ヒトリシズカ特論 その2

日本の四季の移り変わりなどを、身近な場所に行って、その場での観察などによって、ご紹介しています。

群馬県邑楽郡邑楽町にある多々良沼では、コハクチョウが野草を食べていました

2020-12-04 00:00:05 | 旅行
 群馬県邑楽郡邑楽町鶉新田と館林市城町にまたがっている多々良沼で、野草をもりもりと食べているコハクチョウを観察しました。

 毎年晩秋には、この多々良沼(たたらぬま)部分にはコハクチョウとオオハクチョウが50羽から60羽などと多数が飛来し、冬の間は滞在します。

 多々良沼の西側の邑楽町鶉新田には弁天島は、多々良沼(たたらぬま)の西端から東側にが岬として突き出ています。

 この弁天島の岬辺りから東側に向かって小川・疎水があります。

 東西方向につながっている小川沿いの土手には草がよく生えています。小川沿いの北側には広大なヨシ原があり、何かが潜んでいます。

 今回は、この小川沿いには草原部分に、コハクチョウが30羽ほどいて、盛んに野草を食べています。







 晩秋の今の内に、コハクチョウは、青々とした野草をもりもりと食べています。





 このコハクチョウの群れの中には、まだ羽根の色が灰色の今年春に産まれた幼鳥が多数います。





 何とか日本まで飛んできた幼鳥たちです。

 時々、顔を上げながら、コハクチョウの群れは黙々と野草を食べています。



 向かって右側の部分に、くちばしが黒いアメリカコハクチョウが数羽、いました。



 コハクチョウは、クチバシの途中に黄色い部分がありますが、アメリカコハクチョウはすべて黒色なのが特徴です。

 今回、上空を飛んで、多々良沼の東側の湖面の上を旋回していたコハクチョウの群れは別の地点に下りたようです(たぶん)。

 多々良沼は約8ヘクタールと広大なために、コハクチョウの群れが着陸した部分までを、なかなか目で追うことが難しいのが実情です。

(追記)アメリカコハクチョウは北アメリカ北部で繁殖するコハクチョウの亜種です。日本へ、はごく少数が冬鳥としてコハクチョウの群れに混じって渡来するそうです。