金曜日、「雷婦」

今晩は！
ドアをバタンと閉じるような、重い雷鳴が時折きこえます。夕方には一雨。昼に一度、雷鳴ととにのドットと。雨宿りしていて、その時「雷斧」という言葉を思い出しました。最初聞いたとき、Lifeと聞こえて「ハッ？」と問い返して。落雷から天空より落とされて、田畑から石器時代の石斧が出土したモノをそう考えられていたようです。私の心に「雷斧」はしっかりのこりました。そして今日は南の空はくらく、それをバックにたびたび白き入道雲がたちあがり。雷鳴をとどろかせましせ。空をさわがせて一日でもあり。それにつけても仕事をし、金曜日の蒸し蒸しする熱き一日でもある遣る瀬無さ。名雌する空からフッ昔見た映画のシーンが浮かびあがり「雷婦」という言葉がおきかえられました。「雷婦」Vampかと思いましたが。「稲妻」という言葉は稲を稔るころ雷多いことからつけられました。そういえば「稲妻」という日本映画も。でも、明滅する夜空に「ヘッドライト」という古いフランス映画が。メランコリックな宵になりそう。ジントニックを用意すると、私の頭の中の映写機がまわり始めました。

今宵、皇帝ネロの薬泉湯

今晩は！
今日はグッタリの一日。洗濯日やでと服を着替えたはエエけど、たちまち服は蒸し蒸しと空気にクチャクチャと噛まれ、重くなりだしました。空気釜風呂に入っていったとごぞんじおれ。空はメリハリの利いとらん、しどけない青空。誘惑されて、棄てられてとあいなり、お昼の納豆が糸引いて胃に漂って。午後は暑さの胃下垂に。へろへろ夕暮れになり、起死回生と「皇帝ネロ薬湯泉」にはいったわけです。別に特別なものではありません、アクア何とかの地中海と思わす青い浴用剤を放り込み、指に太き金の指輪をはめ（別にまがいものでもかまいません、獣の彫金などされていれば尚結構）、そして皇帝ネロが掛けていたといわえるエメラルドのサングラス。かないませんのでティア・ドロップのサングラス。純金のゴブレットにワインとはもうしませんが、少々値のはるワインを片手に。ローマ炎上かくやと思う、熱き湯につかるのです。まあ赤ワインは冷やしておいてください。
燃える湯に陶然、活火と燃えて憂さ晴らし。そこへ血の滴るような冷たき赤きワイン。「我が一日のロマンは燃える！」。

リベンジ夏坊主

今晩は！
今日はバツ×に蚊にかまれてもうた。顔中、と手袋してた裸の手首に、エエとこ付きようるわ。痒いったらアラへんけど、仕事は進めナいかん。辛いところや。蚊ごときされど、痒し、切ないとこや。「夏坊主」がリベンジしたな、軽いこんなジャブできつつ、叩きつけるような横腹のボディーブローかましてきよる。蒸し蒸ししてて、汗が出るようで出ささヘンさくせんや。こたえるなー。こちのパンチは空振りばかり、うまいダッキングしよる。まあなんとかいまのところは体力もってる、つぎのゴングで何して来よるのやろ。アカンな！受け身いっぽうヤ！

A列車で行こう

今晩は！
一日降るか降らんかわからん天気。ちょい車に荷物いれよとしたら突然の駄々洩れ雨。全身見事ずぶ濡れ。数分もたたんウチに雨止んでもうた。たいそうやないけえど「天は我を見放してモウタ！」天ノ女神サンのきつい肘鉄。ボタボタ雫の落ちるて、なんか濡れ鼠の自身に笑てもうて「A列車で行こう」が…。

夏の終わりの耳飾り

今晩は！
湖西のお天気は妖しげ、二日続いて突然の叩きつけるような雨。ハードボイルド。今日はミステリアスなまま。
なんかギムレット飲みとうなったのデス。そんなにカクテルの種類知ってるワケではありません。ドライマティーニ、モスコー・ミュール、マンハッタン、バイオレット・フィズ。
まあ私は普段はお気に入りのバカラのグラスにオンザロックのウィスキーがエエのですけど。お天気の女神さんに合わせてギムレット。
女神サン{夏の終わりの耳飾り」をさり気なく替えてきた。こちらは、それを云うてエエもんか。どぎまぎ！耳飾りか？ピアスか？でも「季」をうまいコト耳に。この野暮にだけ？…。