ヒトリシズカ特論 その2

日本の四季の移り変わりなどを、身近な場所に行って、その場での観察などによって、ご紹介しています。

京都市北区紫野大徳寺町にある大徳寺という寺町界隈に行って来ました

2020-01-31 00:00:03 | 旅行

 京都市北区紫野大徳寺町にある大徳寺に行って来ました。この大徳寺は臨済宗大徳寺派の大本山で、山号は龍宝山です。

 現在、JRグループによる「そうだ 京都、行こう。早春キャンペーン」中で、この大徳寺の石庭がテレビCMに使われています。

 

 このため、単純な思考なので、大徳寺を訪ねてみました。たぶん7、8年振りです。

 「大徳寺」とは、その名前のお寺そのものと、大徳寺を中心とした20余りの寺院群を指す言葉です。

 まずは、その大徳寺に行ってみました。

 今回の「そうだ 京都、行こう。早春キャンペーン」では、大徳寺の本坊の方丈庭園(史跡・特別名勝)を公開中です。ふだんは公開していません。

 この本坊の方丈庭園は、江戸時代初期を代表する枯山水庭園の一つだそうです。白砂が一面に広がり、聚楽第の遺構と伝わる唐門(国宝)と対峙するように盛砂が配されています。

 築地塀沿いでは、木々と石組で深山幽谷を表現しているそうです。ここは撮影不可なので、上に載せたものはポスターからの画像です。

 さて、大徳寺を中心とした20余りの寺院群の中で、多くの方が脚を留めるのは「石田三成公御墓〇」という石碑があるお寺です。

 この三玄院は、立ち入り禁止になっています。

 以下は、大徳寺界隈にあるお寺のスナップ画像です。大徳寺を中心とした20余りの寺院群は異次元の世界です。

 あるお庭では、桃色のウメの花が咲いています。

 このウメの花が咲いていたお寺の石庭部分です。

 白いサザンカあるいはワビスケと思える花です。

20余りの寺院群の中のあるお寺の屋根部分です。

 たぶん書院造りのお部屋です。

 比較的静かな寺町界隈です。ここには外国人観光客はあまりいらしていませんでした。英語などの外国語による説明対応が少ないからかもしれません。

 


京都市東山区にある浄土宗総本山の知恩院の方丈庭園を拝見しました

2020-01-30 00:00:05 | 旅行

 京都市東山区林下町にある浄土宗総本山の知恩院に行ってきました。東山の山麓に抱かれた非常に大きなお寺です。

 現在、JRによる「そうだ 京都、行こう。」早春キャンペーン」中です。これによって、知恩院の大方丈と子方丈の内部が公開されているということで、知恩院に参拝しました(4年ぶりの公開と伺いました)。

 いつも見ても、とても大きな三門(山門ではなく「三問」というそうです)です。これほど大きい山門はほかにはあまりありません。

 この知恩院は、浄土宗総本山の寺院です。山号は華頂山で、詳名は華頂山知恩教院大谷寺だそうです。このため、三門には「華頂山」が掲げられています。

 この知恩院は、事実上は“お城”だと、三門を過ぎて、きつい石段の坂を上る時に感じます。お城の天守閣に向かう坂だと感じます。

 この知恩院は徳川家の永代菩提所として豪壮な建物の御影堂(本堂)が建っています。大き過ぎて撮影できません。

 御影堂の西側に小ぶりな阿弥陀堂があり、金色の阿弥陀仏が鎮座しています。この阿弥陀堂の前に、たぶんジュウガツザクラ(十月桜)の木と思われるサクラの木が数本あり、花を咲かせています。

 今回、特別公開されている大方丈と子方丈は、法然上人御堂に入る武家門からお堂の中に入ります。

 中がとても広い法然上人御堂の中では、僧侶がお経を読み上げ、たぶん檀家の方の法事が執り行われています。

 この法然上人御堂を抜けると、大方丈の建屋に入る入り口になります。

 大方丈の内部は、大胆にいえば、徳川幕府の将軍家の公式な謁見の間です。1603年からこの知恩院は徳川家の永代菩提寺として整備されました。

 大方丈の部屋のつくりは、素人感覚でいえば、二条城の謁見の間の原型です。

 ここは徳川家康から徳川家光の3代の将軍しか事実上は使っていません(その後は江戸から出る必要がなかったので)。

 大方丈の奥が小方丈です。小方丈の部屋は事実上は徳川家の“リビング”です。心許せる徳川家の一族が使う“リビング”です。

 この仕組みは、二条城のつくりと同じです。ここを基に二条城の接見の間などに伝統が引き継がれています。

 大方丈と小方丈を飾る狩野派の絵師たちが描いた襖絵などは撮影禁止です。

 小方丈から山麓側の方丈庭園に出られます。ここは撮影可能です。

 割と落ち着いた庭園です。この方丈庭園は、江戸時代初期に小堀遠州の弟子の玉淵某が作庭したと伝えられています。

 ただし、冬なのでコケはあまり美しくありません。

 

