ヒトリシズカ特論 その2

日本の四季の移り変わりなどを、身近な場所に行って、その場での観察などによって、ご紹介しています。

埼玉県川越市郊外にある伊佐沼に行って、イカルチドリなどを観察しました

2020-10-31 00:00:05 | 季節の移ろい
 埼玉県川越市郊外にある伊佐沼にまた立ち寄って、コサギやカルガモなどを観察しました。

 午前中に伊佐沼に到着しました。

 川越市郊外にある伊佐沼(いさぬま)は、周囲の田んぼなどの農業用地に農業用水を供給する大きな池です。

 10月末には農業用水として水田などに水を供給する役目を終えたために、水面が大幅に下がり、北側には巨大な干潟ができています。

 北東側の岸辺から伊佐沼の南西側を眺めた風景です。目の前に干潟ができています。



 この干潟の浜の部分や浅瀬には、イカルチドリが数羽、来ています。





 5、6羽ほどいるイカルチドリは分散して過ごしています。ペアになっているイカルチドリもいます。







 イカルチドリはチドリ目チドリ科チドリ属の水鳥で、身体の大きさは約20センチメートルです。







 浅瀬をチョコチョコと動き、時々少し飛んで移動します。

 このイカルチドリ以外に、セイタカシギやウズラシギなどの登場も期待したのですが、かないませんでした。

 伊佐沼の中ほどの西側にあるコスモス畑は、半分程度のコスモスは花が終わって種が詰まった丸い実を付けています。





 半分程度のコスモスはまだ花をよく咲かせています。





 印象としては、花期が終わりかけたコスモスがまた花を咲かせ始めたという印象を持ちました。

 素人の単なる印象ですが・・。

埼玉県川越市郊外にある伊佐沼にまた行って、真っ白いコサギなどを観察しました

2020-10-30 00:00:05 | 季節の移ろい
 埼玉県川越市郊外にある伊佐沼にまた立ち寄って、コサギやカルガモなどを観察しました

 川越市郊外にある伊佐沼(いさぬま)は、周囲の田んぼなどの農業用地に農業用水を供給する大きな池です。

 10月初めには農業用水として水を供給する役目を終えたために、水面が大幅に下がり、北側には巨大な干潟ができていました。

 しかし、10月9日と10日には関東地方の南の太平洋上を進む台風14号によって刺激された秋雨前線によって、埼玉県内は雨が降り続き、伊佐沼の水位が上がり、干潟は水没してしまいました。

 その後は約1週間で、伊佐沼の水位が下がりました。

 北東側の岸辺から伊佐沼の南西側を眺めた風景です。水位は元に下がって、干潟ができていました。浅瀬には雑草が芽生え、これを食べているカルガモもいます。



 その干潟には、コサギとカラスが来ていて、エサを探しています。



 よく見ると、セイタカシギがいます。しかし、このセイタカシギはすぐにどこかに飛び去りました。

 コサギは時々、移動したます。伊佐沼からどこかに行ったり、また戻って来たりしています。







 浅瀬の上を飛ぶコサギの姿は水面に映り込んでいます。







 北側のハス田の中にある杭に留まったモズです。

 ふだんは、ソメイヨシノなどの木の上に、モズは留まっています。





 この時期は、秋が深まり、トンボやハチ、アブなどがあまり飛ばないので、モズも狩りがあまりできない様子でした。

 今回は伊佐沼にはセイタカシギを探しに行ったのですが、残念ながらセイタカシギは一瞬しか観察することはできませんでした。

 コガモは20羽ほど飛来していますが、浅瀬・干潟の境辺りで、うずくまって静かにしています。

 約1週間前に、この伊佐沼を訪れた話は2020年10月20日編をご覧ください。

東京都千代田区千代田にある皇居東御苑では、ジュウガツザクラの花も咲いています

2020-10-29 00:00:05 | 季節の移ろい
 東京都千代田区千代田にある皇居東御苑では、江戸時代に火事で焼失した江戸城天守の復元模型を公開しています。

