井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

イルポン

2013年10月22日 | 歴史・政治

韓国の教科書に僅かながら真実を載せる歴史教科書が現れ始めたということと
連動しているのかしていないのか全く今の段階では不明なのだが、韓国の
十代で「日本大好き」を公言する若者たちがネットに現れているそうで、
興味深い。

「良い物を良いと言って何が悪い」とか「秋葉原に行って日本人と結婚する」とか
「韓国が日本に追いつくことはない」とか、書き込まれているらしい。慰安婦問題の
真実も見抜いているようだ。

日本と覚醒剤のヒロポンとを掛けあわせて「イルポン」と呼ばれているとかだが、これが
一時的現象であるのかどうか。
ごく少数、歴史の真実を語り、日韓併合時代に、韓国がいかに日本のお陰で
全てが豊かになったかを明かす人々はいたが、いずれも命がけであった。
ネットで若者が気楽に発言できるようになったのは、最近のことである。
それが嵩じて太極旗を燃やす画像をアップして、逮捕された学生がいたが、
せっかく日本を讃えても、国旗を燃やしてはお里が知れるというもので、
日本人は国旗を燃やすようなことはしない。

イルポンの特徴は、自国毀損衝動と侮蔑が根底にあるようで、これは
虚偽ばかりの、行き過ぎた反日教育の反動であろうとも分析されているが、果たして
どこまで続くか。

しかし、これは真っ正直なところ、いかに日本を罵り蔑んでも
韓国の若者の中には日本文化への激しい憧憬と賛美が潜んでいる。
一方に愛があるので、より憎しみが深い。

日本の韓国へのそれは、まず無関心ありき。反日が激しいので
やっと、なんだろうと振り向いた、というところ。それもまた、
彼らの感情を刺激するのだろう。

というようなことを書くと、簡単に嫌韓に仕分けられてしまうご時世だが
私は韓国の映画作品やドラマの幾つかは素直に好きだし、俳優の中には
素晴らしい才能の持ち主がいることも知っている。ただ芸術性となると
なかなかいい作品には出会わない・・・・が、それは小津、溝口、黒澤と
比してのことで、それを言うなら日本とて似たような状況ではあるだろう。

といちいち、言い訳しないとすぐ嫌韓呼ばわりされるのも困った事だが
仕方がない。基本的な日韓の問題を棚上げにしての友好など、何度やっても
根付かぬし不毛なことだとは思うが、しかしいずれ、僅かずつでも真実が判ってもらえればいいな、とそれは痛切に願う。

まず日韓併合は、朝鮮側から望まれた要素もあり(反対もあった)、国際法上、違法ではないこと。
日韓併合があってこそ、現在の韓国の発展があったこと。
強制の従軍慰安婦など存在していないこと。
竹島は史実から確実に日本領であること。

これを韓国が認めるまで、友好はない。これらを棚上げにしたままの日韓友好イベントは
画餅であって、日本が韓国の言い分を認めたと勘違させることであろう。
日韓友好が全く無力であることは、戦後68年間、友好に尽力してきた人々はいるが
全く無益であったことを見れば解る。
多少穏やかになったかな、と思っていると教科書問題、靖国問題とすぐ再浮上して、
また反日が始まるのである。
ずっとこの連鎖。

そんな中で、ましな歴史教科書の登場、イルポンの存在・・・・と、いつかは、
と夢見るのはおそらく、甘いと言われるかもしれないのだが、少しは
あちらにも芽吹いた何かはあるのかもしれぬと、期待するのである。

韓国は今後ぐんと中国に寄って行くのであろうから、国策としての親日は当分あり得ないのだが、個々人の意識は少しはましになって行くのかもしれない、行って欲しいと願っている。