ヒトリシズカ特論 その2

日本の四季の移り変わりなどを、身近な場所に行って、その場での観察などによって、ご紹介しています。

日本経済新聞紙の見出し「コロナが促す企業選別」を拝読しました

2020-12-31 12:00:05 | 日記
 2020年12月27日に発行された日本経済新聞紙の朝刊一面の見出し「コロナが促す企業選別」を拝読しました。

 このコラム「チャートは語る」のサブタイトルの「株価純資産倍率、20年ぶりに格差」が端的に事実を表現しています。

 このコラムの記事は「世界の株価指数が歴史的な高値をつけ中、個別銘柄の株価の二極化が進んでいる」と、ずばりの表現で始まります。

 株価純資産倍率(PBR)でみると、銘柄の格差はIT(情報技術)バブル以来の20年ぶりに高水準で高値と安値の判断目安が広がったと伝えています。

 株への投資は、新型コロナ感染対策下の中でも、成長が期待できる銘柄に投資が集中する半面、この環境変異に対応できないと判断された銘柄は放置されたという結果になりました。

 この結果は、いずれ来る環境変化が新型コロナ感染対策によって、早まったとみる見方が多いそうです。

 日本経済新聞紙のWeb版である日本経済新聞 電子版では見出し「コロナが促す企業選別 株価純資産倍率、20年ぶり格差」と報じています。



 ことし11月には「ユニクロ」を運営するファーストリテイリング株が上場以来高値を付けました。一方、百貨店向けが主力のオンワードホールディングや紳士服大手の青山商事は上場来安値を更新しました。

 在宅勤務の定着によって、普段着の需要は急増していますが、スーツやブランド服は構造不況に陥るとの判断が定着したからでうs。

 株価を1株当たり純資産で割ったPBRは、株価が帳簿上の資産価格(解散時の価値)の何倍まで買われているかを示す指標です。このPBRが高いほど、高成長によって急速に増えていると投資家の多くが判断した結果です。

 新型コロナ感染対策環境下では、世界の株式市場で優勝劣敗の銘柄判断を加速させています。

 世界各国の約1万2000社のPBR分布をみると、5倍以上の高PBR企業は2476社と、昨年末から660社(36パーセント)増加し、全体に占める比率は21パーセントと、2000年8月以来の水準に達しました。

 構造変換が進む米国では、時価総額上位10社のシェアは24パーセントと3年間より6ポイント上昇しています。

 こうした株式投資分析会社の社長は「ポストコロナ時代に社会に必要とされる企業と、そうでない企業の選別はこれからも続く」と考えています。

 この新型コロナ感染対策時代に、金融資産などを持つ方々は株式投資を通じて、自分の資産を増やしています。

 米国では人口数パーセントの金持ちが持つ資産は、米国の90数パーセントの人々が持つ資産と同じであると、貧富の差がますます拡大しています。日本でも、この貧富の格差は広がると予測されています。