 皇居東御苑に久しぶりに行ってきた話の続きです。皇居の東御苑は、新型コロナウイルスの感染対策として3月下旬から閉園し、6月2日から再開しています。

 皇居東御苑の本丸地区に上がると、広大な草原の広場の奥に本丸跡の石垣が見えます。この石垣の上に江戸城の本丸が建っていました。



 現在は、9月29日から「江戸城天守復元模型」を公開しています。1/30スケールで製作された復元模型が公開されています。

 この天守復元模型の高さは天守と石垣を併せて約2メートルです。つまり、本物は約60メートルの高さがあったことになります。





 復元模型を設置し公開するために、本丸地区に新たに増築棟を設け、その中で展示されています。土曜日や日曜日には閲覧希望者が多数並ぶそうです。この復元模型の製作費は約1億円だそうです(調査費も含まれます)。

 この本丸は江戸城の中心だったもので、江戸時代の前期の慶長期、元和期、寛永期にそれぞれ天守が3回も築かれました。三代目の天守は明暦の大火(1657年)の火の粉が江戸城内まで飛んできたために焼失しています。

 宮内庁は2017年10月から約2年がかりで、資料が多く残り、確かな時代考証ができる寛永期の天守を復元したのだそうです。

 本丸地区の森影では、ツワブキの花がまだ少し咲いています。



 大部分のツワブキは既に枯れています。種をつけています。

 東側の果樹園では柑橘系の実がなっています。



 皇居東御苑の大手町側の入り口に向かうと、その途中に精緻に積まれた石垣があります。



 江戸時代初期の土木技術としては精度よく積み上げてあります。

 三の丸尚蔵館の隣部分では、ジュウガツザクラ(十月桜)の花がパラパラと咲いています。





 東京都内の市街地では、このマメザクラ系のジュウガツザクラの木は貴重なものです。

 この近くでは、白いサザンカの花もたくさん咲いています。



 大手門の屋根です。ここが千代田区大手町・丸の内への出入り口です。



 大手門の北側にある大手豪には、まだ冬鳥のカモ類は来ていませんでした。



 留鳥のカルガモがいます。





 このお堀に定住しているコブハクチョウが遠くにいました。



 そろそろユリカモメが桔梗壕などに飛来してもいい時期です。東京都心部の秋を知らせるユリカモメたちの飛来が待ち遠しいです。

東京都千代田区千代田にある皇居の東御苑岸では、フユザクラの花が咲き始めまています

2020-10-28 00:00:05 | 季節の移ろい
 東京都千代田区千代田にある皇居の東御苑に、久しぶりに行ってきました。

 この皇居の東御苑も、新型コロナウイルスの感染対策として、3月下旬から閉園し、サクラの開花を鑑賞できませんでした。そして6月2日から再開していましたが、なかなか行く機会がなく、今回になりました。

 現在は、9月29日からは「江戸城天守復元模型」を公開しています。1/30スケールで製作された復元模型が公開され、土曜日や日曜日は閲覧希望者が並ぶそうです(テレビのニュース番組などでだいぶ報道されたので)。

 皇居東御苑の本丸地区に上がると、広大な草原の広場の奥に本丸跡の石垣が見えます。





 北西側にある、この石垣の石はかなり巨大なものです。石垣の上に建っていた本丸は、江戸の市中の火事の時に飛んできた火の粉で簡単に燃えてしまいました。本丸は3回も建てられました。その後は本丸は(平時なので)必要がなく、再建経費が高いので再建されませんでした。

