ヒトリシズカ特論 その2

日本の四季の移り変わりなどを、身近な場所に行って、その場での観察などによって、ご紹介しています。

さいたま市見沼区にある染谷花しょうぶ園では、ハナショウブの花がよく咲いていました

2021-06-12 00:00:05 | 季節の移ろい

 さいたま市見沼区染谷にある染谷花しょうぶ園では、ハナショウブの花がよく咲いています。

 見沼区染谷の森に囲まれた染谷花しょうぶ園の中は、疎水が流れている有名なハナショウブ園です。園芸業者の方が運営しています。

 真ん中に疎水が流れていますが、様々なハナショウブを植えた部分は、もう水を与えていません。このハナショウブは約8000平方メートルの園内に植えられています。

 この辺りは、昔は見沼の湿地帯だった土地を、江戸時代に干拓して農業地帯に変えた地域です。

 6月半ばに入り始め、花ショウブの花期はやや終わりに近い様子です。

 様々な品種の花ショウブが花をよく咲かせています。

 花ショウブを植えた部分を囲む周囲には、様々なアジサイの品種が植えられていて、花をよく咲かせています。

 実は、この日は予想以上の観賞客が入場していましたが、その方たちを画面に入れないように苦闘して撮影しています。

 大きな木々がつくる深い森に三方が囲まれてて、深い森の中にいる気になります。気持ちが和みます。

 染谷花しょうぶ園のWebサイトには、花期が終わりになり始めていると書かれているため、急いで鑑賞に来た方が多かったようです。皆さん、のんびりと、花ショウブの花を見ています。

 梅雨入り前の暑い日に、染谷花しょうぶ園の中を歩きました。

 来週は、関東地方も曇り時々雨になるという天気予報です。梅雨入りするかどうか微妙なようですが・・。


埼玉県比企郡嵐山町腰畑越部にある金泉寺ではアジサイの花が咲いています

2021-06-08 00:00:05 | 季節の移ろい

 埼玉県比企郡嵐山町腰畑越部にある金泉寺はアジサイの花が境内などでたくさん咲く古刹です。

 水田地帯に面した里山を背景に建つ金泉寺は、山号が大龍山という曹洞宗の古刹です。

 そして、古刹が立つ背景のスギ林などでも、アジサイの花が一面に咲きます。

 しかし、現在は埼玉県は、まん延防止等重点措置が宣言されている期間内で

す。

 このため、今年も昨年同様に「紫陽花祭り」は中止したそうです。

 本堂を囲む境内では、アジサイの花が梅雨らしい感じで、咲いています。

 スギ林のすそ野では、アジサイの花はあまり咲いていません。

 まん延防止等重点措置ではない、通常の「紫陽花祭り」の際には、本堂の前に、アジサイの花が綺麗に咲いた鉢植えが展示されます。

 園芸家の手が入って仕上げた鉢植えのアジサイの花はとても綺麗な出来栄えだったのですが・・。今年もこの作品を拝見できません。

 6月8日時点で、埼玉園・関東地方には「梅雨入り宣言」は出ていません。

 


埼玉県南部を流れる荒川流域の水田地帯では、コサギが何かを食べに来ています

2021-05-31 00:00:05 | 季節の移ろい

 埼玉県さいたま市桜区在家にあるさいたま市荒川総合運動公園の周囲には、広大な水田地帯が広がっています。日本が瑞穂の国であることを思い出させるような風景が広がっています。

