雲助稼業

 

灰色雲みしっと集まってはいよいよ雨かと期待すれば。サクサクとナイフが入れられように、細切れに。そして散り散り、綺麗な青空羊雲、見せかけの雨雲模様舞台ばかり。そして今朝もその序章。またもや期待だけさせるのかと。でも今日は助っ人が「雲助稼業」、江戸時代に街道筋を旅人たちをあれこれと金銭をゆすった雲助と誤解なきよう。まっとう雲を按配よう尻押し集めて、あれやこれやと四方八方、山にのったりと微睡む雲、川面にながれる雲、海の豪華客船の煙突にチャッカリと居座り世界一周などを試みる雲、世界の屋根といわれるところを超えと試みる登山家雲などを、あれこれ手を変え品お変え、台風どの助勢をえて、秋雨前線雨雲一家をなす雲助稼業と大言壮語・豪語すれど、実を申すとホンの一地域のささやかな補助を。申しワケない、でも今日一日雨降りましたでしょ。雨雲栓の調整は私の役目をではありませんので、そこのところはヨロシク。