今晩は！
今日はチョイと午後から天気が回復して、屋根に積もった雪が、ポタポタ滴に落ち始めて。でもダンダンその勢いが増しだして、威勢のいい頭上注意のマーチングバンドに。ズズズ、デンデン、ドンドン、カラカラカン。ボンボン、打楽器の威勢のいい行進が…。
今晩は！
ああっ！フォアグラのアブラが口の中にジワリとひろがる、そしてこんがりバケットの噛み心地。口腔にこの硬いのがあたる感触がねっとりフォアグラと絡む。エッ！馳走はタダで与えぬと、猿回しの猿使い使いと。そのとおり、その時も格が違うというのか、確かに私も腕におぼえありで、いまでもこの辺りでは、チョイとならした空手二段というより、喧嘩の巧者。まあ私の腕自慢はさておき、腕力より「何か在る」んですね。あなたのように、「蛇の前にしたカエル」これはチョイと情け無いか。ゆるりと自然体に立ち上がった時に、構えるでもない態度・姿勢。わたしはこういうのに弱い、多分地面にへたばらし、ぶっ飛ばすなら簡単にできます。でもね！おや、今度はプイィ・フュメ。酔眼煙ります、有り難うございます。それに殻付き牡蠣の焼かれる香ばしい匂いが。
そうそう「月光堂」まったく私などに動じぬ風ですが、小学生に先生が相手するように、立ち上がり手に持つ「月の碗」を見せてくれました。薄氷の満月が浮いていいて「昔はLPレコードなんて言うのはあり。その前はSPレコード。大振りで厚手だから苦労しました。そしてチョイと厄介だったのがフロッピー・ディスク。これはその名の通り浮いている。泣かされましましたね。小さな薄いクレープをクレープを作る要領というのでしか…
でその男の言葉にどんどん引き込まれていったしだいで。
今晩は！
おや！ヒンヤリ冷えた白ワインですか。寒風粉雪ちらつくやってきた身には、ちょいと辛いが、入ったとたんニンニクの香ばしい匂い、ワインのあてのバケットにのったイワシを見ると…。有明月を待つと、長っ尻の算段ですね。ここのマダムを口説くとか。いや、この寒空に来る客のウオッチングと、わたしもその中に。さてどんな分類に入るのでしょうか。そうそう有明月で思い出しました。この間の満月の夜のコト、私も酔狂では人後におちません、暮れるとともに薄氷の刻。満月の時あ願い後とが叶うとかで、空財布をあけたまま、フラフラと「月下の願掛けに散策しだいで。まあ私も怪しげといえばいえるのですが。で「月光堂」に出合ったのです。森林公園とか銘打った木々の広っぱに、幾十モノ器をならべている怪しげな行動をする姿を認めたデス。街の風紀委員なんぞを仰せつかってもんですからちょ居丈高に「誰何？」デス。かがみ込んで、別にあわてもせずギョロリとこちらを。満月の月光が眼光に。まったく悪びれる風情がないどころか、ねっとりニンマリ。おや、白ワインを私にくださるんで。話しの報酬というコトで、こんがり焼いたバケットにフォアグラなんてイイですね！
今晩は！
今日午後、少し陽がでてまあまホンの一時ですけでおホッコリすることが。三日続きの雨雪・雨・曇天ですもの、それに今朝もあさは鉛色の渦巻く空からでしもの。これは晴れんとてっきり。それが空が灰色ながら、陽差しがでてきて。空気はそれなりに冷とうございましたがそれとのう背筋を伸ばすものが。でも空また、黄土色に 濁り、また「寒」の坂をゆるりと下りはじめま下る坂。勢いがつきチラチラと雲間に星雪。今宵は「春幻桜の夢」をどうぞ！
