西日本新聞 政治 6カ国の非公式折衝終了 鑑定発表に中韓戸惑い
政府は2月ごろから鑑定作業を進めており、鑑定結果の発表を、6ヶ国非公式会議の時期に合わせて行い、拉致問題を国際的に注目されるようにしたと思われる。今後韓国側も拉致問題に積極的に取り組むことになり、日中協力して北朝鮮に
圧力をかけることで、拉致問題は進展するであろうと期待できる。
政府は、北朝鮮による拉致被害者の横田めぐみさんの夫が韓国人拉致被害者の金英男(キム・ヨンナム)さんである可能性が高いとするDNA鑑定の結果をまとめた。
めぐみさんの夫については、拉致被害者の蓮池薫さんらが「韓国人だと聞いた」と語っていることが、1月にわかった。
政府は2月、韓国人拉致被害者5人の家族から血液や毛髪など生体資料の提出を受け、めぐみさんの娘キム・ヘギョンさんの資料とともに、二つの大学にDNA鑑定を依頼していた。その結果、金英男さんとヘギョンさんは親子関係にある可能性が高いことがわかった。
金さんは1978年8月5日、韓国南西部の仙遊島で友人らと海水浴中に拉致された。当時は16歳で高校1年生だった。水死したものとみられていたが、その後、韓国当局に出頭した工作員が「海岸で金さんを拉致した」と自供。97年、韓国の情報機関・国家安全企画部(現・国家情報院)が北朝鮮の拉致と断定した。
政府は今後、北朝鮮に今回の鑑定結果を伝え、めぐみさんの消息などを改めて問いただす方針だ。韓国政府も同様の鑑定を行う意向を持っており、日本政府は協力する考えだ。
2004年11月に北朝鮮の平壌で開かれた日朝実務協議で、日本政府代表団はめぐみさんの夫とされるキム・チョルジュン氏と面会し、DNA鑑定のための生体資料の提出を求めたが、キム氏は特殊機関勤務であることを理由に断った。また、協議では、北朝鮮がめぐみさんの「遺骨」を示したが、日本政府は鑑定で「めぐみさんとは別人」という結論を出している。
政府は2月ごろから鑑定作業を進めており、鑑定結果の発表を、6ヶ国非公式会議の時期に合わせて行い、拉致問題を国際的に注目されるようにしたと思われる。今後韓国側も拉致問題に積極的に取り組むことになり、日中協力して北朝鮮に
圧力をかけることで、拉致問題は進展するであろうと期待できる。
政府は、北朝鮮による拉致被害者の横田めぐみさんの夫が韓国人拉致被害者の金英男(キム・ヨンナム)さんである可能性が高いとするDNA鑑定の結果をまとめた。
めぐみさんの夫については、拉致被害者の蓮池薫さんらが「韓国人だと聞いた」と語っていることが、1月にわかった。
政府は2月、韓国人拉致被害者5人の家族から血液や毛髪など生体資料の提出を受け、めぐみさんの娘キム・ヘギョンさんの資料とともに、二つの大学にDNA鑑定を依頼していた。その結果、金英男さんとヘギョンさんは親子関係にある可能性が高いことがわかった。
金さんは1978年8月5日、韓国南西部の仙遊島で友人らと海水浴中に拉致された。当時は16歳で高校1年生だった。水死したものとみられていたが、その後、韓国当局に出頭した工作員が「海岸で金さんを拉致した」と自供。97年、韓国の情報機関・国家安全企画部(現・国家情報院)が北朝鮮の拉致と断定した。
政府は今後、北朝鮮に今回の鑑定結果を伝え、めぐみさんの消息などを改めて問いただす方針だ。韓国政府も同様の鑑定を行う意向を持っており、日本政府は協力する考えだ。
2004年11月に北朝鮮の平壌で開かれた日朝実務協議で、日本政府代表団はめぐみさんの夫とされるキム・チョルジュン氏と面会し、DNA鑑定のための生体資料の提出を求めたが、キム氏は特殊機関勤務であることを理由に断った。また、協議では、北朝鮮がめぐみさんの「遺骨」を示したが、日本政府は鑑定で「めぐみさんとは別人」という結論を出している。
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