井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

日ノ本の吉兆なりや鶏鳴三声

2013年10月05日 | 日記

内宮外宮共に、遷御の儀、つつがなく執り行われたようでまことに
慶賀すべきことである。

秋篠宮文仁殿下と、黒田清子さまのおん佇まいの清らかなさまに寄り添うように
いくつかの霊格いと高き存在が画像に写り込んでいるよし、霊眼ある知人に
教えてもらったが、それに先立って目にしたこともない巨きな二重(ふたえ)の虹が
東京の空にかかった、と瑞兆を聞く。

浄闇の中「カケコー、カケコー、カケコー」と鶏鳴三声(けいめいさんせい)が
鳴り響き遷御の儀の開始であったが、伊勢神宮には神馬と共に神鶏がいる。
天の岩戸のそのかみより、鶏は闇を吹き払い暁を告げる先駆けとして
大切な位置に置かれてきた。

各国、鶏の鳴き声が異なるのも興味深いが、太古の日本人の耳には
コケコッコーではなく「カケコー」と響いていたようだ。

さて二重の虹にかこつけるわけでもないのだが、これもまた瑞兆ではなかろうかと、
こたびの遷御の儀にあって、粛々とお勤めであった秋篠宮文仁殿下は、繁忙を極める宮中祭祀やご公務の合間を縫うように、魚類や家禽類の研究を行われ、鶏の起源を遺伝子に基づき解析なさったご研究により、総合研究大学院大学から理学博士の学位を授与遊ばされている。
これは、喜ばしい偶然であるかもしれぬが、紀子妃殿下がまた、父母いずれの方の
祖母でいらしたか、絵画をよくするお方で、その影響か書と共に
絵も巧みで、鶏の絵を、秋篠宮文仁殿下の著書に挿絵として描かれた。

 

カケコーと三声鳴くや妃殿下の 筆に息づく 神の御徴(みしるし)

 

腰折れであるが、今即興にて愚満詠む。