記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

福袋

2009年12月31日 15時17分23秒 | Weblog
毎年この時期になると登場する福袋。
買ったことありますか?
私が初めて買ったのは小学6年生のときだ。当時は朱色の袋に白抜きで大きく福袋と書かれたものだった。勿論すんなり買えたわけではない。親の反対を押し切ってお年玉で買った。自宅に着き期待を胸にためて開けてみると、子供が使えるようなものはひとつもなく全くの期待ハズレだった。成るべくして起こった結果に親や姉の反応が悔しかった
自分が使えないものをそばに置いておくことを嫌うわたしは、塾の先生や欲しがる友達にあげてしまった。かくして私の初の福袋は奉仕活動に終わった。
苦い体験以来、福袋には全く興味がなくなった。
毎年ニュースで老舗デパート前で福袋を買う人の長蛇の列を見る。すごいパワーだと思って感心している。これはまだいいのだが、見苦しいのは閉じられた袋をこじ開けて中身をいちいち確認する姿だ。いつも年齢を問わず女性に多いのだが、今日目撃してしまった60近いおじさんがイトーヨーカ堂の紳士服売場の手前にあるワゴンに並べられた小さめの福袋を開けているではないか上の階に用があった私はエスカレーターに乗った後も、振り返って見つめてしまった。
店の立場から言えばルール違反だと思う。さらに加えると、福袋という概念をはなから否定した行為だ。悲しいことだが、夢のない人が多くなったものだ。何が入っているかがわからないから福袋と言うのだ。確実を狙うのなら、はじめからわかるものを買えばいいのではないか。
たいていこじ開けられた福袋は無惨にも取り残されてしまう。今日もおばさんが、開けて中身を確認した後、一言文句を言ってその場を離れた。まるで捨て台詞みたいだ。自分の行為は全く悪く思っていない様子。

私は確実に確認して手にすることのできるバーゲンに行きます


fine ART photographer Masumi
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