今年最初に感動した絵。
La Naissance de Vénus
『ヴィーナスの誕生』
アレクサンドル・カバネル
じつは、雑貨のデザインのアイデアを得ようと、2年前の雑誌を開いていたら、その絵に釘付けとなった
(LEE [リー]2020 JANUARY No.439 集英社)
雑誌に掲載されていたのは、名刺よりもやや小さいサイズだったが、ヴィーナスの美しすぎる姿体と愛らしい天使たちの虜になってしまった
よく見ると、とても深そうな海の波の上に横たわっている
現実的に考えたら溺れてしまいそうだが、海がヴィーナスを優しく包んでいるといったことなのかなどと、想像が無限に膨らむ
実物はオルセー美術館にあると言う。
そうだったんだ。。記憶にないのが実に残念
今度訪れたときに、じっくり観てみたい。
ちょうど今読んでいる本の著者、エミール・ゾラのことが書かれていたので、さらに調べてみた。
今の美術の教科書でも掲載されているかな?
「笛を吹く少年」の画家、エドワード・マネを賞賛していたゾラが評価したこのヴィーナスの誕生は、非現実的な絵画として受け入れ難かったようだ。
絵画は、現実的に表現するもあり、現実に空想や理想を加えて新たな世界を作り上げるも良し。
私はどちらかと言うと、後者の絵画がより好きです