 今回、残念だったのは、冬の期間は奥の高台には入れないことでした。

 昔、春のサクラの開花時には、この高台も公開していたのですが・・。

 山麓の木には、エナガの群れが来ています。動き回ります。

 イカルの群れもやってきました。背の高い木の上部に留まったイカルです。

 曇天であることと、逆光のために、羽根模様が見えません。

 


京都市北区平野宮本町にある平野神社では、ジュウガツザクラの花が咲いています

2020-01-29 00:00:05 | 旅行

 京都市北区平野宮本町にある平野神社では、1月末の今でもジュウガツザクラの花が咲いています。

 平野神社は、4月ごろに境内で多彩なヤエザクラの花が華麗に咲くことで有名な神社す。

 その平野神社で、秋咲きのジュウガツザクラ(十月桜)の花が咲き続けています。

 ジュウガツザクラの木は境内の中に、点々と植えられています。

 今回、久しぶりに平野神社に参拝し、境内ではジュウガツザクラの木が小ぶりな花を咲かせていることに気が付きました。

 境内の片隅では、二ホンスイセンの花もよく咲いています。

 境内の片隅では冬の陽だまりで、二ホンスイセンの花がよく咲いています。

 今回、平野神社に行ってみて、2018年9月18日に関西地方を襲った台風21号によって、境内のサクラの木が倒れ、由緒ある拝殿が倒壊するなど甚大な被害が出て、その再建中でした。

 由緒ある拝殿は修理中の模様です。

 こうしてみると、秋の台風被害は確実に増えています。地球温暖化対策を真剣に考え、有効な手を打ちたいものです。


京都市上京区馬喰町にある北野天満宮の境内では、ウメの花が咲き始めています

2020-01-28 00:00:07 | 旅行

 京都市上京区馬喰町にある北野天満宮は、節分と受験祈願の方々で賑わっています。

 北野天満宮の鳥居を過ぎて奥に進むと、楼門に2月3日の「節分」の表示が掲げられています。

 この楼門の左側(西側)には、梅園があり、ウメの花がいくらか咲き始めています。

 本殿に向かう途中にも、ウメの木が並び、花を咲かせています。

 本殿を囲む境内には、約1500本のウメの木が植えられているそうです。

 

本殿は、多くの参拝客で賑わっています。本殿は国宝です。

 1月末は、大学などの受験シーズンのために、学問成就を願う絵馬が奉納されています。

 2月3日には、北野天満宮で節分祭が開催されます。節分祭では、境内にて伝統の茂山千五郎社中による「北野追儺狂言」が演じられます。

 


京都市左京区にある京都府立植物園では、フダンザクラの花が咲いています

2020-01-27 00:00:03 | 旅行

 京都市左京区下鴨半木町にある京都府立植物園では、サクラの品種が130種類植えてあり、3月から次々とサクラの花が咲きます。3月末には、ソメイヨシノの開花から八重桜の開花まで、サクラの開花が続きます。

 そのサクラの品種が130種類も植えられ、よく手入れされている“サクラの園ゾーン”では、1月下旬でも数本のサクラの木が花を咲かせています。

 このサクラの木の正体は、かけてある札によると「不断桜」(フダンザクラ)の木です。

 背丈が3メートルぐらいの小柄なサクラの木は、いくらか小さ目のサクラの白い花を咲かせています。この日は曇天のため、花の色合いはあまりよくありません。

 この「不断桜」の札には短い説明が書かれています。フダンザクラは、原木は三重県鈴鹿市白子町寺家・白子山観音寺(子安観音)の境内にあり、天然記念物に指定されています。

 このフダンザクラは、10月から咲き始め、翌年の5月まで咲き続けるそうです。「不断」で咲き続けます。

 このフダンザクラの木の隣には、ジュウガツザクラ(十月桜)の木もあり、この木も花がパラパラと咲いています。

 こちらのジュウガツザクラの方は花期の終わりの様子です。

 ジュウガツザクラの木の隣には、カワヅザクラ(河津桜)の木も植えられています。花の蕾が膨らみ始めていますが、花は開花していません。

 “サクラの園ゾーン”の中央には、大きなシダレザクラ(枝垂桜)の木が植えられています。存在感があります。

 実は、“サクラの園ゾーン”の北側には大きな池などがあり、高性能な望遠レンズ付きの一眼レフカメラを持った野鳥観察愛好家の方が10人ほど来ていました。

 最初はカワセミを待っているのかと思いましたが、この野鳥観察愛好家の方々はフットワークよく動き回ります。この動きからピントと来て「キクイタダキ狙いですか」と尋ねると、「そうです」との答えでした。

 全長が約10センチメートルと小柄なキクイタダキは、数羽来ていて、背の高い木から木へと機敏に動き回ります。

 この日は旅先なので、300ミリメートルの望遠レンズしか持ってきていないので、キクイタダキの動きには対応できません。

 仕方がないので、近くに現れたヤマガラやエナガを少し撮影しました。

 シジュウカラも出てきました。

 “サクラの園ゾーン”の植栽部分では、ボケの花が数輪、咲き始めています。

 1月末には、サザンカの花がよく咲いています。柔らかいピンキ色のサザンカの葉が綺麗です。

 広大な京都府立植物園では、様々な冬の花が咲いています。