まだ朝の6時過ぎだというのに愛知カンツリー倶楽部近辺がとても賑やかです。シャトルバスに乗ってきた人が、ギャラリー入口と書かれたテントから、ゴルフ場へ入って行きます。
ギャラリー入口には、「当日券」という文字も見えます。
明日から「ジャパンオープン」が開催ですが、今日は選手の練習日で、選手の練習を見物できるのです。
ギャラリー入口近くにいる「スタッフ」という名札を首からぶら下げた男性に、
「遼君はいつ来るのですか?」おばさんはへっちゃらで尋ねます。
「予約は無いけど、12時頃からスタートするようだよ。ハーフなら2時間くらいかかるからね。」
私の頭には、12時過ぎという時間が刻まれました。
1時過ぎ、ギャラリー入口で当日券を購入し、場内地図をもらいます。
厚顔のおばさんは「今、遼君はどのあたりですか?」と聞きます。
スタッフの人は答えてくれます。「今、16番だから17番で待っていればいいよ。」
「ありがとうございます。」
さて、ゴルフ場へ入りましたが、どこがどうやらさっぱりわかりません。
関係者に聞きます。「17番ホールへはどっちへ行くのですか?」
教えてもらってもよくわかりません!!
丁度、今いるところが「18番」となっています。そして、木陰に人々が座っています。
そうか、みんな最終ホールで遼君を待っているんだ。私もここで待っていた方が、知らないところをうろうろするよりいいわね。
選手がボールを打っていない時、一般人はコースの中を横切ることができます。コースに入れないようにテープが張ってありますが、部分的に外され、そこからコースへ入られます。
何人かの選手とキャディさんが、目の前を通り過ぎていきます。選手の中には真っ黒に日焼けした人もいます。選手はキャディさんからボールをもらって、芝の調子を確認しながら、ボールを打っています。
1時間ほど待った頃、人々の塊が移動してきました。仕切りのテープが閉められ、コースへは入れなくなりました。
あ、そろそろ遼君が来るんだゎ。おばさんそういうことだけはよくわかる!
やっと、遼君登場です。ピンクのズボン、白いシャツに帽子。いつものスタイルです。
背が高くスラーっとしています。落ち着いて芝やパットの確認をしています。
18番ホールの最後、芝からボールを打ち上げる練習を何度もしていました。
ほんと私の数メートル先でした。
練習終了後、ギャラリーはコースから出てくる遼君を、花道もどきに両側に並んで待ちます。遼君は大勢のスタッフに囲まれて、瞬く間に倶楽部ハウスへと消えました。
ゴルフ場の芝生は歩くと靴が沈むほどでとっても手入れが行き届いています。歩けば汗ばむような日でしたが、みどりの木々に囲まれたゴルフ場の木陰に佇んでいると、とても気持ち良い日和です。
遼君の印象も爽やかな好青年で、なんかゴルフ場の気持ちよさとダブって、とてもさわやかな気分になりました。
ミーハーのおばさんは、遼君を見るより、写真を撮る方に一生懸命でした。
もっとしっかり見ておけばよかった。反省。