 日本でも株価の上昇が進むのは、資産家の方が株式投資などによって、自分の金融資産を増やす動きを強めているからです。

 新型コロナ感染対策環境下でも、資産家の方は日本企業の中で成長しそうな企業を見出す、一指標としてPBRを参考にしているようです。

長野県佐久市の東端にある佐久荒船高原は冠雪し、山陰には残雪がありました

2020-12-31 00:00:05 | 佐久荒船高原
 長野県佐久市の東端にある佐久荒船高原は冠雪し、地面がいくらか白くなっています。

 標高1100メートルから1200メートルある佐久荒船高原は、夜中から明け方までは零下になる冷え込みです。

 12月25日か26日に、標高が高い佐久荒船高原辺りは雪がいくらか降ったようで、数センチの積雪がありました。







 佐久荒船高原の中心にある“コスモスの丘”はまだ残雪があり、白くなった部分が残っています。

 午前7時ごろは、夜中・明け方の冷え込みによって霜が降りて、一面が真っ白でした。

 佐久荒船高原の南にそびえている荒船山(標高1423メートル)の艫岩部分は冬は日陰です。太陽の黄道が低く、艫岩の南面は陰になります。



 佐久荒船高原の西にそびえている北八ヶ岳の峰嶺は白く冠雪しています。



 空は晴れていますが、標高の高い部分は少し曇っている感じです。

 内山峠に近づいて見えた荒船山・艫岩です。



 荒船山の山麓も日陰部分には残雪があります。

 北にそびえている浅間山(標高2568メートル)の山頂部は冠雪しています。





 佐久荒船高原の中から、浅間山がなんとか見える場所から見た浅間山の山頂部分です。

 ここより西に進むと、手前の低山によって浅間山は隠れてしまいます。

 また、この日は上空は風が強い様子で、佐久市市街地から見た浅間山は霧・雲の中で、山容はみえませんでした。

 12月30日の午前からは、佐久荒船高原辺りは濃霧に包まれていました。たぶん、遠くの日本海側の寒波の影響を受けて、その後は雪が降ったようです。

 12月30日午後は、佐久荒船高原から群馬県側に下りると、甘楽郡下仁田町側は晴天でした。気温も高く温かい感じです。

 要は標高が高い荒船山近くに濃霧・雨雲がかかっている様子です。雪が降る可能性も高いです。

 下仁田町側の西側から見えた妙義山系の中之岳の山頂部分です。





 こうした塔上の岩山が並んでいます。背後は青空です。

 12月31日はおそらく荒船山や佐久荒船高原などの標高が高い部分は荒れた天気になり、雪が降っているように推定しています。



埼玉県熊谷市にある県立公園の荒川大麻生公園で、シロハラなどを観察しました

2020-12-30 00:00:05 | 季節の移ろい
 埼玉県熊谷市広瀬にある県立公園の荒川大麻生公園に野鳥観察に行って来ました。

 この荒川大麻生公園の中には、“野鳥の森”と名付けられた森があり、この森ではベニマシコなどを観察できる初冬の時期になりました。

 “野鳥の森”の中にある小さな池の側で、野鳥の登場を待っていると、冬鳥のシロハラが2羽、出てきました。池のほとりに出てきました。







 この2羽のシロハラは池の岸辺で、水を飲みに来ているようです。あるいは、岸辺の落ち葉が溜まった中にいるミミズを狙っています。代表的な冬鳥のシロハラは、身体の大きさが約25センチメートル程度です。アカハラやツグミと同じ大さです。



 冬鳥のシロハラに続いて、メジロの群れが水辺にやって来ました。





 メジロの群れはさえずり続けています。





 この小さな池の奥の茂みには、ヒヨドリが数羽、来ていて、ほかの野鳥を脅している様子です。



 この小さな池の側で待っている野鳥観察愛好家の方々は「ベニマシコの鳴き声が奥から聞こえている」と、ヤブの中の野鳥の様子を分析しています。

 しかし、結果的にはベニマシコは出てきませんでした。

 “野鳥の森”からの帰り道で、荒川大麻生公園の昔の河原風の場所に、カワラヒワの群れが出てきました。





 カワラヒワは数羽が飛び交っています。

 12月年末になり、野鳥観察に時間をかけることが心理的には難しい感じになってきました。年末はいろいろとやることがあり、多忙になります。

埼玉県川越市の郊外にある伊佐沼で、幸運にも2羽のカワセミを観察しました

2020-12-29 12:00:05 | 季節の移ろい
 埼玉県川越市の郊外にある伊佐沼は、このところの12月下旬の温かい天候によって穏やかな水面です。

 5日ぶりに伊佐沼(いさぬま)に行って、2月半ばの厳しい冷え込みによって、水面がいくらか凍っていた南側から北側に移動しました。

 伊佐沼では、北側に大きなハス田があり、7月ごろに古代ハスが花を咲かせます。

 理由はよく分からないのですが、ハス田の周囲には“大きな島”があり、干潟の浅瀬と陸地が混在しています。

 水面が凍っていない干潟には、ダイサギなどが来て、小魚などを探しています。



 もちろんコサギも来ます。

 ハス田の周囲には、ヒドリガモやカルガモがいて、小魚などを探しています。



 “大きな島”を囲む杭などの上に、2羽のカワセミが来ています。



 時々、下の浅瀬に飛び込んで、小魚を狩りしています。





 この2羽のカワセミは番(つがい)なのか、ライバルなのか分かりません。









 ここにはいつもは、カワセミ狙いの野鳥観察愛好家の方が来ているのですが、さすがに12月末の最終週のために、だれも来ていません。

 干潟には、イカルチドリが数羽、来て、エサを探しています。



 12月年末の大寒波が来る前に、カワセミやイカルチドリは十分にエサを採って、体力を養ってほしいものです。

埼玉県川越市の郊外にある伊佐沼の南側の浅瀬では、セイタカシギが休んでいました

2020-12-29 00:00:05 | 季節の移ろい
 埼玉県川越市の郊外にある伊佐沼は、このところの12月下旬の温かい天候によって水面は凍っていませんでした。、

 5日ぶりに伊佐沼(いさぬま)に行ってみたとこる、先週は12月半ばの厳しい冷え込みによって、伊佐沼内では流れがない水面の部分があちこちで凍っていましたが、今はどこも融けています。

 伊佐沼の南側から西側湖岸を見た風景です。午前10時過ぎなので、逆行気味です。



 伊佐沼の南側のすぐ眼の前には、浅瀬の砂州があり、多数のコガモなどが休んでいます。







 どのコガモも身を丸くして寒さに耐えている様子です。ほとんど動きません。



 このコガモの群れの近くには、オオハシシギが数羽います。身体の大きさは全長29センチメートル程度だそうです。



 オオハシシギは浅瀬で、熱心にエサを探しています。エサを探して歩き回っています。



 伊佐沼の南側から西側湖岸を見た風景の真ん中当たりにある浅瀬には、セイタカシギが3羽、休んでいます。







 セイタカシギは脚が長いので、そのまま立っている感じです。セイタカシギは両足で立っています(片足で立つ時もあります)。

 そのすぐ側にいるコガモは身を縮めています。寒そうです。

 晴れているので、気温はある程度の温かさですが、伊佐沼の水面ではやはり寒いようです。

 見た印象では、12月半ばの厳しい冷え込みによって、水面の一部が一度凍ったために、カモやシギなどは減っている様子です。凍った時に、一部がどこかに避難したカモやシギ達は全部が伊佐沼に戻ってはいない様子です。

 伊佐沼の水面の氷が融けて、カモやシギなどはいくらかが戻ってきた様子でした。でも、12月末の年末年始には大寒波が関東地方を襲うとの天気予報です。伊佐沼の水面が凍らないことを願っています。