログを見ました。
そもそも天気予報は、定点数、観測機材の質(レーダー等)、集積情報の質と多寡、解析電算機の処理能力、携わる学技術者の資質で決まるの。彼の国にはまだまだ早いかと。 フッ化水素作れる! と騒いでますが、商業ベースにのせる技術の方が難しいのに。
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Unknown (おばきち)
2019-07-25 13:25:14
はじめまして。
先生の日本語を毎日のように読める嬉しさに、ブログを欠かさず拝読している者です。

私は大阪に住んでいます。
大阪にはテレビ朝日の朝のワイドショー、「おはよう朝日です」という人気番組があります。
私は「おは朝」のニュースは、いわゆる「知的バカ」路線であると感じています。
(但し、意外かもしれませんが在阪局において、テレビ朝日が特に反日局であるということはありません。
例えば「正義のミカタ」もテレ朝です。)

その「おは朝」で、先日の竹島における韓国軍威嚇射撃事件が扱われていました。
番組中、自国領土であると主張する韓国と領空侵犯したロシアの両国に対し、
日本は抗議したと報道されました。
その後です。
ニュースの締めの台詞が
「抗議しかできないのがなんとも歯痒いです…」だったのです。

隣の非常識な国家群のあまりの行動に、
国民は気づき始めているのでしょうか。
あるいは井沢先生や心ある皆さんの勇気ある言動で、
「自分も言ってもいいんだ」と
自ら轡をはずし始めたのでしょうか。

在阪局の、小さな小さな変化ですが、
嬉しくて誰かに聞いていただきたくて、
拙い文をお送りしました。

末筆ですが「明日君」大変楽しく拝見しました。
TVドラマをあんなに毎週心待ちにしたのは、もう何十年もありませんでした。
先生のこれからのますますのご活躍、心からお祈りしています。
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韓国人とは… (周知)
2019-07-26 11:24:13
多くの情弱日本人が、異常さを認識した意義は大きい
文在寅頑張れ!
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Unknown (ソマリ)
2019-07-29 11:41:04
京都新聞旅行センターが京都新聞に「旅の案内」を出しているのですが、26日金曜日の朝刊に「秋の韓国・釜山4日間」と「釜山世界花火大会鑑賞と紅葉の梵魚寺4日間」というのがありました。49,800円と59,800円。

高いか安いかはわかりませんが、この時期あの外務省でさえ注意喚起した(生ぬるいですが)国へのツアーを企画するとは何とも・・

もともと京都新聞は左寄りで安倍政権否定ですし、東九条のマダン特集したり、夜間中学で文字を習うオモニハルモニの連載があったりしますので(差別され貧しく学校も行けなかった日本の被害者として取り上げています)まあさもありなん、なのですが。

先入観なく読む人達は軽く罪悪感持つだろう書き方です。
京都はと在日が絡み合ってちょっと特殊かなあという部分があります。
共産党強いですし、市役所前では週1くらいで原発反対、九条守れのプラカード持った人たちがいます。
何年か前に在特会がデモをした時にはそこら中で小競り合いありました。今ならヘイトで一発アウトなのでしょうね。

長々とすみません。
韓国への珍しい毅然とした対応、中途半端に有耶無耶にならないことを願います。
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