 埼玉県南部では、珍しいほどの広大な水田地帯の中を散策しました。

 田植えが終わって、イネの苗が育ち始めています。

 田植えが終わった水田の中には、白い羽根色のコサギあるいはチョウサギらしいサギが20羽弱ほどいます。

 コサギあるいはチョウサギは、イネの苗が育ち始めた水田の中を歩き回ります。

 おそらく、カエルの卵からかえったオタマジャクシや水性昆虫を食べている様子です。

 コサギは時々、100メートルほど飛んで、水田を移動します。

 同様に、カルガモも20羽ほど来ています。群れをつくっているカルガモと、点々と1羽でいるカルガモがいます。

 カルガモもそろそろ巣をつくり、ヒナがかえる時期です。

 たぶん、アオサギのヒナと推定される幼鳥です。

 この近くのどこかに、アオサギの巣があるようです。

 静かな水田地帯でした。期待したムナグロには出会うことができませんでした。

 時々、競技用(?)のスポーツ向けの自転車に乗った方が水田の中を貫く道路を走り抜けます。

 まっすぐな道路が自転車には向いているようです。またこの水田地帯の中では自動車がほとんど走っていない点も、競技用自転車の走りには好都合なようです。


埼玉県南部を流れる荒川流域のヨシ原では、オオヨシキリの鳴き声が聞こえます

2021-05-30 00:00:05 | 季節の移ろい

 さいたま市桜区在家にあるさいたま市荒川総合運動公園の周囲には、広大な水田地帯が広がっています。

 ここは、最近の埼玉県南部では、珍しいほどの広大な水田地帯が残っています。ここは土手の内側なので、人家がありません。

 埼玉県南部を流れている荒川流域の中では、これほどまとまった水田地帯は少なくなりました。

 さいたま市荒川総合運動公園の入り口の土手の上からは、西側には富士山(標高3776メートル)が春霞の中で見えています。

 さいたま市荒川総合運動公園の荒川下流側の水田地帯の中には、広大なヨシ原も残っています。

 その広大なヨシ原の繁みの中からオオヨシキリの大きな鳴き声が聞こえてきます。

 オオヨシキリは夏鳥として、日本に渡ってきて、ここで番になり、産卵し、子育てをします。

 オオヨシキリの身体は全長18センチメートル程度と比較的大きい方です。

 背丈が2メートルほど伸びたヨシ原の中のヨシの上の方に、オオヨシキリは留まって、よく鳴いています。

 オオヨシキリの多くは生い茂ったヨシ原の中にいて、姿はあまり見えません。鳴き声だけが聞こえています。

 このため、俳人の小林一茶が俳句「行々子口から先に生まれたか」と読む程、うるさく鳴いています。「行々子(ギョギョシ)」は夏の季語になっています。

 珍しく、オオヨシキリが枯れ木の上に留まりました。

 ごく一部の場所からも、富士山が見えます。

 田植えが済んで、少し苗が伸びた水田には、カルガモが来ています。

 本当は、ムナグロなどに出会えるといいと期待したのですが・・。

    土手に咲いているセイヨウタンポポの花にはアゲハが来ていました。

 上空では、ヒバリがよく鳴いています。

 


埼玉県深谷市にあるふかや緑の王国では、ジキタリスの花があちこちで咲いています

2021-05-24 00:00:05 | 季節の移ろい

 埼玉県深谷市櫛引にあるふかや緑の王国という植物園は、5月下旬になり、新緑の季節の園芸種の花がよく咲いています。

 ふかや緑の王国内では、5月下旬になり、春咲きのバラの花など、多彩な花が咲いています。

 その中でも、背の高いジキタリスの花があちこちで咲いています。

 ジキタリスの半分以上は、背丈が1メートル以上に伸びて、目立つ感じで花を咲かせています。

 また、アイルランドポピーあるいはオリエンタルポピーなどの花が群生して、よく咲いています。

 このアイルランドポピーあるいはオリエンタルポピーなどの一部は、もう種をつけています。

 チドリソウの花もよく咲いています。キンポウゲ科のチドリソウの花も色合いが最近は多彩です。 

 今回、ある花壇では、ユリの花を咲かせていました。もうユリの花が咲いていて驚きました。

 このユリは園芸種なのか、自然種なのか分かりません。

 ササユリを品種改良したものにも見えます。品種改良がどんどん進み、こうした問題ができてます。

 木々の新緑が深まる中で、暖かい気温の中で、太陽光を浴びて、様々な園芸種の花がよく咲いていました。

    このふかや緑の王国の中には、山野草も育てられています。こうホタルブクロの花が咲き始めていました。

 このふかや緑の王国という名前の植物園は、深谷市の市民ボランティアなどの方々が管理・運営する公園・植物園だそうです。