井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

のどかな君が代

2013年10月09日 | 日記

人の名を覚えるのが不得手で、今すぐ名前が出て来ないのだけど、
体操の若手が活躍していて、宙でいったい何回転しているのか、
驚きながら拍手していて、そのあと鳴り響く君が代と、上がる日の丸を
心地よく眺めている。

「正論」にも君が代論の一端は書いたが、コメント欄にも君が代についてコメントを戴いたので、少しだけ書いてみる。

君が代が好戦歌であるとか、侵略歌であるというのは言いがかりであって、
君が代の君が、天皇だという思い込みも近年のことである。
思い込みでも、天皇陛下は日本の象徴なのであるから、君=日本ということで、
日本の永遠の栄えと平穏を祈るに、なんの不都合があるだろう。

もともとは古今集の「賀」の歌で詠み人しらず。

『わが君は千代にましませ、さざれ石のいはほとなりて、苔のむすまで』

(訳)『私の敬愛する人よ、長い長い歳月に、小石が巨岩となって、さらにその表面を苔が覆うようになるまでの悠久の歳月をどうか息災でいて下さい』

要するに愛しい人の息災を願う歌であり、もともと天皇と特定されていたわけではない。

いや、その時々の施政者のことである、と気むずかしくいう人もいるが、私はそこは、いいかげんでどうでもよろしい。歌うほうがどういう思いで歌うかどうかであると思っている。

以下は我流の解釈なので、軽く読み流して欲しいが、そもそも君が代の君を、天皇であれなんであれ、「人」と限定すると、千年も八千年も元気で生きていてくれと言うはずもなく、千代八千代は八という末広がりの数字を置いて、要するに悠久、無限∞を表しているのではないか。
となると「君」はむしろ神であり、更に思考を壮大に広げるなら宇宙の真理でもあろうか。平安の無名の詠み人の意識は知りようもないが、誰を大切な「君」と思ったかは知らぬが、その相手に魂の不滅を託してとこしえに栄えてあれと歌ったような気もしないでもないのだ。

「正論」に各国の国歌の詞をいくつか例を引いたが、血なまぐさいし、兵という言葉も血という言葉さえあって、戦いの歌が多いのである。それらに引き比べ、君が代の内容のなんという、のどかな、まったり感。曲調も、宮内省雅楽課の方の作曲だそうで、万葉風にのどかである。

他国の国歌は歌詞もそうであるが、いかにも戦意高揚という趣の勇壮な曲調が多いのだ。なにゆえ、この穏やかな君が代を目の敵にするのか、私などはわからない。戦意称揚歌を国歌として持つ国の人々でさえ、何も言わぬのに、こののどかな日本の国歌をあげつらう日本人がいるのは、寂しいことである。

戦争体験国が国歌を持ってならぬなら、相当数の国家が国歌を失う。

 

 

 


韓国発ニュース雑感

2013年10月09日 | 歴史・政治

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0905&f=national_0905_012.shtml

【日本人が1888年に造った韓国初のホテル「大仏ホテル」の当時の写真が、韓国のインターネット上で話題となっている。複数の韓国メディアが報じた。】

1888年時点で韓国にはホテルが存在していなかったということで、
これまで韓国が主張していたことと、随分かけ離れている。
あらゆる文化は韓国が日本に教えてやった、ことになっているのだが、
1888年に、朝鮮にはホテル一つなかったことが証明されたわけだ。

昨日、韓国の教科書が「正直」になって来たことを取り上げたが、
こうして僅かずつでも、真実が見えて来るようになるだろう。
ネットは玉石混交で石が9割だが、玉が1割あり、その1割の中に僅かながら
更にドキッとするほどの、あられもないほどの真実が込められているのが
ネットである。識者はとかくネットを貶めたがるのだが、それは9割の
石のほうのこと。1割の情報の精度に関しては、いい加減な新聞報道やテレビのそれを上回る。

朝鮮通信使が、日本へ上陸して日本の文化の高さに息を呑む記述が「日東壮遊歌」に残されているが、これとてネットで拾えるからこそ気軽に見られるので、文献をいちいちあたってみなければならない昔だったら埋もれてしまった真実であろう。

日東壮遊歌
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9D%B1%E5%A3%AE%E9%81%8A%E6%AD%8C

 

二番目のニュース。

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0812&f=national_0812_037.shtml

 【韓国BBS】日本が韓国を攻撃すれば、米国はどちらの味方に?

 【韓国のコミュニティーサイト「PPOMPPU」の掲示板に「SBSドキュメンタリー『列島の危険な夜』より、突然日本が韓国を攻撃したら米国は?」とのスレッドが立てられたところ、韓国人ネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。】

日本が韓国を攻撃することなど、絶対にあり得ないのに、これが彼らの潜在的恐怖心なのだろうか。日韓併合は侵略戦争などとは無縁の出来事で、ありようは国際法定も友好な「合邦」であり、韓国はさまざま面で潤い進歩したことは、韓国の歴史教科書でも書くところが現れている。

【同番組では、日本の政治家による相次ぐ問題発言やヘイトスピーチ(嫌悪表現)デモなどを日本社会の右傾化と捉え、その背景には若い世代が不満や混乱、アイデンティティー喪失を抱えており、それらを解消するために、韓国が攻撃対象になっているなどと伝えた。】

ヘイトスピーチに関する雑感は以前述べたが、いささか検証するに述べ立てられるほどの
嫌悪スピーチは日本人には、さしてない。ヘイトスピーチを超えてヘイトクライムに近くなっているのは韓国のそれであり、しかもあちらには戦後68年間の歴史がある。
日本人は太極旗を焼いたり、サッカースタンドに嫌韓の横断幕を張ったり、大統領に模した人物を跪かせたり、相手の震災を「お祝い」したりなどしてはいない。

【韓国では8月15日を前に、第2次世界大戦に関連したさまざまな特集番組が放送されている。今年は日本の右傾化が注目されており、これによって、日本がまた韓国を侵略し、戦争へ向かうのではないかと】

また韓国を侵略? 侵略の歴史はない。戦争すらしたことがないのに、何を言っているのであろう。日韓併合時代に、いかほどの恩恵を日本から受けたか、これも事実はしだいに明らかになって来るだろう。
偽りの史実で論を組み立てれば、必ずどこかでひずみ、破綻が生じる。
良心的な学者は韓国にもいることが、新たな切り口の歴史教科書の登場でも
判った。も国家にも進化があるとすれば、韓国もいずれ真実には直面していかざるを
得ない流れにある。