 皇居東御苑の本丸地区には多彩な品種のサクラの木がたくさん植えられています。その中で、ソメイヨシノの木は紅葉し始め、葉を落としています。





 広大な草原の広場を囲む森の中では、ゴンズイという低木が赤い“果実”の中で黒い実をたくさんみのらせています。





 このゴンズイはミツバウツギ科の落葉樹だそうです。

 同じようにウメモドキの木も赤い実を付けています。





 本丸地区の本丸休憩所近くには、フユザクラの木が1本植えられています。今年は花がパラパラと咲いています。









 本丸地区の南端に作られた果樹園ゾーンでは、カキの木が数本あり、それぞれ実を付けています。



 このカキの実はまだ熟れていないようで、メジロやシジュウカラなどは来ていません。

 一部では、シュウメイギクの白い花がよく咲いています。このシュウメイギクの白い花はとても目立ちます。



 皇居の東御苑は、平日は来園者はまだパラパラな感じです。

 東京都在住(あるいは日本在住)らしい外国人の入園者が半分程度いて、人気が高いようです。

 快晴の秋の日に、広大な皇居の東御苑を久しぶりに歩き回りました。

日本経済新聞紙の「JAL営業赤字850億円」を拝読し、各社の苦難を感じました

2020-10-27 00:00:05 | 日記
 2020年10月25日に発行された日本経済新聞紙の朝刊一面に掲載された「JAL営業赤字850億円」を拝読しました。

 日本航空(JAL)の2020年7月から9月期の4半期は、本業の損益が850億円前後の赤字になった模様と、記事は報じています。前年同期は602億円の黒字でした。

 JALは国際線の低迷が続き、4月から6月期に続いて大幅赤字になる模様だと報じています。

 日本経済新聞紙のWeb版である日本経済新聞紙の電子版でも見出し「JAL営業赤字850億円 20年7月~9月期、国際線低迷」と伝えています。



 2020年10月22日に発行された日本経済新聞紙の朝刊の中面では、見出し「世界航空大手、巨額赤字に」と伝えています。この記事は、現在直面している航空各社の事業赤字について伝え、その深刻さを解説しています。

 この記事のサブ見出しは「ANA5000億円、損失最大」です。そして、リードでは日本のANAと同様に、米国デルタ航空も米国ユナイティド航空も2020年7月から9月の3カ月間の最終赤字は数1000億円になる見通しだそうです。

 2020年4月から6月の3カ月間の最終損益は、エールフランスKLM(フランス・オランダ)は3249億円の赤字、ルフトハンザ(ドイツ)は1857億円の赤字でした。

 当面はコスト削減と国際線j事業の縮小によって、各社は国際線需要の復活を待つしかないようです。

 日本では、10月から始まったgotoトラベル施策によって、国内線の需要はいくらか戻ってきた模様です。

 しかし、世界各国での新型コロナウイルスの感染者が減少する事態にならないと、国際的な渡航は難しい模様です。

(追記)10月25日に発行された日本経済新聞紙では、ANAが従業員のグループ外企業への出向を検討していることがわかったと報じています。
 新型コロナウイルスの感染拡大で国際線を中心に航空需要は低迷しており、ANAの人員を一時的に圧縮する対応策です。
 
 ANAグループの従業員は2022年度までに自然減を中心に3300人程度減少する見込みで、機材の早期退役などと合わせコスト削減や業務効率化を急ぐ考えです。

(追記)ANAホールディングスは10月27日に記者会見を開いて、2021年3月期の連結最終損益は5100億円の赤字(前期は276億円の黒字)になると見込まれると発表しています。新型コロナウイルスの感染拡大による旅客需要減が響いた結果です。この記者会見の中で、劣後ローンを合計4000億円を調達し、事業費を確保するとも発表しています。

また、JR東海は10月28日に、2021年3月期の連結純損益が1920億円の赤字(前期は3978億円の黒字)になるとの見通しを発表しています。通期で赤字となるのは、1987年の国鉄民営化以降で初めてです。売上高も前期比53.2%減の8630億円と大幅減収になる見込みです。鉄道もやはり苦戦しています。