記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

身近な関係ほど、意外と気づかないもの!

2019年01月24日 17時11分16秒 | Weblog


先日、実家に帰った時のこと

洗面所に見たことのない、空色のプラスチックケースがあった。
歯科関係者なら解るが、マウスピースか、入れ歯を入れるための容器である

はてどちら様の所有物

開けてみると上の歯の部分入れ歯
詳しく説明すると、左右の奥歯が無い人用の入れ歯。

「一体誰の」 と、思わず呟いてしまった。

以前、洗面所の引き出しから見つけた部分入れ歯は、片方の奥歯用で、母親のだと判明!!
今回は父親

早速尋ねてみると、またしても母親のものだった

「いつの間に反対側を抜歯したの?!」と、ビックリ仰天
母親は、私に見つけられたことがショックだったらしく、苦笑いをして恥ずかしがっていた。

家族だからこそ、ちいさな変化に気づかないものなんだと改めて知った。
さすがに前歯が無くなっていたら気付くけど
歯科医師だからといって、会話をしている時にジロジロと口の中を観察しているわけじゃ無い。ましてや、奥歯!!発音が変われば気付くけど、普段は入れ歯をしないときてるから、全く解らない


かなり前の話だが、こんな患者さんがいた。
娘さんが前歯の治療をされたのを見たお母さんが、自分も同じ治療を受けたいと来院したのだ
まずはお母さんの口腔内診査をすることに

なんと、ご自分の歯は一本も無かった
総入れ歯だったのだ。
お母さまのご希望は、歯の形を変えたいことと、何より白い歯にしたいことだったので、新しい入れ歯を作ることをオススメし、お帰りいただいた

娘さんにその事を伝えると、母親が総入れ歯だったことが初耳だったようで、かなり驚いていた
お母さんも娘さんに知られるのは恥ずかしかったのかもしれない



80歳はとうに過ぎている両親。8020運動には騙し騙し何とかかじりついている様子

野生動物の世界では、歯がなくなること、即ち死を意味する。人間も同じだ。
正しいセルフケアと、歯科医院でのプロフェッショナルケアを定期的に受け、いつまでも楽しい食事が出来るようにしたい

最近読んだ本の紹介
とてもわかりやすく書かれています。
口腔内環境が、全身に及ぼす影響を知ることと、予防歯科の重要性を知ることが出来ます。
歯がなくなってしまっては、本当の意味での生活の質は保てないのです。



私の使っているブラッシングキット。
歯磨き粉は去年パリの薬局で手にいれたものなので、日本では見つからないかも。。。
歯ブラシは、毛束が5460本もあります。歯茎にも優しいのでマッサージにもなります。
CURAPROX
歯間ブラシは一番細い4Sを使っていますが、個人差があるので適切なサイズを担当医に尋ねてください。
DENT.EX 歯間ブラシ
フロスは384本の毛束がしっかりと縒られた、ちょっとやそっとではほつれない優れもの。さらに嬉しいのはフッ素付き
まさかのイタリア製です
fluorfloss






オーラルケア フロアフロス 45m
株式会社オーラルケア
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認知症専門医が教える! 脳の老化を止めたければ 歯を守りなさい!
長谷川 嘉哉
かんき出版
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