ヒトリシズカ特論 その2

日本の四季の移り変わりなどを、身近な場所に行って、その場での観察などによって、ご紹介しています。

日本経済新聞紙のコラム「ニューワーカー 1」を興味深く拝読しました

2020-12-15 12:00:05 | 日記
 2020年12月7日に発行された日本経済新聞紙の朝刊一面のコラム「ニューワーカー」の「1」を興味深く拝読しました。

 12月7日から朝刊一面のコラム「ニューワーカー」が始まり、その第1回目でした。

 見出しは「逆境が壊す働き方の常識」です。

 サブ見出しは「アサヒ、工場でもリモート、ベネッセ、在宅出入り自在」です。

 このサブ見出しは、在宅勤務ができないと考えられる工場の従業員の働き方の改革が始まったことを伝えています。

日本経済新聞紙のWeb版である日本経済新聞 電子版の見出しは「逆境が壊す働き方の常識 アサヒ 工場でもリモート」です。



 この記事の書き出しは「新型コロナウイルスの感染拡大を機に、遅々として進まなかった働き方の見直しが始まった」です。

 具体的には「工場でも在宅勤務ができるはず」と考えたアサヒグループホールディング社長の小路明善さん(69)は社内にげきを飛ばしたそうです。

 まず、事務や営業職の約9000人は、8月からリモートワークを主体とする働き方に改めたそうです。

 そして、工場などの生産や物流の現場にも働き方を再考させたそうです。「できないと決めつけないで、見直せる部分はある」と再考を求めています。

 この辺は微妙な実態です。実は、工場の生産機械には既に各種センサーが付いていて、その稼働ぶりを観察しています。

 例えば、切削加工をする機械には、その切削加工の実態を計測するセンサーが付いていて、故障しそうな信号がでると、生産担当者とその生産機械を納品した工作機メーカーは故障診断をします。

 突然壊れると、生産計画が達成できないので、故障しそうな信号時に、予備的な修理計画を立て、実行します。

 その生産機械を納品した工作機メーカーはこうした計画的な修理によって、修理担当者を効率よく派遣できます。

 日本全国のクライアントに、修理担当者を効率よく派遣できます。

 こうしたことは、新型コロナウイルス感染前から実施しています。修理担当者の人件費をできるだけ下げるためです。

 今回の記事は、実は少子高齢化が進む日本では、既に実施されていました。人件費が一番コストがかかる要因だからです。

 同時に、工場の生産計画をつつがなく守るためです。このためのリモートワークが既に織り込み済みです。生産停止は絶対に起こしてならないことだからです。そのための遠隔診断をリモートワークで実施しています。

 この記事では、凸版印刷の研究・技術開発部門の900人の裁量労働に移行したケースを紹介しています。

 日本の製造業などの研究・技術開発部門は国際的な競争力の源泉です。このため、優秀な人材を確保するために、新型コロナウイルス感染対策前から、裁量労働を始めています。

 今回のこの第1回目は、既に動き始めていた働き方改革を、新型コロナウイルス感染対策として報じた点で、残念な内容です。

 独自の製品戦略に力を入れてきた日本の製造業の生産部門も研究・技術開発部門も、働き方改革は既に始めていました。

 こうしないと、有数な人材が集まらないからです。この人材は男性も女性でも同様です。

 また日本人だけではなく、外国人の社員も雇用し始めています。

 こうした実態を後追いする内容の記事でした。



埼玉県東松山市の岩殿観音正法寺の大イチョウは見事に色づいています

2020-12-15 00:00:05 | 季節の移ろい
 埼玉県東松山市大字岩殿の斜面に立っている岩殿観音正法寺の境内に立つ大イチョウの木を見に行ってきました。

 この岩殿観音正法寺(いわどかんのんしょうぼうじ)は、真言宗智山派の古刹です。

 正式な名前は、巌殿山正法寺(いわどのさんしょうぼうじ)です。



 この古刹は東松山市の南西にある山麓の急斜面に、718年(養老2年)に沙門逸海という方が岩殿山の岩窟に千手観音像を安置し、草庵を設けたことが起源だそうす。

 当時の関東平野はかなりの山奥です。

 11月下中になると、岩殿観音正法寺の観音堂の横に立っている大銀杏が見事に黄色く色づくことがとても有名です。







 推定樹齢が700年という、埼玉県内では一番古いイチョウだそうです。室町時代から生きているイチョウです。





 この大イチョウの木が黄色く染まる12月の第一日曜日には、いつもは秋祭りが開催されるそうです(今年は開催されたかどうか不明です)。

 江戸時代には、このイチョウの木は“養老木”と呼ばれ、女性の安産・子育守護の対象となった大木だったそうです。

 大イチョウの根元や根元の上の幹は古木らしい外観です。

 この大イチョウの周囲には、黄色く紅葉した落ち葉が敷き詰められています。

 巌殿山正法寺の鐘楼です。崖の縁にあり、鳴らすと遠くまで響きそうです。



 青銅製で元亨2年(1332年)に製作されたといわれています。

 この巌殿山正法寺の斜面の下には、昔は門前町の商店や家々が並んでいたそうです。とても賑やかな門前町だったようです。

 ここは坂東三十三箇所の十番札所です。

 今回、この巌殿山正法寺の大イチョウを見に行った理由は、弊ブログのフォロワーの埼玉県民のお二人の方が、それぞれにこの大イチョウの木が黄色く紅葉した話を、それぞれのブログでご紹介になったことがきっかけです。

 たまたま、この近くに用事ができ、そのついでに、この大イチョウを鑑賞して来ました。2年ぶりの鑑賞でした。